マガジン

  • 柳原伸洋:組合活動についての断想など

最近の記事

東海大ストライキ(続)

こうやってニュースになると、状況などが世の中に(ある程度)知られる。入試先も選ぶ時期なので、組合のタイミングとしては良いと思う。日本の場合、大学の場合、基本的には組合は「無視」されるので。

    • 東海大学で15分のスト

      15分だけ?と反応している方もいますが、学生の学習機会を大きく失わずに、同時にこのようにニュースになることで、世間的には知られるのです。また学生もできれば一緒に考えてほしいという気持ちも見え隠れ。これは重要な動きです。

      • 岩手県立医科大学でストライキ

        大学でもストライキが少しずつ行われているということ。

        • 待遇と質メモ

        マガジン

        • 柳原伸洋:組合活動についての断想など
          0本

        記事

          渋谷和宏『日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか』平凡社、2023年

          メモと私見: ・人事面でのコストカットでやる気が出るわけではないということ。 ・また人事面のコストカットと同根の思想には「脅し」のような発想があるということ。これは人事権の掌握とその行使が「力を持ってる自分」を強化し、同時に「改革をがんばってる私についてこないヤツはけしからん」という発想とつながっている。

          渋谷和宏『日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか』平凡社、2023年

          日々のつぶやき

          日々のつぶやき

          組合のいんちょとしての私感を

          10月から、東京女子大学・教職員組合の委員長になりました。1年だけの任期です(これは良いところ)。日々の大学生活と組合関係の話題を投稿していこうと思います。なぜなら、これからは組合の活動に少なからぬ時間を費やすわけですし。そして同時に、経営層からすれば組合自体が舐められているという感じもひしひしとするのです。 しかし、私たちには交渉権以外にも労働争議の権利があることを忘れがちではないでしょうか、そのためにはパブリックに向けて情報を開示しておく必要があるのです。今、インターネ

          組合のいんちょとしての私感を

          断想

          松浦寿輝『方法序説』の54頁によれば、ダンテが『新曲』を書きはじめたのは、1307年、彼が42才のときだった。松浦は、この年を「未成年と老年の中間」と書く。 まだ前後を読んでいないので分からないが、この年齢を「人生の危機の別名である暗い林」と呼ぶ。 「断想」とタイトルを付けたので、断想で検索してみたら『青空文庫』に「断想」という北條民雄のエッセイがあったので、読む。https://www.aozora.gr.jp/cards/000997/files/46909_4063