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日本代表VSサウジアラビア代表を見て思ったこと
サッカーW杯アジア最終予選の3試合目、日本代表対サウジアラビア代表の試合を見ました。
結果は2-0で日本代表の勝利。
これまでの2戦のように「圧勝」というわけではありませんでしたが、これまで一度も勝ったことがないアウェイでのサウジアラビア代表戦で完勝したのはシンプルに日本代表が強くなっている証拠でしょう。
何より、中村敬斗や久保建英を後半80分過ぎに投入できる選手層の厚さが半端ない。
多分、日本代表をAチームとBチームにわけても2チームともW杯に出場できるだけのタレントが揃っています。
古橋とかも選出外ですしね。
全然誇張してるとはいえません。
今回見ていて思ったのが、意外とサウジアラビアがボールポゼッションを持ってるなということ。
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これって、これまでの日本代表だと、逆だったパターンなんですよね。
日本がボールを支配して、アジア(特に中東)のチームは引いて守って一発ロングボールのカウンター!
これが怖かったんですよね。
逆に、今回はどちらかというと日本がショートカウンターを連発していましたよね。
その試合内容をみていて思ったんですよね。
サウジアラビアはサウジリーグにたくさんの海外からのタレントを呼んでチームの強化をしています。
彼らから多くを学び、基礎的な技術や戦術、特に足元の技術を相当強化しているなと。
だから、タッチも正確だし位置取りなども相当良い。
日本はボールをなかなか奪取できない。
しかし、その分、「決定力」を上げる練習を怠る。というか、そっちより足元の技術やいかにボールポゼッションを高めるかという意識が強くなることで組織力が上がり、最後の最後の個の力の部分までいかない。
多分、「サッカーが強くなる」ってこういうステップを踏むんでしょうね。
日本は長年「決定力不足」と言われ続けてきましたが、それは「サッカーの力を上げるステップ」として正しかったのかもしれません。
今回、日本は枠内シュート3本で2ゴールを決めています。
相手を嵌めてボールを奪取し、数タッチでゴール前に運び、最後華麗にボールをゴールに決める。セットプレイで点を決めるなんてその最たるものです。
日本は強豪国になったんだなと思いましたし、何より、「決定力不足」というのはその前段階で必要なことなのだろうなと思い知らされました。