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営業との出逢い①
大学に進学するも、授業には殆ど出席せず、アルバイトか仲間と遊んでばかりの毎日。
大阪のアメ村や難波、梅田は当時の私には刺激的だった。
人生初の一人暮らしを謳歌していた。
そんな18歳の夏、私は京都市中京区にあるコンビニエンスストアで求人誌を立ち読みしていた。
目的は大学受験の家庭教師アルバイト求人。
動機は不純なものだった。
"家庭教師アルバイトの女子大生にモテるため"
まさに、アホである。
さっそく家庭教師派遣会社に問い合わせをすると、面接の日取りが決まった。
当然、志望動機がそんな不純な動機だなんて言える訳もなく、心にも無い真面目な志望動機を述べた。
私は不思議と、過去から今現在に至るまで人生で一度も面接試験に落ちたことが無い。
各種検定などは勿論、今まで経験したアルバイト十数社は全て一発合格、就職、転職先も全て本命一本しか受けておらずそれも全て合格している。
何故か、そういう要領だけは良かった。
そして当然、この家庭教師アルバイトの面接試験も難なくクリアした私は出社初日を迎えた。
そこで衝撃の事実を知ることとなる。
職員「えーっと、念の為に言っておきますが、弊社の先生方は男性しかいません。また...うんたらこーたら。」
私「・・・え??」
少し考えれば想像が付きそうなものなのだが、当時の私は18歳男盛り。
盛りまくっていたので、そんな想定など一切していなかった。
結果、翌日には辞表を提出することとなる。
振り出しに戻った私は、再度求人誌の家庭教師アルバイト欄を読み込んでいた。
次こそは...!
と、不純な動機はそのまま。
全く懲りて無かったのである。
そして、とあるページの四隅に小さな求人欄を見つけた。
そこには、家庭教師の"テレホンオペレーター募集"と書いてあった。
テレホンオペレーター??聞いたことのない響きに興味がそそられた。
「面白そうじゃん」
私は採用面接に申し込みをした。