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Singapore & Johor Bahru旅行記 Part.2

間が空きましたが、前回記事の続きを書いていこうと思います。

前の記事では、シンガポールに入国し、マレーシアのジョホールバルまで国際タクシーで移動し、47階建ての高層マンションの47階に位置するコンドミニマムに宿泊する所まで記載しました。今回の記事では、ジョホールバルの街を散策した様子を振り返っていきます。


8/11:Day2:ジョホールバル観光

KOPILOCO

今回の旅行ではシンガポールの街をメインで観光することを目的としていましたが、8/11はせっかくなのでジョホールバルの散策に丸一日を充てることとしました。友人の一人が、ジョホールバルに良さそうなKopitiam(シンガポールやマレーシアにある、主に朝ごはんを提供する喫茶店のような場所)があることを調べておいてくれたので、我々はそこで朝食を摂ることにしました。Kopitiamは「KOPILOCO」という名前でしたが、宿泊しているコンドミニマムから歩いていくには遠い距離に位置していました。そこで、我々は「Grab」というタクシー配車アプリを利用して、タクシーで向かうことにしました。Grabは初めて使いましたが、クレジットカード情報と顔写真を登録するくらい以外、特に事前準備することはありませんでした。利用方法も非常に分かりやすく、Grabアプリ上で行きたい場所(今回の場合はKOPILOCO)を検索して、ピックアップしてもらう場所をGPS情報をもとに決定して、タクシーを待つだけでした。更に、タクシーの大きさ(4人までしか乗れないのか、5人乗れるのか等)も表示されていたので、タクシーを利用する人数に応じてタクシーの種類を選択することも出来ました。我々は5人で旅行をしていたので、わざわざタクシーを2台配車する必要がないこのシステムは非常に有難かったです。
そんなわけで、Grabで呼んだタクシー(5分くらいで来てくれました)に乗り込み、KOPILOCOまで向かいました。運転手のおじさんに「Do you like KOPILOCO?」と聞いてみると、「Yes, I love KOPILOCO!」と言っていました。コンドミニマムからKOPILOCOまでは数km離れていましたが、RM36.05(マレーシアリンギット)で済みました。日本円で1,200円なので、5人で割ればそんなに高くないなと思いました。
KOPILOCOの周辺は雑多な感じで、「東南アジアに来たなぁ」という印象を抱かせてくれました。シンガポールの街並みは東南アジアっぽい印象というよりも、むしろ洗練された街という印象の方が強かったので、そういう意味でも一層ジョホールバルの東南アジアらしさが際立って感じられました。

KOPILOCO周辺。小さなお店が軒を連ねており、東南アジアらしさを感じることが出来た。

KOPILOCOに到着すると、お店の前で地元の方々が順番待ちしている様子が目に入りました。期待大です。お店の前にはメニューと注文シートがありました。メニューにはそれぞれアルファベットと番号を組み合わせた記号が振られており、その記号を注文シートに記載すればオーダーが通るシステムのようでした(サイゼリヤのようなシステムです)。そこで我々もメニューを眺めながら注文シートを完成させました。

KOPILOCO店舗前の様子。我々が並ぶ前に地元の方々が3組くらい並んでいました。我々の後にも2組くらい並び始めていました。
KOPILOCOのメニュー。「Kaya Toast」というメニューがシンガポールやマレーシアの朝食の定番らしいですが、その他「Laksa」等の代表料理もラインナップされていました。
店内の様子。コンクリート打ちっぱなしで非常にモダンな内装でした。店員さんも髪の毛が落ちないようにキャップを被っていて非常に衛生的。
注文シート。こちらは料理が来てからテーブルに返してもらったものです。

我々はシンガポールやマレーシアでの朝食の定番と言われている「Kaya Toast」と「Kopi」を注文しました。Kopiはコンデンスミルクと砂糖が入ったコーヒーとのこと。しかし私は甘いものが苦手だったので、「Kopi O Kosong」というコンデンスミルクも砂糖も入っていないブラックコーヒーを注文しました。注文シートに「Kosong (Non Suger)」と追記したら、ちゃんとブラックコーヒーが出てきました。他のメンバーはアイスやホットのKopiと共にKaya Toastを注文していました。私が注文したKopi O Kosongは可もなく不可もないブラックコーヒーの味でしたが、一緒に注文したKaya Toastがとても美味しかったです。前述のように私は甘いものが苦手なので、バターとジャムが使われているKaya Toastの味に正直懐疑的でしたが、食べてみると意外とあっさりしていてしつこい甘さ無く、とても食べやすかったです。もっと食べたいと思ったくらいでした。これで5人合わせて1,250円程度だったので、かなりお得な朝食になりました。

Kaya Toast(5人分)とKopi達。Kaya Toastは感動的なおいしさだった。

HELLO EYEWARE

我々はKOPILOCOを名残惜しみながらも後にし、周辺を散策することにしました。ウロウロしていると「HELLO EYEWARE」という眼鏡屋さんを見つけました。友人の一人は今回の旅に眼鏡を忘れてきてしまったようだったので、短時間で仕上がるなら作ってもらうことにして、店内に入ってみました。店内は整然としていて、色んな種類・デザインの眼鏡やサングラスがありました。個人的にはサングラスのデザインが特徴的で面白いと思いました。実際に私もサングラスを一つ買ってみました。1つRM128(=4,300円程度)だったので、かなりお得な買い物となりました。私の他にも友人の一人は眼鏡の上から掛けられるサングラスを購入し、眼鏡を忘れた友人も眼鏡を作ってもらっていました。しかも眼鏡は40minで仕上がるとのこと。日本でもなかなか40minで仕上げてくれる眼鏡屋さんは無いと思います。凄い。

Johor Bahru City Square

眼鏡とサングラスを購入した後、我々は派手な装飾が目立つ「Raja Maha Mariamman Temple」を横目に観ながら、「Johor Bahru City Square」方面に向かって歩きました。

街中に突如現れる「Raja Maha Mariammman Temple」。中にも入れるみたいだったが、裸足になる必要があるとのこと。

Johor Bahru City Squareがあるこの辺りのエリアは、シンガポール側からマレーシアに向かう際に使用したコーズウェイ橋を渡ったすぐのところであり、シンガポールの目覚ましい発展と共にこちらも発展を遂げているような印象でした。
Johor Bahru City Squareでは、日本のショッピングモールのほとんどに出店しているH&MやUNIQLOを覗きました。物価が日本と比べて安いマレーシアでは、これらのブランドの商品も安く売られているかと思いましたが、商品の値段は日本と大きく変わりませんでした。世界展開しているブランドは国・地域によって商品の販売価格に大きな差が生まれないように調整しているのでしょうか。不思議です。
一方で、同じくJohor Bahru City Squareで売られているスーツケース類は日本で購入するよりもはるかに安かったようで、友人の一人が大きなスーツケースを1つ購入していました。ジョホールバルは我々日本人にとっては、眼鏡と言いスーツケースと言い、実用性の高い商品をお得に購入するのに適した街なのかもしれません。

Sultan Abu Bakar Mosque

我々はJohor Bahru City Squareを後にし、注文しておいた眼鏡を受け取りにHELLO EYEWAREまで歩いて戻りました。また、そこでGrabを利用してタクシーを捕まえ、「Sultan Abu Bakar Mosque」まで向かうことにしました。このモスクは「地球の歩き方」等のガイドブックには「マレーシアで一番美しいモスク」として紹介されているので、折角なので訪れたいと思っていた場所でした。しかし残念ながら、モスクの中にはイスラム教信者の方以外入ることはできないようで、外観のみの見学となりました。それでも確かに、白~クリーム色を基調とした側壁と黒~紺色を呈した屋根瓦、そして(晴れていれば)青空との色の対比が非常に美しいモスクでした。

スルタン・アブ・バカ―ル・モスクの入り口。車でモスクの出入り口までアクセス可能。
モスクのメインの建物。建物の形や配置・図形にもイスラム教伝統の意味があるのだろうと推測。

海底撈火锅

お腹が空いた我々は、Sultan Abu Bakar Mosque前で再びGrabを使いタクシーを呼んで、ジョホールバル中心地方面に戻りました。そして「海底撈火锅」というお店でお昼ご飯を食べることにしました。海底撈火锅は日本にも首都圏を中心に何店舗か出店している中国の火鍋屋さんで、我々も池袋の店舗に以前行ったことがありました。その時食べた鍋が美味しかったので、ジョホールバルでも海底撈火锅を利用してみることにしました。
店内は広く、我々が行ったのは14:00頃でしたが、それでもお店の中にはお客さんが多くいらっしゃいました。鍋やお肉、トッピングの質は日本と全く変わりありませんでした。そしてなぜかギネスビールが安かったので、1人1本ずつ注文したら、大瓶が5本来て驚きました。イスラム系の方が多く生活しているジョホールバルエリアで、お酒が比較的安く提供されていることは少なからず不思議で面白かったです。
また、ジョホールバルの火锅海底撈の方が店員さんは特にきめ細やかなサービスをしてくれ、優しかったです。お店に入る際には、友人が買ったスーツケースをレジの所で預かってくれ、手首に預かり証のようなものまで巻いてくれました。また、前述の通り我々がビールを5本頼むと、ビール瓶を入れておくバケツのようなものに氷水を入れてくれ、ビールがぬるくなってしまわないように気を遣ってくれました。さらに、我々が日本人と分かると、「めっちゃ早い」等店員さんが知ってる日本語をしゃべってくれコミュニケーションしてくれました。

ジョホールバルの中心地にある火锅海底撈。お昼時から外れた中途半端な時間に行ったにもかかわらず、お客さんで賑わっていました。
お肉の盛り付け方も日本で食べたときと同様でした。ここまで接客が統一されているのも凄い…。

コンドミニマム周辺散策

火锅海底撈での食事を楽しんだ後、再びGrabでタクシーを拾いコンドミニマムまで戻りました。道中、友人の一人がカバンを火锅海底撈に忘れたことに気が付いたので、コンドミニマムに着いた後再びもう一人の友人とタクシーに乗り火锅海底撈に取りに行きました(火锅海底撈にはちゃんと友人のカバンがあり、中身も無事のようでした。ジョホールバルには親切な方が多いです。)。
友人2人がカバンを取りに行っている間、コンドミニマムからの眺めを写真に撮ったり、少し眠ったりしました。夕方の時間にコンドミニマムの47階から眺める景色もなかなか良いもでした。

リビングルームは大きな窓がついているので、非常に開放的。
ジョホール海峡を介して向かい側にシンガポールの街並みを見渡すことが出来る。

カバンを取りに行った友人2人が無事に戻ってきた後、コンドミニマムの階下に降りて、目の前にあるビーチ(Danga Bay Beach)に行くことにしました。ビーチではビーチバレーをしたり凧を揚げている人などがいました。ビーチは残念ながら遊泳禁止だったので、泳いでいる人の姿は見られませんでした。ジョホール海峡の中ほどに位置するビーチであるという地理的条件なのか、ビーチには波一つ立っていませんでした。そのため、サーフィンやヨットをしている方も見られませんでした。
ビーチから我々が宿泊しているコンドミニマムを見上げると、明かりが点いている部屋はちらほら程度でした。ビーチ周辺には同じような高層マンションが立ち並んでいますが、その全ての部屋に入居者がいる状況ではないようで、空き部屋の方が目立つかなという印象でした。コーズウェイ橋を渡ればすぐシンガポールという立地であるため、シンガポールに通勤するビジネスマンをターゲットにしてマンションを建てたと思われますが、想定よりも入居者が少なかったのだと推測します。そんなわけで、そんなマンションの一室をコンドミニマムとして貸し出す目的で購入する人も現れたために、今回我々はかなりお得にジョホールバルに宿泊することが出来たのだと思います。

Danga Bay Beachまでの道のり。コンドミニマムを降りてすぐの立地でした。
今回我々が泊まったコンドミニマムがあるマンションを見上げた様子。その全ての部屋に入居者がいるかと言えばそうでもなさそう。

海濱楼

ビーチ散策の後、我々は夜ご飯を食べることにしました。友人の一人が近くにGoogle Mapsのレビューで高評価の海鮮料理屋さんを見つけてくれたので、そこに行くことにしました。コンドミニマムからは徒歩15min程度だったので歩いていくことにしました。

漢字で書くと「海濱楼」というお店。Google Mapsのレビュー☆4.1はかなり高評価。

お店に着くと、大きな水槽の中でたくさんの魚や蟹等が泳いでいる様子が見れました。その水槽の中にいる海鮮で料理を作ってくれるようでした。店員さんに案内され、テラスの席を選択して座りました。我々に付いてくれた店員さんはシングリッシュの使い手で、語尾に「lah」を付けて独特なイントネーションで喋っていました。この旅で初めてシングリッシュに触れることが出来たので、強く印象に残っています。我々はまずビール(Carlsberg)を注文し、その後で一人1品ずつ料理を選んで注文することにしました。私は海鮮炒飯を選択しましたが、日本人の口に合う繊細な美味しさでした。そのほか、エビマヨや揚げた魚(鯛だったかな?)にソースが掛かったもの等を食べましたが、どれもお魚が新鮮でおいしかったです(食べるのに夢中で料理の写真を撮っていなかったことが悔やまれます)。追加で更に「Royal Stout」というマレーシア産のビールも注文しました。しっかり黒ビールで美味しかったです。メニューの中にはロブスター等の高級食材もありましたが、お金に余裕があれば挑戦してみたかったですね。海鮮の他にも鶏肉や叉焼などのメニューもあり、色々なものを食べてみたくなりました。5人でお腹いっぱい飲んで食べて、合計RM443.2(=14,660円)でした。一人3,000円もしないとはかなり安いです。マレーシアの物価の安さの有難みを感じました。同時にこの後シンガポールを観光する上で、食事の際などの物価の高さに一抹の不安を覚えました。朝食のKOPILOCOといい、この安さを覚えてしまったら、シンガポールでは満足に食事を楽しめないのでは…。

海濱楼の入り口。かなり立派で大きな建物でした。海産物の市場としての役割も担っているようでした。
海濱楼の中にある水槽。たくさんの魚や蟹などが泳いでいました。その時の値段も書いてあるみたいです。料理を注文する前に確認するとよさそう。
Carlsbergで乾杯する様子。この写真は撮っているのに、肝心の料理の写真を撮り忘れるという痛恨のミス。
友人が撮ってくれていた写真を拝借。大きな上げた魚を店員さんに切り分けてもらっている様子。

コンドミニマムでのひと時

海濱楼で食事を終えた後、我々はGrabでタクシーを拾いコンドミニマム方面に戻りました。コンドミニマムに戻る前に、近くのイオンモールに寄りました。時間は21:00を過ぎていましたが、食料品売り場はまだ営業していたので、我々はお菓子やビール、ベーコン等を買い込みました。友人の一人がマレーシアで有名な紅茶(Boh TEA)を教えてくれたので、そちらも購入してみました。お会計は自動レジを使用しクレジットカードで決済しました。
コンドミニマムに戻り、シャワーを浴びたり買ったビールを飲んだりしました。今回はSkolやEdelwisse等の普段あまり聞かない名前のビールを買って飲んでみましたが、あっさり・すっきりしていて美味しかったです。
そんなことをしつつ、翌日のシンガポール入国及びマレーシア入国に必要な手続き(SGACとMDACですね)をしました。ジョホールバルを拠点にしてシンガポール観光をしようとすると、この入出国手続きの煩わしさが付きまとう点は致し方ないですね。また、友人の一人が翌日のシンガポール動物園のナイトサファリのチケットを予約してくれました。
やることを済ませた後、友人の一人がイオンモールで買ったベーコンを焼いてくれました。塩気が少し強かったですが、かなり美味しかったです。以前旅行したカリフォルニアでもキッチン付きのホテルでベーコンを焼いて食べたので、その時のことを思い出しました。旅先のホテルでベーコンを焼いて食べることは、我々の旅における一つの必須事項だと感じました。

そんなこんなで今回の旅の2日目が終了しました。3日目以降は本格的にシンガポールを観光することとなります。また時間が開くかもしれませんが、ぼちぼち記録に残していこうと思います。

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