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【第27回】 データビューのバウンス数とトラッキングのバウンス数の差異
SELECT DISTINCT
b.Subscriberkey
FROM
_Bounce b
JOIN
_JourneyActivity ja
ON
b.TriggererSendDefinitionObjectID = ja.JourneyActivityObjectID
WHERE
ja.ActivityID IN ('ActivityID')
これは私の体験談です。上記の通り、バウンスのデータビューを使って、あるメールアクティビティ ID のバウンス数を取得したところ、2,457 件だったのですが、Email Studio のトラッキング画面から、バウンスの合計数を確認したところ、2,434 件で若干少なく表示されていました。
この差は一体、何でしょう?これを Saleforce サポートに問い合わせたところ以下のような回答でした。
バウンスのデータビューの情報は、正確ではありません。トラッキング側では「送信済み」とされた人も、一部、バウンスとして取得されます。
バウンスのデータビューは、ISP(インターネットサービスプロバイダー)側からのバウンス情報が、そのまま格納されるものとなり、その中に「無効なバウンス情報」と判定される情報が含まれています。
「無効なバウンス情報」なので、意味的には「バウンス情報として無効である」なので、否定の否定で、結論「バウンスではない」ということになります。Email Studio のトラッキングでは、この情報をフィルタリングする仕組みが組み込まれているようです。
この「無効なバウンス情報」分の差が数字の違いとなっているようです。
Salesforce サポートからも、バウンス情報を「正確に把握する」という観点では、Email Studio のトラッキングを使うように推奨されましたので共有しておきます。
今回は以上です。