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私は宇宙一の価値がある。

本を読んでいて、「出逢った!」と感じることがある。
文章が心のなかの何かに触れ、「あぁ、こういうことだったのか!」とひらめくというか、衝撃を受けるというか。

先週出逢ったのは、次のような言葉だった。

自分 を 世界一、 銀河 一、 宇宙 一、 次元 一・・・と、 どんどん 自己 肯定 感 を 極限 まで 高め て いっ て ください。 限界 を 決め ない で ください。 限界 を 決め て しまう と そこ で 終わり です。 価値、 という 言葉 が 一番 しっくり くる と 思い ます。 その 価値、 あなた の 価値 を 限り なく「 尊い もの」 として 自分 を 包み込ん で ください。 そう すれ ば、 不思議 と その「 価値」 に 引き寄せ られる よう に お金 が 舞い込ん で き ます。

クリス瀬川. 読むだけでお金がみるみる入ってくる!誰も教えてくれない「引き寄せの法則」 (p.6). Kindle 版.

お金をテーマにした引き寄せの法則(大好きなテーマ!)のKindle書籍で、「引き寄せの考え方は、自己肯定感をあげる、ただそれだけ」とあり、そのあとにこの文章が続いていた。

「自己肯定感をあげるといっても、おそらく今この本を読んでいる100人中99人が、できない。そんな自己肯定感の上げ方だとも思います。」と、わざわざ断り書きがあったように、こんなことを考えたこともなかったし、もちろん感じたこともなかった。

「私は、宇宙一、尊い価値のあるもの?」

頭の中で繰り返す。
確かに、私にとっては、私はかけがえのないものだ。
私が落ち込んで何もできなくなり、病気になって、収入も途絶えてしまったら、最悪、死んでしまったら、私はとても困る。

「生きて!」という声が響いた。
「この人が生きていくためなら、私は何でもする!」と心が叫んだ。

本当だ……。
私にとって、私は宇宙一の価値がある存在だった。

言葉がゆっくりと、腑に落ちていった。

と同時に、お腹の下のあたりがじんわりと温かくなった。
もう、誰とも比べなくていいんだ、と思った。
宇宙一価値がある存在は、誰と比べなくても価値がある。そもそも「価値がある」。
今までは他の人と比べて自分の価値を測ろうとしてたんだな、と自分をいたわりたい気持ちが湧いた。

気づきは、どんどん連鎖して起こる。
シナプスがつながっていくのか、考えるのではなく、勝手に気づきがつながっていく。

  • 自分をありのままに認める、というのはこういう感覚なのか

  • Being に価値があるは、本当だった

  • 自分を大切に扱うというのは、宇宙一価値がある存在として大切にするんだ

なんか、本当にわかった気がする!

不思議なことに、「私は宇宙一の価値がある」と腑に落ちたら、

他の誰もがみんな、宇宙一の価値がある

という感覚も起きた。

今まで頭では大切にすべきとわかっているけれど、まるで自分がされた嫌なことをやり返すかのように、あれこれと指図してきた母に対して、尊重しなければという気持ちが湧いた。
「運動しないと寝たきりになるよ」「寝たきりになったら施設に入ってね」と恫喝してきたのに、すべて母が決めることで、私はそれを尊重すればいい、と素直に思えた。

私は、ひとつ色眼鏡を外したのだ。

オセロがひっくり返るときのように、見えていた世界が違う色合いになった。


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