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「勝手にスポーツ大臣」 小林信也新シリーズ1

小林信也スポーツライター塾、開講! 詳しくはHPをご覧ください。
https://nobuya2.wixsite.com/mysite/blank

「勝手にスポーツ大臣」を宣言します
いま日本のスポーツ界は「破綻寸前だ」と僕は感じている。財源はない、人材はいない、哲学がない、目的が軽薄化・商業化している、スポーツを楽しむ少年少女・若者が減少している、野球もサッカーも他競技もトップ選手は海外に流出……。
そもそも、子どもたちがスポーツごっこで遊ぶ場所もない。公園でバットを振って「やめろ」と言われるのはまだしも、日曜日に校庭で少年野球の練習をすると「うるさい」と怒鳴られる世の中だ。スポーツが生きる道はどんどん狭められている。
一部のエリート選手の活躍が話題になり、スポーツビジネスは華やかなようですが、一人ひとりがスポーツを楽しむ環境は激減しつつある。
根っこが痩せ、腐った樹木がいずれどうなるか、言うまでもない。

リーダー不在、誰もスポーツの現状も未来も案じない
もっと深刻な問題は、これらの危機的課題を真っすぐ認識し、改善する動きがほとんどないことだ。
個々に対策は講じられてもいるが、国全体、スポーツ界全体で課題を共有し、総合的な未来ビジョンを構築する体制は聞こえてこない。
本来なら、スポーツ庁長官、日本スポーツ協会会長、JOC(日本オリンピック委員会)会長らがリーダーシップを発揮し、あらゆる分野から才能と叡智を結集し、幸せな展望を創作すべきだろう。が、日本には実質的なスポーツリーダーはいない、それが現実だ。
スポーツ出身の政治家でさえ、これら問題を熱心に提起しない。何という惨状だろう。

今日から「勝手にスポーツ大臣」。次々に改善案を提示します
そこで今日、僕・小林信也は、「勝手にスポーツ大臣」を宣言し、日本のスポーツをもっと明るく、もっと楽しく、もっと深くする問題提起とアイディアの提案を始めます。できるだけ毎日1本、noteに原稿を発表する。
勝手に名乗るな、と怒られそうだが、そもそも日本に「スポーツ大臣」と呼ばれる人はいないし、その席もないから、まあ大目に見てください。
フリーランスのスポーツライターとして雑誌に寄稿し始めたのが21歳の春。それから49年目を迎える。この間、取材・執筆だけでなく、様々な立場で選手とスポーツをサポートしてきた。それら経験と見識を凝縮し、独自の発想も加えた改革案をみなさんに問いかけます。

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