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週末のBloombergより

◆FEDが上手いこと米ソフトランディングの確率を高めて、S&P500は年初来24%も上昇した(長期金利は年初とほぼ同じ水準で着地)。
◆賃金の高止まり、住宅の底打ち、パナマや紅海など安全保障系や気候変動対策系の構造的インフレ圧力、中立金利上昇の可能性、ここ数ヶ月の金融環境の劇的緩和などを考えると、市場の利下げ織込みにはやはりやりすぎ感あり。
◆穏当なソフトランディングではなく、ハードランディングかインフレ再加速のどちらかに振れてしまい、S&Pがダブルトップをつけて反落するリスクを過小評価すべきでない。
◆不動産、不良債権、地方財政問題とイノベーションの壁(外からパクレなくなった)によって中国経済の勢いが失われつつある。
◆米国からのデリスキング圧力に加えて、スパイ防止法など中国内での不透明な規制に対する不安からビジネス(資本)が逃げ出している。この流れは来年も止まりそうにない。
◆米有名大学において反ユダヤ的問題発言を繰り返している学生はごくごく僅かであり、特にドナーが大学にとやかく指図すべき問題ではない(嫌なら金を出さなければ良い)。
◆インフレと雇用、金利と経済の関係など、2023年は過去の経験やモデルがほとんど当てはまらなかった一年だった(コロナのサプライ障害解消や財政出動(IRA、CHIPS)の影響が予想以上に大きかった)。


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