#俺とアイマス ある中年男性のポプマスとの衝突事故記録

■序文

 これは、ある中年男性がどのようにしてアイドルマスターポップリンクス(以下ポプマス)に衝突し気づけばアイマス関連アプリを二種インストールし継続プレイを行うことになったかについての記録である。

 これを書いている男は齢四十一の本厄真っ盛り、ハードワークや家庭環境でメンタル方面の疾病を抱える典型的な人生ハードモードの中年男性だ。趣味は浅く広く、いわゆるオタクというカテゴリに入れて差し支えはない。
 上記プロファイルから読み取れる通り、コンテンツに対して熱量をもって接することは難しい(フィジカル面でもメンタル面でも)。TRPGなど長く続けている趣味はあるものの、老害化の進行が始まっておりその自覚から全体的に距離を遠くするように自衛している。この後書かれる文章において重要なポイントとなるため強調しておく。もっとサクッと装飾できませんかねnoteさん。

■俺とポプマス

 詳細は上記リンクから各自確認してほしい。ここではプレイしたインプレッションを述べる程度にとどめておく。
 いわゆる「ツムツム」的なパズルゲームであり、アイドルマスターというIPをガワに被せこれまでのシリーズで出演しているアイドルたちがプロダクションの枠を超えて共演できるのがウリだ(今となっては正直まともな判断ができないが多分そうなんだろうと思う)。
 アイドルマスターチームのお祭りアプリであり、全体的に洗練された作りになっている。バンナムは評価が分かれるところではあるのかもしれないが、私的にはアイマスチームについては信頼をおいている。そしてその信頼への回答としてこのアプリは期待どおりのものだった。

 "このアプリ単体では"カジュアルに楽しんでもらうことが想定されており、ユーザへの拘束も弱く課金圧も低い。ピンときたアイドルたちをピックしてゲームを始められるだけでなく、10連ガチャ分の石(無料石でいい)を割れば任意のアイドルをピックできる。さらにゲーム内通貨を払えばランダムピックでアイドルが来てくれるガチャもある。気づくべきだった――このアプリそのもので利益を生むのではなく、これは撒き餌であったことに。

■その時、男に何が起きたか

 定期的に新作アプリはダウンロードを行い軽いプレイをする習慣がある。稼業が稼業であるので、そういう知識をアップデートしないとなにかの時に手酷いしっぺ返しを食うことになるからだ。ポプマスもそうだった。
 ここ数年、ゲームについてはPC環境で嗜む程度にプレイをしている。FF14や(少し疲れが出てきたので頻度を落としている)FPSの類をメインにあくまで息抜きの範囲でまったりとしたものだ。ソシャゲについては最近はグラブルをメインにストレスがかかる業務の休憩や思考と気分転換にプレイする程度だ。かつてはFGOをプレイしており酒呑童子が推しで嫁ではあったのだが、うっかりガチャで迎えて以来モチベがガタ落ちし今は塩漬け状態である。メギド72については間違いなく名作であるのだが個人的にソシャゲに求める要素の真逆をいくものであったためこれも塩漬けである。

 そういったプロファイルを持つ男にとって、ポプマスはスイートスポットにハマった。なんとなくプレイして、なんとなく魅力のあるアイドルたちが可愛く動き回る。安定したアプリの作りもあってストレスもなく、なんとなくプレイ時間が増える。丁度いい塩梅なので長い付き合いになるかもしれない、そう思いながらいつの間にか溜まっていた石を割って10連ガチャを回していた。

■俺と橘志狼

 とうとう辞書登録なしで一発変換しやがった。

 いきなりである。
 座学レベルでざっくりアイマスシリーズのアイドルについて抑えてはいたのだが、SideMについては死角となっていた。ましてや自分自身少年を愛でる趣味もなく、そういうキャラクターについては視界から外すかスルーするのが癖になっている。一切想定していなかった。自分自身の距離感調整の中に少年キャラクターという要素は存在していなかった。

 ここに至るまで、森久保乃々というアイドルを気に入っており、彼女を中心に少しアイマスについて掘っていこうと思っていた。そのためにシンデレラガールズも再インストールした。彼女についてはTwitterを中心に間接的な知識を得ており、距離感調整の計算に入っている。新たな趣味というよりも、自分の中にある要素を掘り下げていくそんな感覚だった。

 俺だってなあ!こうなるとはまったく予想してなかったんだよ!なんだよあれ!天使か!

 まず声が出てしまい、それから気づけば志狼をセンターにしてユニットを組んでいた。プレイをする、志狼がかわいい、リソースが溜まる、ガチャを回す。サイクルが完成してしまった。

 ところで。
 このゲームも他のアイマスシリーズと同様に、専用衣装がある。

 おそらくは最後の引き返せるポイントだった。

■俺と志狼と専用衣装

 専用衣装引いちゃったんだよクソが。

 自覚があるのだが、その時あげたのは悲鳴だった。
 それなりにストイックな自我を持っていると自認していたのだが完全に急所に打ち込まれた――いや、正直に言う。その時まで自分自身の急所だったことを認識していなかった。もしかしたら志狼は急所を付与してきたのかもしれない。今となってはそんなことどうでもいいんだけどな

 すでに就寝時刻を三十分以上経過している。動悸がする。この子についてもっと知りたいと思った。この子が動くの?歌うの?マジで?お前何言ってんの

 とりあえず散歩して自分自身を落ち着かせて自室に戻る。ふとスマホでまだアクティブになってるポプマスを見る(歩きスマホはいけません)。そういえば、と思ってポプマスのメニューから「ポータル」をタップした。

画像1

 ここまで読んだ人ならわかるだろう。
 このモーダル、ホームから2タップで開けるからな。

■そんなわけで

 中年男性のP生活、はじまりまーーーーーーーーーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!111111

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