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2022/10/10
本当にずっと寝ていた。寝ることでしか取れない疲れがある。当たり前か。
私が学歴厨になってしまったのは物心つくかつかないかくらいの頃からずっと親に日本一偏差値の高い女子中に進学してほしいと言われていたからだし、それは叶わなかったけれどずっと期待され続けて、とんでもない額の学費をつぎ込まれたのにもかかわらず、私は頑張れず期待をすべて裏切って高校留年ギリギリのところでどうにか卒業させてもらった挙句浪人までしたのにだれも予想していなかった領域の大学へ進学してしまったから、という至極シンプルな理由があるわけで、それを他人に理解してもらおうなんて烏滸がましいことはまったくもって考えていないけれど、このキモい半生を誰かが笑ってくれるならそれでいいかなと今は考えている。
昨日焼肉店で隣の席にいた男女の男側が、態度が悪すぎてムカついた。メニューを見て思ったよりも高かったからなのか「これとこれだけでいいよ」と言ってずっとスマートフォンをいじっていた。美人な彼女(かどうかは定かではないが)を前にして、そんなことあるか? もしかして配偶者及び恋人がいる男女の食事はそんな感じなのか? だとしたらあまりにもつまらなくないか?
女側が色々と頼んでいたけれど、男は終始テンションが低いし、この肉の栄養価はこうで、みたいな話をし始めるし、うまい肉に反して私の感情は最悪だった。うまい飯を食っている時に栄養やカロリーの講釈を垂れるやつ、バカです。
支払いは彼女が全額負担していて、元々二人の間でそういう分担になっていたのかもしれないけれど、私の心情は良くなかった。まぁ、たまたま隣の席になってしまった赤の他人の心情なんてどうでもいいのだけれども。二人のテーブルには赤くて綺麗な肉が結構な量残されていて、私はそれを見つめながらますます他者への嫌悪感を増すのであった。