アメリカ編~◇海外勢とのビジネス
最初に:
今回は、北米勢とのビジネス体験
調香師である私は、常に良質の香料・植物原料を追い求めます。
アメリカ(北米)の原料会社数社に、以下のメールをしました。
💌初めまして。私は日本で香りビジネスをしています。御社の原料に興味を持ちました。香料サンプルを試したいので、ご連絡願えますか?と。
3、4社にメールしましたが、1週間経っても1社からも連絡がありません。送信エラーなどはありませんでした。
😨ビジネスの師匠とも呼べるKさんにその旨伝えると、こう言われました
植田さん、当たり前ですよ。返事が来ないのは。植田さんに返事をして、彼らが何か得しますか??〇〇ドル分、必ず購入するとも書いて無いし、サンプル数も記載されていないので無視されたのでしょうね。日本人相手なら、この内容でもメールすれば返事をくれるでしょう。でも
💢アメリカは違いますよ。彼らにとって、興味をそそらない相手のメールなど、無視して当然ですから。と。無視はビジネスルールでOKなのです。
そうなのか・・・なるほど。と、私
Kさんは、又、こんなアドバイスもしてくれました。
彼らを相手にするときは、メールに以下を必ず記載して下さい。と。
〇〇日までにご返事いただくよう願います。期待しています。
サンプル品質と価格に納得したら、その後〇日間で最初のオーダーを入れます。
私は、月に〇数の香料を購入する予定です。
つまり、「報酬の具体提示」が無い限り、返事などしない!という文化が北米の企業や個人にはある。と、Kさん。日本人的なファジー(あいまい)な表現・意思表示は彼らに通用しませんよ。とのこと。
またまた、私は、そうなのか・・・と。
ビジネス進行中・・・中略
さて、サンプル請求もうまく進み、晴れて初取引が開始されました。
そこで、私は、またもや壁に遭遇します。
私の本番オーダーでのやりとりメール内容です。
わかりやすくするため、Kさんアドバイスと私のメールを比較で。
★正解メール)→Kさん
ホワイトローズ 300数
プルメリア 300数
ロータス 300数
レッドローズ 300数
を注文します
▼駄目メール)→NOBUYA
ホワイトローズ 300数
プルメリアと、ロータス、そして、レッドローズ
も、ホワイトローズと同数で注文します
皆さん、上記例の「何が駄目なのか?」考えてみてください
いかがでしょう?
私の注文メールでも、日本人相手ならOKに思います。
が!!Kさん=『 植田さんこれからは、この注文方法絶対に止めてくださいね。必ず失敗しますよ! 』とのこと。
植田さん、アメリカ人の能力は、「均等」では無いです。各個人によって、能力にバラつきがあるのが当然です。グローバル企業の社員ならともかく(それでもあてになりません)小規模な企業の担当者は、日本人のように平均的能力を持っていません。彼らは、「自分の得意分野」で仕事をしています。得手不得手が顕著です。なので、💥同じ数をください。という具体性の無いオーダー方法は危険です。
いつか必ず、間違った「数」の商品が届きますよ!!!と。
まだまだ続く、NOBUYAの海外武者修行・・・・
はぁぁ~。既に、ノイローゼ気味に・・・。
次回編へと続く。