ショーコンテスト"THE HIDDEN GEM"最高だった話
7/13(土)に開催されたフリースタイルバスケのショーコンテスト"THE HIDDEN GEM"。
自分はスティボの撮影班としてこちらのイベントにお邪魔しました。
今回はこのイベントで感じた事を書いていこうかと思います。
フリースタイルバスケのショーコンテストって?
改めてショーコンテストというジャンルについて。
フリースタイルバスケは今までバトル中心のカルチャーだったので、ショーコンテストというものがほぼありませんでした。
バトルというのはとても内向きなコンテンツで、フリースタイルバスケのスキルの細かい部分や歴史を知らないと不明瞭な部分が出てきたりします。
今のバトルはなんでこっちが勝ったんだろう?とか、この技のオリジナルは誰が作ったんだろう?とか、そういう部分も含めて結構な事前情報が必要なものだったりします。
一方ショーコンテストは作り込んできた自分の世界観を時間内で見せるものです。
お笑いで言ったらバトルは大喜利(即興性)、ショーケースはコント(世界観)といった感じですかね。
前情報や先入観なしに、その人達の作ってきた世界観を見るという意味でとても分かりやすく、理解しやすいコンテンツだなと思います。
フリースタイルバスケが広まっていく事を望んでいる自分にとっては、とても素敵なコンテストでした。
1番感じた事
今回1番感じた事は、フリースタイルバスケの裾野が広っがたなという事です。
例えばですけど、このコンテストを15年前に開催したとしたら参加者全員同じようなショーになっていたと思います。
音楽も皆同じようなものを使っていたと思います。
それはフリースタイルバスケが今より更に発展途上で競技人口が少なかった且つ、皆同じような"カッコ良さ"を目指していた時代だったからです。
そこから年月が流れてフリースタイルバスケの表現やカッコ良さが多様化し、今回のショーコンテストでは出場者全員が違う世界観を表現していました。
普段のバトルだとDJが掛けた曲で30秒〜1分の間でパフォーマンスするので中々感じられないのですが…
実はプレーヤー1人1人に表現したい世界観は存在していて、自由な曲で自由にショーして良いよと言った時にあれだけ個性が爆発出来るようになっていたのです。
今回は20代のプレーヤーを中心に参加してくれましたが、彼らには他の誰とも違う個性を強く感じました。
シーンの歴史や自分の好きをしっかりと考えて世界観に落とし込んでいったんだなと思います。
こうしたフリースタイルバスケの進化の観点で見てもこのショーコンテストはとても価値のあるものだったなと思いました。
とっても嬉しかった事
今回のイベントでもう一つ印象的だったのはお客さんの反応です。
恐らく皆さん今までバトルを中心にフリースタイルバスケを見て頂いていたかなと思います。
今回のショーコンテストを見た感想を聞くと、皆さん揃って「とても良かった」と答えてくださいました。
冒頭に書きましたがフリースタイルバスケはとても分かりにくく、バトルになると色んな要素が絡んで更に分かりにくくなります。
一方決められた時間内に世界観とストーリーとスキルを詰め込んだショーは、とても分かりやすく広く皆さんに受け入れてもらえるものなんだなと再確認出来ました。
今回はソロとデュオのショーコンテストでしたが、フリースタイルバスケにはチームのショーもあります!
他ジャンルと組んで行うショーもあります!
これからも無限の可能性を秘めこのたカルチャーを一緒に楽しんで貰えると嬉しいです。
最後に
主催として動いたZiNEZ、Michael、イベント運営に大活躍だったemaちゃんに最大級のリスペクトを。
今回のイベントはこの3人じゃないと開催出来なかったものだと思います。
開催までの色々な苦労の部分も見ていたので大成功で終われた事がとても嬉しいです!
本当にお疲れ様でした。
ショーコンテストという新たな可能性を経て更に加速するフリースタイルバスケの進化。
ますます目が離せませんね!
最後まで読んで頂いてありがとうございました。