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第二種電気工事士の資格をなぜとろうと思ったのか?

第二種電気工事士の資格を取得しました。
第二種電気工事士は、必要な受験資格がなく、どなたでも直ぐに受験可能です。
私の場合、就職というためではなく、自分のために資格を取得しました。
今回は、私がなぜこの資格をとろうと思ったのかを記載します。
他の回で、資格取得のための私がおこなった内容を記載しています。

第二種電気工事士とは?

業務独占資格に該当する国家資格になります。
ビル、工場、商店、一般住宅などの電気設備の安全を守るために工事の内容によって、一定の資格のある人でなければ、電気工事を行ってはならないことが、法令で決められています。
その資格のある人を電気工事士といいます。

第一種と第二種があり、第一種が上位の資格で、今回私が資格を取得した、第二種は、一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できます。
具体的には、家の中の配線やスイッチ、コンセントの設置などが、業者に頼まなくても自分自身の手で好きなようにすることが出来ます。
照明器具を例にとると、設置場所である天井などに、引っ掛けシーリングと呼ばれるものがついており、照明機器が引っ掛けシーリングに取り付けられている場合は、資格がなくても照明機器を交換可能です。
しかし、照明器具と配線が直につながっているような照明器具場合は、資格がないと交換できません。

資格があれば、配電盤の工事などもできますが、実際のところ、電気工事会社などに就職して経験をつまないと難しいと思います。
後述の技能試験でも配電盤の工事にかかわる内容はなく、少なくとも今の私には、指導者についていただかないと一人ではできません。

なぜ、第二種電気工事士の資格を取ろうと思ったのか?

第二種電気工事士を取ろうと思った理由は、3点あります。
①自分の家の電気工事を自分でやりたい。
②ボランティア活動で使いたい。
③技能試験が面白そうなのでやってみたい。

①自分の家の電気工事を自分でやりたい。

きっかけは、環境のことを考え、家で使っている電球、蛍光灯を、LED化をしようと思ったことがあります。

調べてみると、電球そのものや、蛍光灯そのものを、同じ規格のLEDタイプに交換するには、既存機器の安定器を変えるか、バイパス工事をする必要があることがわかりました。
そして、照明機器本体を変える方が、同じ規格のLEDタイプに交換するより安そうだし、デザイン的にも良いので、この際、照明機器本体を交換することにしました。

交換するにあたり、既存照明機器が、引っ掛けシーリングを使用している照明機器か、そうでない配線と直に接続された照明機器かを確認します。
引っ掛けシーリングを使用している照明機器であれば、そのまま、既存照明機器をはずして、簡単に、新しいLED照明機器をつけることができます。

問題は、引っ掛けシーリングを使用していない、配線と直につながっている照明機器の場合です。
自分の家の場合、リビングの蛍光灯、台所の蛍光灯 2ヵ所、玄関/洗面所の電球の 5ヵ所が、引っ掛けシーリングがなく、既存照明機器が配線と直につながっていました。
リビングの蛍光灯は、照明機器の重さから、引っ掛けシーリングではなく、配線と直につながれていました。

このように引っ掛けシーリングがなく、配線と直につながっている機器は、電気工事士の資格がないと、工事をすることはできません。
つまり、電気屋さんに頼んで、工事をしてもらう必要があります。
電気屋さんに頼んだ場合、合計の出張費などを含めると1ヵ所の工事の場合、工事金額は10,000円~20,000円になるケースが多いようです。

資格を取得した後、リビングの蛍光灯、台所の蛍光灯 2ヵ所、玄関/洗面所の電球の 5ヵ所の工事をして、LED照明機器に変更しました。
リビングの蛍光灯、玄関/洗面所の電球の3ヵ所は、引っ掛けシーリングを設置し、LED照明機器を取り付けました。
リビングの蛍光灯は、LED照明機器を、既存照明機器に比べて軽量なものにし、引っ掛けシーリングを設置し、LED照明機器に交換しました。
台所の蛍光灯2ヵ所は、配線と直にLED機器をつなぎました。

また、ダイソンのコードレスハンディークリーナーの置き場の問題も解消しました。
ダイソンのコードレスハンディークリーナーを購入した際、使わない時、充電する時、ダイソンをどこに置くかが問題となりました。
使わない時は、見えないようにダイソンを押し入れのなかに入れることを考えました。
しかし、押し入れの中には、電源をとるコンセントがないため、充電をすることが出来ません。
そのため、押し入れの中に、コンセントを設置する工事を行いました。
これにより、ダイソンを使い終わった後は、押し入れの壁につけられた、ダイソンの充電器に、ダイソンをもどせば充電ができるようにないました。

さらに、来訪者を確認するためのテレビドアホンの交換を行いました。
既存のテレビドアホンが白黒であったため、カラーに変更したいと思っていました。
そんな中、カメラの映りが悪くなったこともあり、交換することにしました。
既存のテレビドアホンは、配線と直につながっているタイプであったため、テレビドアホンを交換するためには、電気工事士の資格が必要となります。
カラーのテレビドアホンを通販で購入し、交換の工事を行い、カラーで見ることが出来るようになりました。

テレビドアホンの電源は、コンセントからとるタイプのものもあります。
コンセントからとるタイプであれば、電源に関する工事はありませんし、玄関の外のカメラと室内のテレビとの間をつないでいるコードを、新しい玄関の外のカメラと新しいテレビドアホンに接続を変えることは、電気工事士の資格は不要であることから、電気工事士の資格がない方でも交換することが可能です。
つまり、テレビドアホンを自分で交換できるか否かを確認するためには、既存のテレビドアホンの電源が、配線から直につながっているのか、コンセントからきているのかを確認する必要があります。

②ボランティア活動で使いたい。

会社を辞めたらボランティア活動を始めたいと考えていました。
ボランティア活動の候補として考えていたことが、困っているシニアの方(私もシニアですが)を助けるようなボランティア活動への参加です。

シニアの方の困っていることには、電球の交換から始まり、家の中の電気に関係することが多いと実感しておりました。
もちろん、電気工事士の資格をもっていなくても出来ることは、たくさんあります。
そして、電気工事士の資格を持っていることで、もっと出来ることが増えれば、もっと、多くのシニアの方の困っていることを助けることができると考えました。
特に、古い家の場合は、先に書きました、配線と直につながっている照明機器が多いと思っていますので、そのような照明機器の交換には、お役にたてると思っています。

しかし、まだ、ボランテティア活動は、始められていませんので、資格をとった成果をご報告することができません。
ご報告できるようになったら、ここに追記したいと思います。

③技能試験が面白そうなのでやってみたい。

単純に、電気の配線がおもしろそうだからやってみたいという動機です。
ものつくりが好きなこともあり、試験勉強を楽しんでやれるなら良いなと単純に思って始めました。

電気工事士の試験は、筆記試験と技能試験があります。
技能試験は、実際に、与えられた配線図をもとに、40分間で、実際に配線の作業・施工をするものです。

技能試験の前に、13種類の配線図が公表され、当日は、その13種類の中から1つの配線図が出題されます。
技能試験の対策というのは、この13種類のうちどれが出題されても良いように、13種類すべての種類を、40分以内に完成させる力をつけることが対策となります。
私の場合は、13種類を実際に2回実施と、2回目に40分でできなかった6種類に関してもう1回実施しました。
つまり、32回、実際に自分で配線の作業・施工を実施しました。
楽しんでやれるだけではなかったことは確かです。

私の場合、実際の技能試験では、No.11という配線図が出題されました。
実は、No.11 は、2回目で40分でできなった6種類の内の一つであり、難しいといわれている配線図であったので、技能試験で、No.11 とわかった際には、ちょっと心配したのを覚えています。

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それを、40分かけて完成させます。

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ご覧になってわかるように、そのまま、実際の家の中で行う工事で使う技能が試される試験となっております。

実際に技能試験でやったことが、①自分の家の電気工事を自分でやりたい。の項目で記載した実際に自分の家でやった施工でも使っていますので、技能試験で学んだことは、とても役に立っています。


以上、私が第二種電気工事士の資格を取得しようと思った理由です。
自分のために取得した第二種電気工事士の資格ですが、結構、使う機会も多く、個人的には、資格を取得して良かったと思っています。

この記事が、これから、新しい資格をとろうと考えている方、第二種電気工事士にご興味があり、どうしようか迷っている方、新しい資格にチャレンジしてみたい方の何かのお役にたてれば幸いです。


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