週末のBloombergより
◆今週は、政治ではキッシンジャー(100)、市場ではマンガー(99)という偉大なリアリストが世を去った。
◆この1ヶ月、①ディスインフレの裾野の広がりと②雇用の軟化が確認され、それを好感して③長期金利が反落し、その金利低下と④企業業績の底堅さを反映して株も急騰した。
◆家計も企業も低金利時代に低利固定調達を確保(term out)しており、予想外にヘルシーなスローダウンが実現している。米資本市場が他地域に比べて非常に効率的であることも米経済のサポートになっている。
◆パブリック市場の対象企業はここ20〜30年で8千社から4千社に半減した一方、プライベート市場では今や16千社が対象となっている。
◆対中でリスキングの流れの中で、地理的に米国に近く、賃金も安いメキシコは今や世界で最も魅力的な投資先となっている。対内直接投資急増中で多国籍企業による先進的製造業も定着してきている。政治も大分ビジネスフレンドリーになってきた。
◆米投資家は(まだ)強いドルを利用して割安な欧州に投資しようとしている一方、欧州投資家は米国の強い経済やIRAなどの各種優遇措置を利用して米国に投資したいと思っており、欧州金融機関はその対応に多忙。
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