見出し画像

【自伝(外伝)終】拗らせのーこの半生(2015年1月・26歳〜2021年7月・32歳)

最後に自伝を書いたのが今年の5月。
八年お付き合いしたDさんとお別れしたというこの記事ですね。

6月に入ったら家を出て行くと書いてあるのに、未だに出ておりません。
緊急事態宣言の延長であったり、私の実家戻るか戻らないか問題であったり、乳ガン検査であったりと諸々ありまして。

ようやく今後の方針がある程度決まったので、これから少しずつ動き出せるようになりました。
とは言え、行政がどれくらい支援してくださるのかまだ分からないので、不安は尽きません。

この自伝だったり作詞だったり、noteでやりたいことはあるのですが、やりたいことほどちゃんとやれる余裕がなくてですね。気持ちの面で。
なのでしばらく放置しておりました。

でも乳ガン術後9年経過検査も無事に異常なしでしたし、これからやっと動き出せそうなので、また書き始めようと思った次第です。
Dさんとのことも整理がついたのでね。

【自伝(9)】の続きから書いていこうと思います。

ただですね、【自伝(9)】以降は平和すぎて書くことが殆どないんですよ。
平和すぎて覚えてることも少ないんですよ。
旅行したとかそんなことしか書くことがありません。
しかもDさんとの思い出ばかり。
だから書く気起きなかったんですよねぇ。

と思ったけど、Dさんとのヤバい話はそれなりにあるんでした。
それを中心に書いていこうと思います。
Dさん、許せ。エピソードが面白すぎるのがいけない。

それでは適当に書いていきますので、ごゆるりとお読みくださいませ。



2015年1月1日。当時26歳。
大晦日の大修羅場から逃げるように、当時お付き合いしていたDさんと一緒に住んでいた家に帰った。

修羅場に立ち会ったDさんは、私とのーこ家の闇を目の当たりにし、「のーこちゃんを実家に帰してはいけない」と強く思ったらしい。

Dさんのこの強すぎる決意が、私とDさんを腐れ縁にしてしまった原因の一つのように思う。

私にとってDさんは、何でも話せる唯一の人であった。
楽しいことも暗いことも、私がこれでもかとサンドバッグかのように叩きつけても大体のことが平気だったらしい。

とりあえず、先に楽しかった思い出をパパッと書いていこうと思う。
時系列は覚えてないので記しません。
こんなことがあったよとだけ書いていきます。

Dさんの車の運転で、国内の色んなところによくドライブしてプチ旅行をしていた。
山梨、静岡、長野、宮城、他にも行った場所はあるかも。

私が滝を見に行くのが好きなので、よく一緒に見に行った。
星空を眺めに行ったりもした。

人が多い場所やごちゃごちゃっとした場所が苦手な私は、そういった穏やかな場所にデートに行くのが好きなのだ。
渋谷とか行きたくないやい。

この時はまだ、私はちゃんとDさんが好きであった。
色々あるまでは。


ここから私が何故Dさんを好きではなくなったのか、暴露が始まります。
ぶっちゃけこれを書きたいが為に書いてます。
再び言いますが、Dさん、許せ。


これまた時系列はちゃんと覚えていないが、大体今から5、6年前のことなので、ちょうどこの時期なのだと思う。
Dさんに疑念を抱くきっかけになった、ある出来事。

Dさんはかなりのズボラである。
これを読んでいる方が想像している100倍はズボラである。

仕事で使う書類なんかは適当に置いておくし、クシャクシャになっていたりもするので、ゴミと間違えそうになる。

その時も、とある紙が一枚、クシャクシャっとなって部屋に落ちていた。
仕事の大事な書類を捨てたらいけないなと思い、中身を確認するのが習慣になっていたのだ。

その紙を拾い広げると、そこには何故かラブホテルの地図が記載されていた。

私の頭は「???」となった。

そこには『90分◯◯円』『この地図のラブホテルまでお越しください』など書かれていた。

こんなものを見たのは初めてだが、初めてでも分かる。

Dさん、風俗利用してますやん。

と言うことで、仕事から帰ってきたDさんに紙を見せて「これは何?」と尋ねた。

するとDさん。
「あれー?どっかのゴミを間違って拾ってきたかなー?」

ん な わ け あ る か

あなた、自分のゴミすら拾わない人ですやん。
ってか、こんなゴミを間違って拾うってどんな状況なのよ。

そう思い、当然ツッコミます。

するとDさん。
「俺、そんな紙知らないよ!会社の誰かが俺を陥れる為に鞄に入れたんだよ!」

ん な わ け あ る か っ !

更にあり得ない言い訳を繰り広げるDさん。
正直、この時点で気持ちがちょっと冷め始めていた。
だってさ、言い訳の内容がダサすぎません?

ただ、Dさんが風俗を利用していないことを証明できないのと同じように、Dさんの言い訳も嘘だと100%言い切れない訳ですよ。
いや、嘘に決まってるんですけど。

何を言っても話に進展はなかったので、ひとまずDさんの言い分を信じることにしました。
信じてないけどな?

そんなこんなで、少しの月日が流れ。

ある日、Dさんは家でとあるWebドラマの編集作業をしていた。
「のーこちゃん、これどう思う?」と感想を求められたので、私はその映像に目を通した。
そこには男性一人と女性一人が映っており、特に可もなく不可もなしという感じだったので「いいんじゃない?」と返答した。
この出来事を覚えていてください。


あの風俗の紙の件以降、私はDさんを疑うようになってしまった。
だってどう考えても言っていることは嘘だもの。

そして私はとうとう、カップルにとって一番やってはいけない『スマホを覗く』という禁じ手を犯してしまう。
これね、本当にやっちゃ駄目だよね。
全部壊れるもの。

寝ているDさんのスマホを開き、Dさん宛のメールに怪しいものがないか探ると、一通のメールが目に止まった。
そこには「とあるお店でお世話になってる◯◯です」と、女性の名前が記されていた。

怪しい。「とあるお店」ってボカすのが凄く怪しい。
そのメールの内容は、「この前一緒にお仕事してくださってありがとうございました」というものだったと記憶している。

Dさんを起こし、「このメールのとあるお店って何?」と問い詰めた。
Dさんは「てもみんとかそういうマッサージのお店の子だよ」と説明。

だったらそのお店の名前を書くじゃろと。

「じゃあそのお店調べるからね?嘘だったら覚悟しとけよ」と脅すと、しばし沈黙が続いた。

Dさんは観念したらしく、本当のことを話し始めた。

このメールのとあるお店とは、会社近くの風俗店であること。
このメールの差出人は、Dさんが行為をいたしたかもしれないお店の女の子だということ。

この時の私は、まだDさんのことが大好きであった。
だからと言うか、やはりショックが大きかった。

「お店には行ったけど、のーこちゃんに悪いと思い直して何もしてない」とDさんは言った。

これまた難しいもので。
お店に行った事実はあり、そこで何もしていないと証明できるものがないんですよ。

私は怒りとか悲しさとかでいっぱいになった。
そしてもう一つ気になっていたことを聞いた。

「メールに書いてある一緒のお仕事って何?」と。

するとDさん。
自分のWebドラマに出てくれる女の子を探しており、その風俗の子をスカウトしたと。

先ほど、この出来事を覚えていてほしいと書いたと思います。
覚えていない方は少し遡ってください。

Dさんは家でWebドラマの編集作業をしていた。
そこにはDさんと行為をいたしたかもしれない女性が映っていた。
その時はまだ何も知らない私は、その女性の顔をしっかりとこの目で見ていたのだ。

その事実を知った時に、猛烈に吐き気がした。

その時はまだDさんのことが大好きで。
Dさんは何もしていないと言っているが、その女の人とあんなことやこんなことをしたかもしれなくて。

何で私は、そんな相手の女性の顔をしっかりと見ねばならんのかと。

もうこの瞬間には、Dさんに対する気持ちがしっかり冷めた。
風俗に行ったことよりも、何も知らない私にそんな映像を見せることができてしまうDさんがよく分からなくなってしまった。

私はすぐに別れ話をした。
もう生理的に無理だと。

するとDさん。
泣きながら逆ギレし始めた。

「俺は何もしてないのに、何で別れなきゃいけないのっ?!!!!!!」

いや、何でお前が泣くねん。
泣きたいのこっちやねん。

ここで更に気持ちが冷めた。
ゼロがマイナスになった。

なんて言うか、私の気持ちを理解しなさすぎじゃね?
確かに勝手にスマホを見たのは私で、それは悪いけども。

それにしても、泣きながら逆ギレはみっともなさすぎる。
彼、当時もう三十路迎えているのよ。
もっと若かったら可愛いかもしれんけどさ。

ついでに、最初の方に書いた風俗の紙についても聞いてみた。
あの言い訳嘘だよね?と。

するとDさんは嘘だとやっと認めた。
Dさん曰く、昔自分をいじめていた人間と街でたまたま遭遇したと。
その人から一緒に風俗行こうと誘われ、その人のことが怖かったDさんは断れなかったと。
でもやっぱりのーこちゃんに悪いと、ホテルに入らなかったと言っていた。

やっぱり嘘の言い訳してたんだなぁと思った。
もはやどうでもよかった。

まだ「性欲に負けて行ってしまいました、ごめんなさい」と謝ってくれていたら、こんなに冷めなかったと思う。
その後の対応が酷すぎた。

何度も何度も別れ話をした。
それでも別れたくないとDさんはごねた。

結局私は根負けし、今年の5月に至るまでずっとお付き合いしていたのだ。
ちなみにこの事件以降からセックスレスに。キスすらもしなくなった。

だからまぁ関係は冷え切ったし、私も何度も別れ話をしたし、プロポーズされても断った。
何故なら好きじゃないからだ。

ただ、Dさんの「何が何でものーこちゃんを実家に帰してはいけない」という気持ちも理解はできていて。
私も帰りたくなかったしね。

なので、私はDさんを彼氏と言うよりかは友達のような同居人として接していた。
人としてはね、そこまで嫌ってはいないので。
でもサイコパスすぎるんよ、Dさん。

Dさんは「これからは誠実さ見せる、またのーこちゃんに好きになってもらえるように頑張る」と言っていたが、その後もちょいちょいやらかしている。
そのエピソードも暴露しよう。

これは音声配信していた時のネタにもしたが、家にDさん宛の督促状が届いた。
ズボラが故にDさんの支払いが滞ることは度々あったので、たまに代わりに払ってあげたりしていた。
その時も代わりに払ってやるかと督促状を開くと、そこには『◯◯ピーメール』という某有名出会い系サイトの文字が。

もう既に色々やらかしてるし、気持ちも冷めていたので、そこには何も思わなかった。

しかし、その金額。
1,000円+消費税。

いや、もう払えよ。
払える金額やん。

ダサいなって思ったので、これは流石に代わりに払うことはしなかった。
何度も払えよと釘を刺したが、その後もちょくちょく督促状は届いた。
ほんとどうしようもねえ。


そして今年一月のこと。
昨年末に今の家に引っ越してきた私は、環境の変化だったり引っ越し疲れだったり、諸々積み重なってめちゃくちゃ体調を崩していた。
寝ても疲れは取れず、食欲も湧かないので何も食べることができない。
なので動くこともできず、本当に参っていた。

Dさんはと言うと、相変わらず忙しい人なので、年明けでも仕事で東京に行って帰ってこない日もあった。

そんなこんなである日。
私はふと、Dさんが昔運営していたHPが懐かしくなったので検索してみようと思った。

でもブックマークもしていなければサイト名も覚えていない。
ただ、Dさんは学生時代の学籍番号をIDだったりURLにする癖がある。

そのHPのURLにもその学籍番号を使用していたので、それを検索にかければヒットするだろうと思ったのだ。

Googleさんで検索し、一番上にヒットしたものに目が疑った。

風俗店のサイトだった。
これまた頭に「???」が浮かんだ。

とりあえずそのページを見てみる。

そこには風俗店の女の子に対する、詳細なレビューが記載されていた。
どんな女の子で、どんなプレイをして、どう気持ちよかったか。

もうお気づきの方もいると思う。
そのレビューを書いた方のIDが、Dさんの学籍番号であった。

もうDさんやん。
お店も会社の近くだし。利用した日も確かに仕事で帰ってこなかった日だし。

「私がこんだけ体調崩してるのに一人で楽しい思いしやがって!」と、そんなことに怒りが湧いた。
風俗行くのはもういいのよ。どうでも。

とりあえずいつものようにDさんに聞いてみた。
Dさんの言い分はこうだ。
「俺のインスタ宛に、そのお店の人からレビュー書くバイトしてくれないかってDM届いたからやったんだよ」と。

そういうことらしいです。はい。
これ以上私に言うことは何もありません。
でも嘘はついてないと思います。

いや、ね?
昔は一応ちゃんと好きだったよ?
支えてくれたことにはものすごく感謝してるよ?

何かね、一つ一つのやらかしが直球じゃないのよ。
ナックルボールなのよ。
どう曲がるかこっちも想像つかないのよ。
だから打ち返すのが難しいのよ。

別れた後にDさんとコラボ配信をした際には、リスナーの方に「映画の『花束みたいな恋をした』みたい!」と言っていただけたり、「音声配信のギャラクシー賞をあげたい」なんて言っていただけたりもしました。
それはすごく嬉しかったです。ありがとうございます。

でもね、そんな綺麗なもんじゃないです。この八年は。
色々あっての八年ですから。

しかもここにはDさんのやらかししか書いてませんが、私も私でやらかしてますから。
でも自分では書きません。ズルいので。
だけどDさんよりはマシだと思う。

やっぱり、気持ちが冷めた以上は一緒に居続けるのは無理なのだ。
また好きになるってことはないのだ。

一度しかない人生、どうせならちゃんと好きな人と一生を共にしたいじゃない。

なんやかんやあって、Dさんもどこかで私に対して気持ちが冷めたので、やっと別れることができたんだと思う。
他に好きな女性ができて、その女性もDさんを好きだから別れられたのがちょっと癪だけど。

結局Dさんのタイミングなのよね。
あれだけ別れたいと言っても別れてくれなかったのにね。

私は今のところ、落ち着くまでは恋愛はできないなぁと思っている。
まずは自分の生活をちゃんとさせないとね。

DさんはDさんで幸せにやってくれたらと。
私に費やした時間を取り戻してくださいな。


さてさて。
【自伝(9)】の続きとして書き始めましたが、殆どDさんの暴露になってしまったので外伝扱いにしようと思います。
いやー、スッキリした!

そして多分、20歳から現在に至るまでのあれこれは殆ど書いた気がするんですよね。
書き漏らしている出来事は結構あると思いますが、細かいことまで書いていたらいつまで経っても終わらないので。

つまり、現時点で自伝は書き終わったことになるかと。
これから続きを書くとしたら、私が自分の生活をしっかりさせて、それから何かが起こったらになると思います。
例えば恋愛したり、結婚したり。そんな予定ありませんが。

長々とのーこの半生を記した自伝をお読みいただき、本当にありがとうございました。
サポートしてくださった方もいまして、本当に嬉しかったです。感謝しかありません。

全体的に重く暗い話が多く、私としてもトラウマになっている出来事がいくつかあります。
いつもは思い出さないように生活しながらも、度々フラッシュバックしては生きていく自信を失います。

私がこうやって文章にするのは、自分のメンタルを保つ為です。
人に直接自分のことを話すのは苦手なので、記録として書き残すことによって話を聞いていただいてる感じです。

その人によって感じ方は違うと思いますし、色んな感想を持たれたかと思います。

自分の人生に対し理想はあれど、正解・不正解は多分なくて。
私の人生はある意味では正しいし、ある意味では間違っていると思ってます。
抽象的ですみません。

ただ生きるということが、どれだけ難しいことか。
楽な方向に逃げたっていいじゃない。
失敗したって挫折したっていいじゃない。
怒って泣き喚いて、悲観して死にたくなったっていいじゃない。

それらが間違いだとしても、あなたが今生きていることだけは何よりも正しいことだと私は思います。

誰もが平等に幸せになれる世の中ではないけれども。
理不尽で無慈悲で神なんかいねえって思わされるけども。

神なんかいないこの世界で生きているんだから、みんな神なんかより凄いんですよ。

そんな自分を時には蔑み、時には誇り、ただ生きるという正しさだけは忘れないようにいたいものです。

と言うことで、自伝はこの辺りで締めようと思います。
改めて、長々とありがとうございました。
また何かあったら再開するかもしれません。

もっと余裕ができたらまた作詞にもチャレンジします。
それ以外にも、このnoteでいつも通りに書きたいことを書いていきます。

なので今後とものーこをよろしくお願いいたします。

ではでは、お疲れ様でした。




いいなと思ったら応援しよう!

のーこ
生きる糧にさせていただきます。サポートのおかげでご飯が美味しい。