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50日間世界一周#17|旅のラスト、アムステルダム

2024.6.22-6.26
第7週、13ヶ国目。オランダ、アムステルダム。
4泊5日の滞在です。
あれ、全14ヵ国では?そうなんです、想定外のもう1ヵ国は最終回に。

オランダは20代の頃から来たかった場所なので、ようやく実現しました。


風車(ザーンセ・スカンス)


お昼前に宿に到着後、お天気も良いので(結局ずっと晴れていました)午後は風車を見にザーンセ・スカンス Zaanse Schansへ。
アムステルダム中央駅から800番のバスで30分ほど。電車もあるようですが、バスの方が楽みたいです。

バスを降りると早速風車が見えてきます。
風車に入る共通券(17€くらい)があるので、時間がある場合は、色々な風車の中に入って見学できるようです。
残念ながら、我々はゆっくりお茶をしていたので、17時の終了時間まで1時間しかなく、時間が足りず外からだけ見学することに。外からでも十分に楽しめます。

ちなみに、ここで食後酒にいただいたラム酒のホイップクリーム乗せ(ウィンナーコーヒーのラム酒版)がとてもとても美味しかったので、入り口のカフェでぜひお試しください。アムステルダムでも探したのですが、見つけられませんでした。

風車以外の景色も最高です
近くで見れるので迫力あります
ラム酒のホイップのせ

旧エルミタージュ美術館

翌日はブリュッセルから友人が1泊で訪ねて来てくれたので、合流前に旧エルミタージュ美術館へ。

本物のエルミタージュ(ロシア、サンクトペテルブルク)には行けそうにないのと、カンデンスキー展をやっているのでチャンス!
と思ったのですが、やはりウクライナ侵攻後、2022年に関係を断絶したとのことで、新たに2024年春にH’Art 美術館として生まれ変わったようです。オープン記念として、H'ART共同経営のパリ、ポンピドーからカンデンスキーが来ているということでした。

カンデンスキー展は、音楽と組み合わせた体験型のとても良い展示で、ロシア(ソビエト)に翻弄されたアーティスト、カンデンスキーの数々の作品をじっくり見れて良かったと思う。無料でオーディオガイドが借りられるのも良かった。音楽はこれがないと聞けないので必須です。
人も少なくて、自分のペースで見ることができました。本家のパリ・ポンピドゥセンターより絶対に空いているはず。

カンデンスキー展
美術館のエントランス、現代アート感があります
中の回廊からエントランスの中庭が見えます

ゴッホ美術館(入れなかったけど)

ゴッホ美術館は残念ながら帰国日まで完売していたので、断念しました。
入れるなら高くてもミュージアムパスポート(75€。単館だと22€)を買おうとしたのだけど、H'ARTの窓口で確認すると、ゴッホ美術館はパスポートがあっても予約がないと入れないとのことでした。

ということで、アムステルダム訪問する方はゴッホ美術館は予約必須です。時期にもよるのでしょうが、少なくとも1週間前には購入した方が良さそうです。私は次回の課題として残しておきます。

カナルクルーズ

そして午後からは、30年ぶりに会う友人と合流してアムステルダムを散策。ランチ後、夕方からはカナルクルーズでチーズとワインのフリーフローを予約してくれていました。
クルーズは2人のガイドさんがサービスしながら1時間ほどガイドしてくれるので、景色はもちろん内容も楽しくておすすめです。

因みに、アムステルダムは初めて同性婚が認められた街。この日は同じクルーズでニューヨークから来ている女性同志のカップルが船上でプロポーズするというサプライズがありました。
ガイドさんが、とある橋の下で、ここでキスするといつまでも一緒にいられると言われていると、粋なアドバイスを。
いつまでもお幸せに!

お天気も良い日にはおすすめです
見えにくいけど、運河の横道に橋が重なっています
スペースにもゆとりがあって快適です。ガイドも面白い。

飾り窓とコーヒーショップと治安について

夜はアムステルダムの中心街 Zeedijk (ゼーディク)の飾り窓の見学と、コーヒーショップへ。
これは女性だけでは行かない方が良いと思います。(因みに、同伴してくれた友人は190cmのアイスランド人男性。怖いものなしでした)

いまだに飾り窓もコーヒーショップも合法で存在はするが、特にマリファナは特定のエリア以外は営業禁止のようです。やはり治安が悪くなるのを抑えているとのこと。数年前にアムステルダムのこの地域は一度治安が悪化しすぎて酷かったらしい。そこから再生しようと頑張っている。

全然関係ないが、ニューヨークもコロナ以降、治安が悪くなったそうです。ジュリアーニ市長のクリーン化が成功して、素晴らしく観光しやすい街になっていたのに残念です。アムステルダム、ゼーディクはどうにか復活したまま持ちこたえて欲しい。

H’ARTの展示、ZEEDIJKの未来は?

Rijks美術館(国立美術館)

最終日はRijks リュクスへ。
ここはレンブラントの夜警、フェルメールのミルクを注ぐ女、ゴッホも数点と見応えがある。
入り口でパンフレットをもらい、上のフロアから順に見て行くのがおすすめです。フェルメール、レンブラントは2階中央のグランドホールにまとまってあり、ゴッホは1階降りてすぐ左手の部屋にあります。
全部回って3時間ほどかかったけれど、お急ぎの方は1時間もあれば、見どころだけは押さえられると思います。

建築としても素晴らしく、中でも個人的におすすめなのは図書館。夜警を見たら右に進むと図書館の2階バルコニーに入れます。とても素敵な空間なので、チラリとでも見てみてください。
そして、お天気が良ければ外庭もおすすめです。ベンチが埋まる前の早い時間に、本を読むなりコーヒーを飲むなり、友達と思い出話するなり、至福の時間を過ごせます。

正面入り口、右側に公園がある
図書室
レンブラントの夜警
フェルメールのミルクを注ぐ女

インドネシア料理、リュスタフェル

オランダ名物、といえばチーズとコロッケ。これといったオランダ料理はないのだけど、オランダはインドネシアを統治していたことがあり、インドネシア料理が有名らしい。
そのなかでも、ジャワ島でオランダ人が考案したバイキング的なコース料理が「リュスタフェル」といって、だいたい15品以上が小皿で一気にテーブルに運ばれてくる。最低2人以上のオーダーから。
今回はそこまで空腹でなかったので、リュスタフェルは断念して単品アラカルトにしたけれど、機会があれば今度は本場のジャワ島で試してみたいです。

お隣のテーブルのリュスタフェルを撮らせてくれました

次回は遂に最終回

ゴッホ美術館の予約が取れず、時間ができたので、急に思い立ってアムステルダムから日帰り旅行しました。


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