タイとの出会い
タイで働いてましたとかタイ語少し話しますとか言うと
え、なんでタイ?どうしてハマったの?
と聞かれることがしばしばある。
私の場合出会いは、イギリスの留学先でできたタイ人の友達だった。
その子は学校が同じで、数少ないアジア人留学生同士なこともありお互い悩み相談をしあったり、一緒に遊んだり、向こうでものすごく仲良くなった。
大学受験に失敗し、浪人が決定したどん底な春休み。私は一人タイへその子を訪ねに行くことにした。
(いまやもう何回タイに行ったかなんて正確に分からない域に達してしまった私の)
はじめてのタイ旅行だった。
バンコクに着くやいなやその子が出迎えてくれ、そのまま用意されてた別の航空券を渡されプーケットへ飛んだ。
当時(というか今でもだけど)イギリスに留学できるようなタイ人はみんな超☆大金持ち。
みんなで行ったヨーロッパツアーイタリア編ではタイ人グループだけブランド品買いまくり、イギリスに遊びに来たその子の友人は、ロンドンで靴を14足買って帰る、などの豪遊っぷりがすごかった。
その子も例外ではなく、私が行った時はお父さんが経営するプーケットの超でかいセレブなホテルに4日間招待してくれた。
お父さんのホテルが持っているビーチ沿いのレストランで友だち家族と一緒に夕食。
ギンギラギンのデカイカフスに金縁メガネ、笑うと金歯がギラリと光る浅黒い肌に派手な色のシャツがよく似合っているお父さん。常に世界を飛び回っており日本にも年に2-3回は来ているそうだ。一緒にいて全然リラックスできないタイプ、というか常に緊張感を周りに与えるタイプの人だった。
確かその時タイ料理も食べたはずなんだけど、なぜかオマール海老的なでっかいのが乗ったゴージャスパスタと、ドイツのソーセージが次々に運ばれてきたのを覚えている。
ホテルのスパで生まれてはじめてのタイ古式&オイルマッサージ(高校生が贅沢にも)
これから日本で待っているどん底浪人ライフのことなんてまじでどうでもよく思え、日本の受験というくだらないシステムの中でそれでも「将来」のために頑張らなきゃいけない自分。そして将来ってなんだろう。
けどタイってもっと貧しい人がいるイメージあったけど、このトップ階層の暮らしやばいな。こんな人たちもいるんだー。へぇーーーーー(白目)
今まで行ったこともない南国のビーチで
そんなことを考えてました。
(写真はその時のじゃなくてもっとずっと後に行ったプーケットからさらにボートで南に行ったラチャ島てとこ)
けど実はどっぷりタイ文化にハマり始めたのはもっと後で、タイ3回目ワークキャンプでチェンマイに行って向こうに突然彼氏が出来てからのことだった。
世の中何がきっかけでどんな変化が起こるかなんて自分には到底予測なんてできないことだけど、すべてはカルマによりなんらかの形で影響しあっている。たぶん。
私の場合振り返ってみると、
高校のとき告白された先輩がたまたま留学してた→自分もどっか行きたくなった→ビートルズが好きすぎてイギリスしか考えられない→イギリスへの高校留学
これがなかったら今の自分はないけど、今自分がこうなっているのは17歳の自分には全く想像つかなかった。
先輩ありがとう。
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