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第1回洞爺湖(オタク)サミットレポート



Introduction

2024年1月20日~21日の間、気の置けないオタク友達と5人で北海道の洞爺湖に行く運びとなりました。洞爺湖に行くんだったらサミット開催しないとねってことで、我々なりのサミットを開催してみました。サミットのテーマは以下の通り。

ラブライブ!シリーズ横断セットリストドラフト会議

「サミット」なのか「ドラフト会議」なのか良く分かりませんが、大まかな主旨として、ラブライブ!シリーズの楽曲をドラフト指名して獲得しながら、各々の考えた最強のセットリストを組むということを行いました。
セットリストを組む際の基本的な制約条件は以下の通り。

①曲数は18曲。
②何かしらセットリストのテーマを決める。
③「μ's」、「Aqours」、「虹ヶ咲」、「Liella!」、「蓮ノ空」名義としての曲を各1曲は選択すること。

Theme Setting

テーマについて

ざっくりと「Groove,Funk,Dance」みたいなテーマにしました。要するに聴いていて気持ちが良く、自然と体が動くような楽曲を中心にセレクトしました。あとは「音数がなるべく少なく、シンプルな楽曲である」ということも考慮しながらセレクトしました。余計(と言ったら失礼だが)な音がなく、無駄(と言っても失礼だが)に豪華な装飾もなく、純粋に歌声やリズム、歌声の力で勝負している楽曲が好きですね。
私の他にも各首脳陣がレポートを上げているので、比較すればお分かりになると思いますが、他の方のテーマ設定と比較するとかなり自由度の高いテーマとなりました。

楽曲の配分について

楽曲は各シリーズ以下のように配分しました。
・μ's:4曲
・Aqours:3曲
・虹ヶ咲:3曲(全体×1曲、QU4RTZ×2曲)
・Liella!×4曲
・蓮ノ空×4曲(全体×1曲、各ユニット×3)

虹ヶ咲や蓮ノ空は全体曲メインというよりは、ユニットやソロに重点を置いているコンテンツという認識から、このような配分となりました。虹ヶ咲はユニットやソロにもっと色を出したいなぁと思いましたが、セットリスト全18曲という制約上、今回はQU4RTZの皆さんが出張してライブに参加しているという態でセトリを組みました。

Setlist

M1: Shooting Voice!! / Liella!

1曲目は「Shooting Voice!!」からスタートしたいと思っていたので、獲得できて満足。「これからみんなに声を飛ばすぞ!」という開幕宣言という意味合いです。曲自体もイントロでいきなりアカペラのコーラスから始まる点が素晴らしい。Cメロの掛け合いも素敵。シンプルな音作り。

M2: Pops heartで踊るんだもん! / Aqours

Aqours 2nd Love Live!(名古屋公演LV)が親のオタクなので、2曲目に配置。軽快なバンドサウンドと楽しい音楽・ライブの時間の2曲目にふさわしいポップソング。「明日のことは明日考えよう」などのひたすらに今を楽しむ気持ちがいっぱい詰まった歌詞も素晴らしい。

M3: LONELIEST BABY / μ's

Funk要素が強い曲として選択。「Funk要素」ってなんやねんって話ですが、私も分からん。ビートが強くて、ギターのカッティングがカッコよく入っていて、自然と体が動くような感じですかね。後に出てくる「ENJOY IT!」や「4 SEASONS」、「残陽」とかも一緒に聴くと、「なんとなくこんな感じがFunkかぁ」って思うところが出てくると思います。

M4: Dream Believers / 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

実のところ4曲目には「On your mark」を持ってくるはずでしたが、ドラフト1巡目で競合し獲得することができなかったので、代替曲として「Dream Believers」を選択しました。一方で代替曲なんて言ったら失礼なくらい素晴らしい楽曲。シンプルな音作りだったり、Bメロの半音(多分…)上がるメロディラインだったり、結構面白い要素もある楽曲なので、今回のセトリのテーマにも合致するかなって思いました。

M5: トワイライト / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

随所でギターのカッティングやクリーントーンのオシャレなコードが入るカッコ良い曲。基本的にドラムの力強いビートが楽曲を引っ張っている所もテーマに合致するポイント。「Go Our Way!」とも迷いましたが、「トワイライト」が虹ヶ咲の全体曲で一番体が勝手に動く楽曲かなと思う。

M6: baby maybe 恋のボタン / μ's

エレクトロポップ要素が強い楽曲。例えるならPerfumeぽさを感じる楽曲かな。「もぎゅっと"love"で接近中!」とも迷いました。「baby maybe 恋のボタン」をホワイトボードに書いてドラフト指名すると、「μ'sの古参オタクみたいな選曲だね」とお褒めの言葉を頂きました。

M7: ビタミンSUMMER! / Liella!

一応今回のライブセットリストを組む前提条件として、「1月20日に北海道(エスコンフィールド)で行われるライブ」ということが含まれていましたが、季節感ガン無視で選曲しました。まあLiella!の皆さんも異次元フェスDay2で「Day1」を披露していたし、良しとします。Liella!の楽曲の中でもかなり好きな楽曲。

M8: ハクチューアラモード / みらくらぱーく!

みらくらぱーく枠として、当初「アイデンティティ」を選曲する予定でした。しかし、ドラフトで先にとられてしまったので「ド!ド!ド!」に変更しようと考えました。しかし、私が選曲する直前に隣の首脳が怪しげな筆跡(音)ともに「ド!ド!ド!」を指名したので絶望しました。結果的に「ハクチューアラモード」を選曲しましたが、歪みが浅くかかったギターやノリの良い曲調は今回のテーマにも合致するかなと思います。メロディもおしゃれだ。

M9: ENJOY IT! / QU4RTZ

ギターのカッティングやAメロのシンプルに攻めるビートなどドストライク。一方でQU4RTZらしい4人の歌声のハーモニーも重視されている秀作。この曲を初めて聴いた時には「なんで早くこんなにいい曲があるってこと教えてくれなかったの!?」ってなりました。

M10: KU-RU-KU-RU Cruller! / Aqours

Aqours楽曲の中でも一番好きだって言っても過言ではない曲。獲得できなかったら狂ってた。ひと昔前のシティポップ・R&B感あるサウンドで、自然と体が動きます。ギターのカッティングやソロもおしゃれなんだよなぁ。

M11: 飴色 / DOLLCHESTRA

DOLLCHESTRA楽曲の中で一番Groovyな楽曲だと思う。Grooveってなんやねんって言われても分からん。結構ふわっとした概念です。スタッカートが気持ちよく効いていたり各楽器のリズムが複雑に関連しあったり(ポリリズム的な)などの要素が複合的に組み合わさった楽曲かな。電子音に強く頼らずバンドサウンドメインで構築された曲だけど、ビートが非常にくっきりしている点もカッコ良い。

M12: ノンフィクション!! / Liella!

最近のLiella!は「Day1」ばかりライブで披露しがちなので、「ノンフィクション!!」だって(というよりもむしろ「ノンフィクション!!」の方が)強い曲だぞって思いも込めて選曲。もっとも、直近のLiella!のライブでは「ノンフィクション!!」が披露されたようですね。有難い。Liella!のアニメ本編でも描かれていたように、HipHop要素が盛り込まれつつバンドサウンドと上手く融合させてきれいに作りこまれた楽曲です。

M13: Angelic Angel / μ's

他の首脳と取り合った楽曲。μ'sの曲調としても、ラブライブ!シリーズ通しても珍しい様式の、空前絶後なサウンドだと思う。イントロのスライドギター(「ぼっち・ざ・ろっく!」で後藤ひとりが文化祭で披露していた奏法ですね)が使われていたり、シンプルな構成のバンドサウンドながらも、その音の奥深さはかなり深淵。

M14: 4 SEASONS / QU4RTZ

披露されるイミングを考慮すると「Beautiful Moonlight」が欲しいところだったが、ドラフトで先に取られたので「4 SEASONS」を選択。曲としては「Beautiful Moonlight」に負けず劣らず好き。この楽曲もおしゃれなギターのカッティングが入っていて気持ちいい。シンセサイザーのコード感も良い。

M15: 残陽 / スリーズブーケ

「素顔のピクセル」などの楽曲を始めとして、スリーズブーケの楽曲は刺さりっぱなしです。数ある素晴らしい楽曲の中でも、今回のセトリテーマに合う楽曲は「残陽」かなと思いました・ギターのシンプルな音色とMidテンポが心地よい。


EN1: Starlight  prologue / Liella!

本編OPをLiella!始まりとしたのでアンコールの始まりもLiella!にしたいなって思いました。1Aと2Aのドラムを始めとした楽器のキャラクターやメロディのつけ方のニュアンスの違いなど、随所にこだわりを感じる素晴らしい楽曲。Cメロの盛り上げ方と落ちサビのピアノのコード弾きとかのんの歌声だけになる所が狂おしいほど好き。

EN2: i-n-g, I TRY!! / Aqours

「ハミングフレンド」とも迷いました。が、アンコール枠ということを考慮すると「i-n-g, I TRY!!」に軍配。豪華なイントロが会場を盛り上げるとともに気を引き締めます。ここまであまり歌詞には言及してきませんでしたが、「現在進行形だよ」という歌詞が、これからもラブライブ!やスクールアイドルってのはシリーズ通して続いていくんだよなぁっていう想いも込めました。

EN3: Dreamin' Go! Go!! / μ's

大団円。「愛してるばんざーい」でややしっとり目に終わろうかなとも思いましたが、ライブの最後にこそ最高に盛り上がりたかったので「Dreamin’ Go! Go!!」をほとんど土壇場で選曲。疾走感あふれるA・Bメロにサビのコールの入れやすさなど、どこを取っても素晴らしく、個人的にもライブで現地で生で観たかった楽曲。なので、今回無理言ってμ'sの皆さんに披露してもらうことにしました。

怪しげなMEMO…

このセットリストを通して聴いてみると、今回のテーマの言わんとすることが分かると思います。通勤途中やドライブ中など思い思いのタイミングで聴いてみてください。きっと体が自然に動き出します。

Thoughts (mainly to the organizer)

・それぞれがホワイトボードで獲得したい楽曲を発表するたびに、周りが「おおー!」や「ぐわー!」など反応する様がかなり楽しかったです。どの曲選んでも正解だし、どの曲も素晴らしい曲なので、ラブライブ!シリーズの楽曲って偉大やなって思いました。
・それぞれ一生懸命18曲選抜して、それぞれ異なった思想・コンセプトがあって楽しかった。
・前もって組んだセトリがドラフトシステムによって崩れてしまう怖さもあったが、臨機応変にリカバリーするのもライブ主催者の腕の見せどころとしてとらえて頭を悩ませて代替案を練るのも含めて楽しかった。
・これまでたくさん聴いた曲も、今回セトリを組むにあたり初めて聴いてみた曲も、たくさん曲を聴く中でラブライブ!シリーズ楽曲に対する解像度が深まった。
・18曲×5人ということもあり、かなり長期戦になることも危惧していたが、皆テンポよく選曲していき日付が変わる前くらいにはドラフト会議を完了できたのも収まりが良かった。
・ドラフト会議終了後の翌日に、車の中で各首脳が組んだセトリを聴きながらドライブするのも楽しかった。
・本家洞爺湖サミットよりも楽しく、充実した議論を交わせたのではないかと思っています。
・「朝までそれ正解」も含めて楽しかったです。ぜひとも第2回サミットの開催もご検討いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

Appendix

サミット前とサミット中の飲酒量(ただし特定の首脳に限られる):
・サッポロクラシック瓶×2本
・サッポロクラシック350ml缶×14本
・ストロングゼロダブルレモン500ml×2本
サッポロクラシックは今回の洞爺湖サミットのオフィシャルドリンクだったので、仕方ないね。

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