父ちゃんの決断(その6)髪のこと、もう、気にしない。
父ちゃんの決断シリーズも第6回目です。前回は父ちゃんになる前のお話、結婚について書きました(「父ちゃん〈仮〉の決断(その5)ああ、そろそろ結婚したいなぁ」)。今回は、私の髪型について書きます。髪型つっても、坊主なんスけどね。押ッス。大人になって坊主頭にするということは、何か理由があるはず。。。って思われるし、よく聞かれるので、私がなぜ坊主頭にしたのか?そして今もずっと続けている理由を書きたいと思います。
まず、何で坊主にしてるのか。聞かれたらこう答えます。
「坊主頭が好きなんです♪」
以上。これだけ。本当です。
じゃあ何で好きなのか。ちょっと過去に遡ります。
昭和の時代、田舎の中学校では、「男子は坊主頭にすること!」という、今考えるとやり過ぎ感のある校則が当たり前でした。私と同年代、または上の年代の方で、中学校入学を機に泣く泣く坊主にしたという経験したという方も多いのではないでしょうか。なので、「坊主頭」にアレルギー反応を起こす方もいるかと思います。
私の通った中学校では、私が中学校に入学する直前にこの校則は無くなったため、私が初めて坊主頭にしたのは、バスケ少年だった高校1年生の時です。秋口開催される「1年生大会」というバスケの大会に参加するにあたり、優勝できなかったら1年全員坊主にするという、いかにも体育会系部活の先輩との約束があり、結果、準優勝で坊主確定。同級生のチームメイトは嫌がって坊主にしなかった人もいましたが、私自身はそれほど髪形に拘りがなかったので、試しに坊主にしてみた。これが私の性分にピッタリとハマって、その後の高校生活は、基本、坊主頭で過ごしました。
坊主頭の何が良かったのか。
まず第一に、「手入れが楽だった」から。
髪を洗うにしても、乾かすにしても、もう、数秒で終わる。お風呂から上がって手の平で「ピッ、ピッ」ってやれば頭が乾きます。寝ぐせもつかないし。
第二に、「NBA選手みたいでカッコいい」から。
高校生ともなれば、おしゃれに目覚めて髪なんか一日中いじっているようなお年頃ですが、当時の私はバスケ大好き少年だったので、マイケル・ジョーダンやクライド・ドレクスラーに憧れていて、丸い頭こそ、バスケットボール選手として最高の髪形だ!と信じて疑わなかった。ちなみに、バスケの強豪校である秋田県の能代工業高校(今度、名前が変わるらしいね。)をはじめとした強豪校は、坊主頭にしている選手が多かったので、あやかりたい気持ちもあったかも。
第三に、「時間を有効活用できる」から
これは第一に関連しますが、髪型を気にする必要がなく、髪を洗う時間、乾かす時間も短いので、 その分、時間を別のことに使える。 私の高校生活は、始発の電車で登校して、朝練をして、授業、放課後の部活と、時間に追われる生活をしていたため、髪に時間をかけなくて済むということは、時間の有効活用になったと思っています。
はい。そんなわけで、坊主頭の魅力にハマった私ですが、高校を卒業してからはちょっと色気づいて坊主頭から距離を置く生活を続けます。学生時代は茶髪にしてクリクリパーマをかけていた時代もありましたね。。。自分ではディランやベンジーのつもりでやってましたが、今思い返すと、骨格的にも「林家ぺー」でしたわ(ペーさん、他人とは思えない)。
そんな私が、また坊主頭とお近づきになった理由は、やっぱり子育てです。長男が生まれた時から、子どもをお風呂に入れるのは私の役割で、自分の頭を洗うのが面倒になりました。そうなると、坊主頭にすることが、その時のマストな選択肢となるのでした。
しかしながら、ここで問題が。うちのカミさんは坊主頭が嫌い、ということが分かった。そういえば、カミさんと出会ってからは坊主頭にしていなかった。そんなわけで、長男が生まれてすぐには坊主頭にできませんでした。でも、次男が誕生したときに、さすがに2人をお風呂に入れながら自分の頭の処理をすることは不可能と判断。カミさんを説得して、バリカンを手に取った。そして、晴れて坊主頭になれたのでした。ちなみに、未だにカミさんは私の坊主頭が好きじゃあないとのことです。まあ、そこは一生平行線なのかもしれないけど、そのうちハゲると思うので、そうなればカミさんと和解することができるでしょう。
坊主頭を続けて今年で8年。2週間に一回の散髪が習慣となっております。基本、これからの人生も基本的に坊主頭で生きたいと思っていますが、どこかのタイミングでまた「林家ぺー」になるかもしれない。歳を重ねたので、より、ペーさんに近づけるものと確信しています。
ということで、これで今回の「父ちゃんの決断」シリーズ(その6)は終了です。次回は、子育て中のご家庭なら一度は話し合いが行われるであろう「酒」について。いろいろあって、私は「酒を断つ」ことを決断しました。その経緯やその時の考え方について書きたいと思います。
以上です。