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モヤモヤの正体(ちょっと毒リンゴ)

背が伸びないという結果 = 厳しい

という見解が非常にモヤモヤしてしまい、一旦落ち着こうとお茶を飲み、
小一時間ぼーっとして。
そしてまたモヤモヤしてしまいまして。

私は何にモヤモヤしているのか。


私は成長シートで息子が早熟タイプであるということがわかり、もしかしたらこのまま大きく成長しないかもしれない、ということが分かった時、正直「どうしよう・・・」と思いました。

それはなぜかというと、一般的に「低身長」と呼ばれる男性は、非常に理不尽な生き方を強いられてしまうから。

日本人男性の平均身長は、171.5cmだそうです(高っ)。
そして、誰がどう試算したのかわかりませんが、165cm以下の男性は「低身長」と呼ばれてしまうようです(謎)。

私の夫(ペコリンゴ)もかなり低身長な部類に属する日本人男性なので、もうすっかり小さなおじさんですが、それでも日常生活ではいまだに苦労はあります。
例えば、服のサイズが売ってなくて数店舗巡らないといけないとか、取引先の方に「また背が低くなった?」といじられたりとか。

もう小さなおじさんは達観しているし(笑)、営業職なので、むしろそれを自分の持ちネタというか、キャラにしていますが、若い世代にはかなりセンシティブな問題だと思います。

低身長が抱える理不尽な問題


簡単にまとめてみました。

友達に「チビ」扱いされる
身長が低いことをコンプレックスに感じ、自己肯定感が低くなったり、身長が低いことを理由に、能力を過小評価されたり、からかわれたりする可能性がある。

・シンプルに届かない
上棚に手が届かない、人混みで視界が遮られるなど、日常生活で不便を感じる場面が多いことがある。これは可能性ではなくしっかり届かない。

・体格的に難しいスポーツや仕事、趣味が出てくる
特定のスポーツや仕事、趣味において、体格が求められる場合、不利になる可能性がある。

・異性関係でこじらせる
「身長が低い男性は恋愛対象外」と思っている女性が(多分)結構な割合を占めるため、恋愛、婚活などにおいて、身長が低いことを理由に相手にされない可能性がある。

・洋服のサイズ、種類が少なく苦労する
身長に合った服が見つけにくく、ファッションを楽しむことが難しい可能性がある。小さいおじさん(ペコリンゴ)は毎回大変です。

低身長の男性に対して世の中厳しくない??


先生がおっしゃった「厳しい」というのは、このままでは「最終的な身長は思ったように伸びません(低身長になる)」という意味だと思うんです。
でも、身長が伸びないということは、今後、厳しい人生が待ち構えている可能性がありますよ、ってことですよね。
だから、身長は高いほうがいい、身長が高い人が正解なんですよね。

身長予測をしたり、成長シートで自分の子供が早熟なのか、晩熟なのか確かめて、170cm前後、なんなら180cm以上までいく可能性を見いだせた親は、心から安堵し、165cm以下だったとわかった親は、自分を責めて子供の行く末を案じるってことですよね。

実際、私も最初に成長シートを目にしたときは不安になりました。
勝手に息子の行く末を案じたからです。

ということは
彼ら(低身長)は「残念な結果」ということですか??


中には病気が原因で身長が伸びない子もいますが、フツーに健康な子でも、きちんと栄養をとって、ぐっすり睡眠をとって、しっかり運動をしても身長が伸びない子もいます。

でも、とても元気だし、よく考え、しっかり生きています。

低身長は、彼らのせいではないし、だれにも迷惑かけてない。

なのに、なんでこんなに生きづらい世の中なんだろう。
自分のことなら何とかなるのに、それが我が子となると何もできないもどかしさもあり、落ち込む。。


でもモヤモヤの正体がわかってよかったです。

息子は絶対に「残念な結果」なんかじゃない。
背が高かろうが、背が低かろうが、大正解な息子なのです。










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