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台湾旅行|台湾グルメ・ビブグルマンと猫村
ほぼ1年ぶり、今回の台湾旅は3泊4日。台北を中心にまわりました。
初日、台北着。「長白小館」で酸白菜鍋
初日は松山空港 13:30着。
まずは台北駅近くのホテルにチェックイン。機内食を食べていないので、近くで胡椒餅をお腹に入れて、散歩しながら中正記念堂に。イケメンで有名な衛兵の交代は、残念ながらこの夏に終了したとのことで、見ることはでおいませんでした(他の方の情報を見ていると下の広場では行われているような?)いずれにせよ、蒋介石像の前ではやっていませんでした。政権が変わると色々変わるんですね。
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初日の夜は「長白小館」。酸白菜鍋の店を予約しているので、そちらで夕食を。今回は4人旅なので、2人用の鍋で具材を追加して色々楽しみました。やはり中華は人数多い方が色々楽しめます。食後にお腹に余裕あったので、近くの豆花店へ。
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2日目、ランタン飛ばしと猫まみれ
2日目は、朝の8時に出発して、まずはホテル近くの「飯糰覇」へ。台湾おにぎりを買って、台北鉄道に乗り込みます。
この日のルートは
・十分老街でランタン飛ばし
・十分瀑布
・猴硐猫村
・九份
・饒河街觀光夜市
まずは、台北鉄道で八堵(バドゥ)まで行きます。台北駅では、中央ホールの窓口で乗車券を購入します。自強(特急)の電車に乗れば20分ほどで着くのと、指定席で行けるので、特急がおすすめ。60元(300円ほど)。切符を買ったら、地下に降りて、新幹線の乗り場を越えると台鉄のホームです。
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八堵駅を出てバス停まで少し歩くのですが、バス停で待つも、発車時刻になってもバスは一向に来ない。しばらく待っていると、電光掲示はこの後30分後に到着と。諦めてUberを注文。
その直後に、なんとバスの番号が書かれたマイクロバスが(よく温泉の送迎で来るようなサイズ)。あまりに小さいのと座れるかわからなかったので、結局このバスには乗らず、そのまま快適なUberで十分に向かいました。
このルートなら、Uberがすぐ来るので、最初から駅でオーダーするのがベストだと思います。390元(2000円弱)。
十分が近づくと、たくさんのランタンが見えてきます。我々は老街に入ってすぐ右のお店でランタンをお願いしました。ランタンの4面にそれぞれ願い事を書いて飛ばしてくれます。シンプルに1色でも良いし、お願いしたい内容に合わせて健康・幸運・未来・学業・お金など色を選ぶこともできます。
このお店、チェキの写真がおまけでもらえるのですが、スマホで写真を撮りまくってもらえます。その中から好きな写真を転送してチェキ風の写真にプリントしてくれます。お店のお姉さんの撮影が上手なので、おすすめです。
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このランタン飛ばし、電車の線路で行うのですが、台湾鉄道が毎時30分くらいに通るので、その間はランタンを中断して線路から履けます。線路沿で見ていると、列車が顔の前15cmくらいを通るので大迫力です。
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そして、ランタン飛ばしの後は、老街を散策しつつ、十分瀑布の滝を目指します。地図上では徒歩10分となっていたので、ちょっと見てから次の目的地、猴硐猫村への電車に乗ろうとしていたのですが、滝の公園入り口からそこそこ距離があり、炎天下30分近くは歩いたと思います。橋を渡ったり、川沿いの景色が良いのですが、如何せん炎天下。日陰もないので日傘が欲しかった。
十分瀑布はそこまで大きくはないのですが、段差があって見ていて美しい滝です。一緒に行ったジャッキーチェンが大好きな友人曰く、この滝の上でジャッキーがアクションをして、それを滝の向かい側から撮影していたようです。展望台は滝の横ですから、ドローンもなかった時代に、果たしてどうやって撮影したのか。クレーンでも降ろしたのか、謎すぎます。
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滝を見ながら、しばし休憩した後は、炎天下に駅まで戻るのは断念。観瀑吊橋を渡ったところの抜け道から公道に出て停まっているタクシーに乗車(Uberは電波が悪く呼べず)。現金だったので正確ではないですが、猴硐まで確か固定料金で800元だったと思います。
車で30分くらいでしょうか、猴硐(ホウトン)猫村へ。ホウトン駅の両側に村が広がっています。
元々日本統治下にあった時代、昭和7年にできた炭鉱村の跡地で、炭鉱の施設や歴史が展示されていて、昭和の歴史を見ることができます。
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そして、猫村というだけあって、とにかく猫だらけ、あらゆる場所に猫が寝ています。昔々にネズミ対策で猫を集めていたのが始まりのようです。
この日は暑かったので、どの猫も日陰ですやすや寝ていました。猫好きさんは、いつまでもいれそうです。
お土産には猫型のパイナップルケーキを猫好きの友人用に購入。
15時過ぎに、九份へと向かいます。Uberで九份老街までは350元ほどです。
九份は3回目かな、雨が多いと聞くのですが、実は毎回快晴です。老街をブラブラ散歩しながら、阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)を目指します。時間があれば、お茶をするところですが、今回はパス。以前は阿妹茶樓で普通にお茶できたんですが、今はどの時間でも混んでいますね。前回は、少し上の岩の間を抜けたお茶屋さん(名前忘れてしまいました)に入りましたが、景色はこちらの方が良いかもしれません。
今回は、「阿柑姨芋円」で芋円(タロ芋の白玉)をいただきました。別の友人も合流したので、阿柑姨芋円からすぐの聖明宮へ。こちらのお寺からの夕焼けが好きなんですよね。3階のテラスから眺める海と夕陽が最高です。あまり知られていないんでしょうね、人が少ないのも良いです。この日も老街はあれだけ混んでいたのに、聖明宮の上には我々以外誰もいませんでした。夕日独り占めです。
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ランタンの火も入ったので、再び阿妹茶樓に向かいます。5時過ぎでしたが、すでに階段はすごい人。みんな初台湾だったので、記念撮影だけして、台北に戻るためバス停を目指します。
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毎回そうなのですが、17時半以降から阿妹茶樓の夜景を見る人が増えてくるので、本当に真っ暗になる前に九份を出るようにしています。この日も18時前のバスに乗れたので、余裕で座れました。乗ってから混んできましたが、瑞芳駅で皆降りて行きます。座れなければ我々もそのルートで帰ることにしていましたが、幸い座れたので直行で松山駅まで。
この日の日帰り旅ですが、同じルートを一人で行くとしたら、まず台北から猴硐(ホウトン)駅へ電車で直行し、そこから1時間に1本の十分行きの電車で移動。十分から徒歩で瀑布を往復して、再び十分駅から瑞芳駅へ行き、Uberで九份へ。今回は効率よく回れたけど、タクシー移動がメインでした。炎天下だったのと、3人だったので躊躇なく乗りましたが、一人だったらもう少しリーズナブルに回りたいかなと思います(タクシー運転荒いので)。
松山駅に19時くらいに着いて、駅から徒歩2分ほどの饒河街觀光夜市へ。
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夜市入り口の名物胡椒餅をいただきながら散策。途中にあった薬膳スープが気になったので、薬膳排骨湯と魯肉飯(ルーローハン)をいただきました。屋台の名前は「陳董藥燉排骨」。これがとにかく美味しかった。スープは豚と羊で選べます。台南の料理のような、ほんのり甘味のある薬膳スープです。持ち帰りしている人が何人もいましたが、ビブグルマンに掲載されているようです。このお店は再訪確定。
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そして、前から食べたかった、金木犀かき氷のお店、「御品元氷火湯円」。ビブグルマン掲載店。
こちらは、かき氷の上に茹でたての白玉団子を乗せて、甘い金木犀のシロップでいただきます。とにかく白玉が熱々なので、急いで食べましょう。白玉を食べた後に残ったかき氷にはレモンシロップ(めっちゃ酸っぱい)と、追い金木犀シロップをたっぷり掛けて食べ切ります。夜市を満喫してホテルに戻ったのは22時頃でした。
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白玉はふわモチ
3日目、台北グルメ&ショッピング
まず、朝6時に朝食の「阜杭豆漿フーハンドウジャン」へ。ビブグルマン掲載店。週末だったので心配していましたが、案の定今まで見たことのない行列。せっかく来たので、1時間並んで、豆漿をいただきました。7時過ぎに出る時には列はさらに1.5倍ほどに。驚きです。もう週末は来ません。
買い物リスト
①舊振南餅店のパイナップルケーキ(&杏仁ケーキ)
②神農生活で食品類
③PaMi 曾拌面
④花生酥(ピーナッツのお菓子)
ホテルに戻り、支度をして10時頃に中山へ。買いたかったものを買い回ろうと思ったのですが、百貨店は11時から。なので、まずはリージェント台北にて舊振南餅店のパイナップルケーキを買い込みます。意図せず、一番重いものを最初に買ってしまった。
前回、高雄で試食してあまりに美味しくて購入。こちらは台南地方のパイナップルを使い、冬瓜も入っているので、台南らしい甘味があります。生地もバターたっぷり。個人的には、パイナップルケーキと杏仁ケーキのセットがお土産にもおすすめです。
次に11時を過ぎたので、神農生活と三越へ。お土産の食品類はこちらで購入しました。雑貨と食品のセレクトショップなので、お品は間違いないと思います。友人を三越の鼎泰豊に置いて、私はランチへ。
この日のランチは別の友人と「阿城鵝肉」でガチョウ料理です。ビブグルマン掲載店。
予約を取っていたので、我々はすぐ入れましたが、予約は3人以上のみ。2人までは並ばないと入れないようです。
5名だったので、ガチョウの上下、タケノコ煮、アサリのスープ、青菜炒めを注文。少人数でガチョウのどちらかを選ぶとしたら、上半身(ムネ)かな。香川の骨付鳥の雛と親みたいな感じですかね。ちょっと違うかも。また、料理と一緒にご飯を注文したのですが、ガチョウ油のご飯がおすすめです。少し脂っぽいですが、風味がとても良いのでお試しを。
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それにしても台湾はビブグルマンだらけです。
ランチ後は、迪化街へと向かいます。
ランチのメンバーとは分かれて、別の友人と合流し、買い物を済ませた後は、いつも行くお茶屋さん「南街得意」で中国茶をゆっくりいただきます。お湯がポットで出てくるので、何杯も飲めてゆっくり過ごせるのがいいですね。
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一旦、ホテルに荷物を置いて、最後の夜は士林夜市へ。
前回、とても美味しかった「好朋友涼面」が目的です。ビブグルマン掲載店。友人は牡蠣のオムレツやら、ピーナッツアイス食べたり、文鳥占いをしてもらったり、それぞれが食べたい物を選べるのも夜市の良いところですね。私はガチョウが重かったので、麺だけで終了しました。
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4日目、小籠包とマンゴーかき氷
最終日は、午後4時のフライトなので、チェックアウトして、前回ダンピンが美味しかった「鼎元豆漿」へ。
行列が長い右側が持ち帰りです。左のイートインの列に10分ほど並びます。この日は3人だったので、豆漿、蛋餅(ダンピン)、小籠包とキャベツ肉まん、飯糰。食べ過ぎだろ、という感じですが、飯糰は帰りの飛行機用。これを持ち込むつもりで機内食はフルーツプレートに変更済みです。
肉まんはニラでも良かったかな。安定のおいしさでした。
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食後は、徒歩で永康街へ。時間が少し早かったので、お店は一部しか空いてなかったのですが、お茶屋さんをいくつか見て中国茶を買いました。
フライトまで時間があったので、ここから急遽、「冰讃」でかき氷を食べようということに。
この夏のマンゴーは終わったので、閉まっていると思っていたのですが、どうやら早い時間なら食べられそうという情報があり、MRTで雙連まで行き、お店に向かってみます。
11時過ぎで1巡目が入ったところだったので、列は短く、メニューを見ると、マンゴー+もう1種のフルーツのハーフ&ハーフはやっていました。マンゴーとパイナップル、+プリンを追加で注文。
台湾、プリンも美味しいんですよね。
実はこれまで、台湾は冬にしか来たことがないので、冰讃には初めて入れました。営業は10月末までということで、ギリギリ入れて感謝。
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今回も毎回必ず食べるものと、初めての美味しいものもあり、大満足の3泊4日でした。複数の友人とメンバー入替ながら、見事な連携で迷子も出さずに完了しました。
ラッキーランドキャンペーン(台湾政府の外国人観光客向けのキャッシュバック企画)は2025年6月までなので、それまでにもう1回くらい行けると良いなと思っています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
この記事が、少しでもみなさまの台湾旅行の参考になれば嬉しいです。