話題の「ファントークン」とは?スポーツ界の新たなマネタイズ方法!
今年突如話題となった、「スポーツトークン」「ファントークン」について、記載していきます!
我らが日本パデル協会も、「FiNANCiE」にて、2021年10月1日から日本初の協会発行トークンとして販売開始しています。
トークンとは?
直訳すると「しるし」「象徴」などの意味ですが、デジタルの分野において、取引情報を記録するデータベース技術「ブロックチェーン」を使ったサービスの一つとなります。
サッカーなどスポーツクラブ向けのトークンを一般的には「ファントークン」と呼ばれていたりします。
難しいですねw
鎌倉インターナショナルFCのヨモケンさんのnoteですごくわかりやすく解説してくれています。
トークンは、株のようで株じゃない。ファンクラブかといえば、その要素も強い。売買もできるのでゴルフクラブの会員権のような特性も持っているもの、とも言えるでしょうか。とにかく、新しいモノ・概念なので、いままでの世界に存在する既存のものと同じ、みたいに一言で言い表せるものではありません。
要するに、新しい概念だから、トークン=これっていう説明ができないのです。
トークンは株っぽい?
今年の5月にファントークンを発行したSHIBUYA CITY FCさんは、トークン価格が400倍の価値となり、Twitterを騒がせ、FiNANCIEのユーザー・発行するチームが一気に増えました。
渋谷シティFCのファントークンが上場したのが4月29日、2.2円で始まったトークンの価値は、4/30には2倍、5/1には4倍と徐々に上がっていきました。そこから5/6には100倍、5/7には200倍、最大値では400倍以上の900円近くまで価格が上昇しました。トークンの発行数が200万個だったので、発行トークンに対する時価総額は最大約18億円まで上昇したことになります。
トークンはFiNANCiE上で売買でき、需要と供給によって価格変動するため、株式と同じ性質があります。チームの価値があがり、トークンを購入する人が増える=トークンの価格があがるので、価値があがっていけば、利益が出ることになります。(もちろん逆もしかり)
また、トークン保有者向けの特権=株主優待というところも同じといえます。
ただし、株との違いとしてトークンは有価証券ではないので、いくら保有しても経営権を得られるわけではありません。一方で、色んな企画(ユニフォームやグッズなどのデザイン案や、キャッチコピー検討)を通じて、チームの意思決定に一部携わることができるので、一緒に創り上げる・価値をあげていくことができます。
FiNANCiEの仕組み
まずは、初期ファンディングと二次流通の二段階で仕組みがあります。ここが混乱するところかと思います。
初期ファンディングは、クラウドファンディングに近い形になります。トークン(ポイント)の販売や、リターングッズ+トークン(ポイント)で分かりやすく、いまいくら集まったかか可視化されます。
二次流通は、上記で述べた株式に近い形です。トークンの価値がチャートによって、価値が変動していくフェーズとなります。ここがFiNANCiEを始める上で最も設計をしなければならない部分です。
クラウドファンディングと異なり、半永久的にトークンホルダーに価値提供をしないと、トークンの価値が下がってしまいます。そのため、トークンホルダーにメリットがある企画を定期的に行う必要があります。運用はオンラインサロンに近いですね。
パデルトークンの目的は?
発行の目的
日本パデル協会(JPA)は2016年6月に日本のパデルの普及・発展を目的に設立されました。2017年7月に世界パデル連盟(FIP)に正式に加盟し、2030年までに競技人口100万人達成を目指し競技普及への取り組みを行っています。
JPAは「国内でのパデル認知度向上/普及促進」、「ビジネスモデルの形成」、「世界大会での勝利」というトリプルミッションを掲げています。
いまは、JPA専任スタッフがおらず、兼業しながら進めていますが、どうにもヒューマンリソースが足りていません!
そこで、FiNANCIEを通じて、日本パデル界の強化・創り上げていくアイデアやサポートメンバーの募集を行います。FiNANCiEは、JPAと共にパデル人口の拡大に向けて、「JPA」が発行するトークンを活用した、新たなパデルの体験提供とパデルコミュニティ構築を支援いたします。
私が主体的にやっているプロモーションチームの月一の定例会に参加していただける方をトークンを通じて募集しました。どうなるか分からないのが実際のところですが、色んなアイディアをいただきながら、一緒に進めていきたいと思っています!(アイディアだけではなく、実際にプロジェクトを進めるところまでお願いしたいと思ってますw)
FiNANCiEクラブトークンに関するFAQ(よくある質問)
一問一答
Q. どうしたら始められるの?
A. スマホでFiNANCiE(フィナンシェ)のアプリをダウンロード、そこからすべてはスタートです。
https://financie.jp/
Q. トークンを買うのにお金はどの程度かかるの?
A. 最低100円分(100pt)から買えます。
Q. 上がる、下がるってどういうこと?
A. 株式のように需要に応じてトークンの値段が上下します。買った値段より高い金額で売り、現金化すれば利益がでることになります。逆もしかりです。
Q. いつ売れるのか?
A. 初期のファンディング時に買ったものは全部すぐに売ることはできず、日数の経過とともに25%,50%,75%という具合に緩やかに売却が可能です。FiNANCiEはクラブを支援する、応援するという思想をもとに作られたサービスであることの特徴です。二次流通で購入したトークンはいつでも売却可能です。
Q. 利益が出たら税金はかかるのか?
A. 利益が出た場合、当然ながら確定申告等で税務申告をする必要があります。
Q. リスクは?
A. 上記のように購入時より価格が下がることもあり得ますし、極端な話、クラブが消滅してしまう、プラットフォームが倒産してしまうこともゼロではありません。その点においてはリスクテイクは自己責任となります。僕の場合は、万一、何かあったとしても勉強代としてペイすることができれば十分と捉えています。