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注目米国株銘柄 $GRAB

Grab Holdings($GRAB)投資概要


1. 企業概要

Grab Holdingsは、東南アジア市場を中心にライドシェア、フードデリバリー、デジタル決済、金融サービスなどを提供するスーパーアプリ企業です。
一言でいうと、「東南アジア版のUber」ですね。急成長する東南アジアの市場において、デジタル化の波を捉えながら、事業拡大と業績改善に注力しています。


2. 主な投資ポイント

(1) 東南アジアの人口ボーナス

  • 成長市場:東南アジアは若年層が多く、消費市場が急速に拡大しています。

  • 市場ポジション:Grabはこの地域で主要なデジタルプラットフォームとして、ライドシェアやフードデリバリーなどの分野で強固な地位を築いています。

(2) キャッシュリッチな財務体質

  • 十分な資金調達:SPAC上場などを通じて、豊富な資金を確保しており、競争激しい市場環境でも柔軟に成長戦略を実行できます。

(3) 黒字転換と業績改善

  • 黒字転換実績:2024年第3四半期、Grabは前年同期の約9900万ドルの赤字から約1500万ドルの黒字転換を達成しました。

  • 成長ドライバー:この黒字転換は、フードデリバリーや配車事業の堅調な成長、及びコスト削減施策の成果が背景にあります。

  • 上方修正の見通し:2024年通期の売上高見通しも上方修正され、当初の2.76億ドルから2.78億ドルへと改善。これにより、さらなる業績改善への期待が高まっています。

(4) 創業者の来歴と経営手腕

  • 実績あるリーダーシップ:創業者アンソニー・タンは、厳しい市場環境の中でGrabを地域のリーダーに成長させた実績を持っており、その経営手腕は今後の成長の大きな要因となります。

(5) 競合他社に対する強み

  • Uberの撤退:Grabは、Uberを東南アジア市場から撤退させるなど、競合他社に対して圧倒的な競争力を発揮してきました。

(6) GOTO社との合併の可能性

  • シナジー効果:最大のライバルであるGOTO社との合併の噂があり、これが実現すれば、両社の強みを統合した市場支配力の強化が期待されます。


3. 株価2倍への成長シナリオ

あくまで個人的な予想ですが、今後2~3年で株価が倍になるポテンシャルはあると思っています。

  • 業績改善と評価の転換:黒字転換を果たしたことにより、利益成長が期待され、これに伴って市場からのバリュエーションが見直される可能性があります。

  • 市場成長の恩恵:東南アジアの経済成長とデジタル市場の拡大により、Grabの事業はさらに加速する見通しです。

  • 資金流入:業績の改善が機関投資家の関心を引き、株価の上昇を後押しする要因となります。

  • M&Aの可能性:GOTO社との合併が実現すれば、シナジー効果による事業拡大が期待され、株価2倍のシナリオも十分に現実味を帯びます。


4. まとめ

Grab Holdingsは、東南アジアという成長市場の恩恵を直接享受できる企業です。

  • 市場環境:東南アジアの人口ボーナスとデジタル化の進展

  • 業績改善:2024年第3四半期の黒字転換(約9900万ドルの赤字から1500万ドルの黒字)と通期売上高見通しの上方修正

  • 競争力:Uber撤退の実績や創業者のリーダーシップ、そしてGOTO社との合併可能性

  • (最後に)Xで、同社をかなり詳しく分析している方がいたのでリンクを貼っておきます。
    https://x.com/amitisinvesting/status/1885851046506901807?s=46&t=CItNyex22QwAwO1mCPgrMA



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