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第二種電気工事士 私の勉強法。時間が命、便利なものは極力使う。

第二種電気工事士は、春と秋の年2回の試験があります。
私は、58歳になった年の春に受験し、合格することができました。

私の場合の日程は、以下でした。
筆記試験日 2019年6月2日(日)
技能試験日 2019年7月20日(土)
合格発表日 2019年8月19日(月)

勉強を始めた 2019年3月からの大まかな勉強イメージです。
3月 平日 筆記試験(参考書中心)
4月 平日 筆記試験(過去問中心)
5月 平日 筆記試験(復習)
   休日 技能試験(基礎+実技1回目)
筆記試験日 2019年6月2日(日)
6月 休日 技能試験(実技2回目)
7月 休日 技能試験(実技3回目、おさらい)
技能試験日 2019年7月20日(土)

技能試験対策は、時間的に、筆記試験が終わってからでは遅いと判断し、技能試験対策は、5月から開始しました。

なお、私がなぜ、第二種電気工事士の資格をとろうと思ったかは、以下をご参照ください。

勉強法 筆記試験

筆記試験対策は、とにかく、過去問を数多く、何回も解くことが合格の秘訣です。

まず私は、参考書として以下を購入し、一通り学びました。

①ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2019年版)
2,052円(税込)

最初は、さーっと、1回全部読んで、次からは、各章毎の過去問を解いて、どのような問題が出るかを体験して行きました。

本誌から切り離して使える「重要ポイント丸暗記ノート」には、必要に応じて必要事項を追記し、自分だけの丸暗記ノートに拡張し、暗記しました。
試験当日は、このノートで復習し、試験に臨みました。

次に、買ったのは、同じシリーズの過去問集です。

②ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士筆記過去問2019【すいーっと合格赤のハンディ】 (すぃ~っと合格赤のハンディ)
1,058円

ひたすら過去問を解きました。
参考書と同じシリーズなので、問題の回答の解説なども理解しやすかったです。

過去問は、本での勉強だけでなく、通勤電車の中などの隙間時間を利用するため、”過去問.com” を使って繰り返し勉強を行いました。
会員登録(無料)をすれば、学習履歴が残るので、繰り返し勉強するには大変役に立ちます。

過去問に関しては、問題集を買わないで、”過去問.com”のような、サイトを使って勉強することでも十分かとも思います。

筆記試験は、このように、3月から5月までの3ヵ月間、平日を中心に、平均1時間程度の時間をとり勉強をして、6月2日(日)の試験に臨みました。
5月からは、技術試験対策も始めましたので、3月から4月末までの2ヵ月で、筆記試験の合格の目途が立つように計画して進めました。

やはり、たくさんの過去問を解いて、どれだけ問題になれるか、が合格のポイントだと考えます。

勉強法 技能試験

技能試験は、候補問題として、13回路が事前に公表され、その13回路の中から、1回路が技能試験に出題されます。
どの回路が出題されるかは、当然のことですが、試験開始の時までわかりませんので、技能試験の勉強としては、13回路すべてを、30分で終わらせることを目標としました。
実際の制限時間は、40分ですが、家で40分かかっては、到底、試験当日は、40分では終わりませんので、30分で終わらせることを目標に設定しました。

技能試験の対策は、筆記試験が受かる想定で、5月初旬から始めました。
5月から、試験日である 7月20日 まで、100時間を目標に勉強を開始しました。

目標時間100時間の内訳です。
・図を描く :8時間 (複線図を書く練習)
・実技の基礎:8時間
・実際の実技:
  3時間(1回目)×13
 + 2時間(2回目)×13
 + 2時間(3回目)×6
 = 77時間
合計 93時間

100時間とすると、その期間の土日が、24日程度ですから、毎土日に、平均4時間程度の時間を使っていました。
結構、大変です。
筆記試験が終わってからの着手では、やはり遅いと思います。

実際の実技の1回目は、13回路すべてを後述の①の教材に付属しているDVDを見ながら、自分でDVDの説明通りに作る練習を行いました。
DVDを見ながらということ、そして、初めてであるということから、なんだかんだ、1回路を作り上げるのに、想定通り、3時間はかかりました。

2回目は、DVDを全く見ないで、40分の時間をはかり、試験と同じようにして13回路すべてを実施しました。
実施後は、必要に応じて、不安な部分を組み立てなおしたり、DVDを見直したりしました。
想定した、2時間はかからないことが多かったですが、やはり、それなりに時間はかかりました。

3回目は、2回目で、30分 を超えた問題をもう一度やりました。
実際には、3回路が2回目で30分を超えてしまったので、その3回路に対して、3回目を実施しました。

それから、実技試験までは、3回目を終わって、苦手な回路の、苦手な部分だけを何回か行いました。

また、複線図を書く練習を、平日を中心に行ってきました
技能試験の問題で出題されるのは、単線図で、それを、複線図に書き起こし、配線をします。
そのため、配線をする時間を残すためにも、単線図から、複線図をすばやく正確に書くことが要求されます。
複線図は、試験の採点対象ではないので、単線図から、直接回路を組み立てることができる場合は不要です。
私は、とてもそのようなことはできないので、複線図をきちんと書けるように練習をしました。

単線図 → 複線図

実技試験で使った教材

①準備万端 (2回練習分) 第二種電気工事士技能試験練習用材料 「全13問分の器具・電線セット」
21,400円(税込)

このセットは、13回路を2回組み立てるために必要な器具・電線がセットされています。
3回練習分のセットもありどちらにしようか悩みました。
みっちり2回やれば大丈夫と判断し、2回練習分のセットにしました。
なお、今回、3回路だけ、3回練習を行いました。
3回路ぐらいは、電線などを追加することなく終えることが出来ました。

そして、このセットには、9枚のDVDがついています。
実技の基礎、実際の実技の練習は、このDVDをみて勉強を行いました。

13回路を2回組み立てるために必要な器具・電線を個別に買うのに比べて、いくら値段が高いかまでは、調べる時間もありませんでした。
しかし、自分で、個別に器具・電線を手配する手間を考えると、そして、実技の勉強に必要なDVDが付いてくると言うだけでも、価値は充分と思い購入しました。

このセットのDVDを見て、合格できたのですから、このセットには大変満足をしています。

②ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格(2019年版)~入門講習DVD付~
2,052円(税込)

①のDVDを見て、わからないことがあった際に、確認するために使用しました。
本誌についているDVDは、使用しませんでした。
微妙にやり方、剥ぎ取る寸法などに違いがあり、混乱してしまうので、基本は、①のDVDをマスターとしていました。
結論から言うと、②は必要ないかもしれません。

③ホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験工具セット 基本工具+P-958VVFストリッパー DK-28 特典ハンドブック付
14,252円(税込)

VVFストリッパー、圧力工具は買わないといけないですね。
後は、自分で個別に揃えても良かったなと思っています。

④ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ 電線の長さ計測 電気工事士試験の時間短縮に P-925 P-956/P-957/P-958用
720円(税込)

VVFストリッパーにくっつけて使います。
剥ぎ取る寸法が簡単に測れます。少しでも時間を短縮したいこともあり、実際の実技試験でも使いました。
なれるととても便利です。

⑤ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200 第二種電気工事士技能試験用 電工試験
655円(税込)

狭い場所で小回りが利くので結構便利でした。
技能試験の作業スペースはとても狭いので、ことツールは、実際の実技試験でも重宝しました。

⑥ホーザン(HOZAN) 合格クリップ 誤接続防止 電気工事士試験の時間短縮に 入数10個 ホルダー付 P-926
463円(税込)

実際の試験でも、一度、すべて合格クリップでとめ、配線を確認してから、結線をしました。
回線を圧着してから、配線をし直すことは、避けたいので、これも実際に使いました。

⑦ホーザン(HOZAN) 第二種電気工事士技能試験の練習専用 合格配線チェッカー Z-222 特典ハンドブック付
2,052円(税込)

配線が正しいかを確認できます。
どうしても独学となると、正しいか不安になるので、使ってよかったです。
実際、1回ですが、配線ミスがこのチェッカーで見つかりました。
実際にLEDが点灯するので、勉強がおもしろくなるという利点もあります。
ただし、耐久性はないようで、実技の練習の2回目が終わったころ、壊れてしまいました。

以上、実技試験の教材として購入した、①~⑦の教材の合計は、41,594 円(税込) です。

実際の実技試験の感想

私の実技試験の課題は、No.11 の回路でした。
実は、No.11 は、苦手な回路でして、2回目の練習で、30分以上かかり、3回目の練習をした、3つの回路の内の一つの回路でした。

案の状、実際の試験では、40分をフルに使い終えることができました。
実際の試験は、実技試験で使った教材 ④⑤⑥ の便利ツールも使いました。
40分で終えることができたのも、便利ツールのおかげもあると思っています。

よって、実技試験では、便利なものは、極力使い、貴重な40分の時間を少しでも余裕をもって作業ができるようにしておく必要があると思います。

合格発表

合格発表日 2019年8月19日(月) に無事、合格を確認することができました。

筆記試験は、自己採点ができるので、合否がある程度見えます。
しかし、実技試験は、思わぬミスなど、当日、自分では気が付かないことも多くあるので、実際に合格がわかるまでは、本当に心配でした。

実技試験の対応は、3ヵ月間で、土日のかなりの時間を使いました。
しかし、ものつくりが好きなので、この3ヵ月は、試験勉強と言いながら、楽しい時間を過ごせました。

この記事が、第二種電気工事士の合格を目指す方の少しでもお役に立てば、本当にうれしいです。

 




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