マラッカの街角で香り高いコーヒーに出会う
7月22日。楽しかったインドネシア・スラバヤを離れ、マレーシア・マラッカへと移動した。10数年ぶりに訪れるこの街でも、ちょっとコーヒーブレイクをしてみた。
マレーシアでメジャーなコーヒーは、まだまだホワイトコーヒー。練乳と砂糖がたっぷり入ったこのコーヒーも好きではあるのだが、朝食時にいただいたら、それで十分。昼ごはんのあとには、手沖コーヒーを飲みたくなる。
マラッカには、本格的なコーヒーを飲ませてくれるカフェもあるようなので、早速試してみようと思う。
「Coffeebar+125」。Hang Kasturi通りにあるこのお店。観光客でごった返すジョンカー通りから、一本曲がった通りにあるのだが、平日だったせいか、通りを行き交う人も少なく、静かな佇まいだ。知らなければ、ここにカフェがあることを気づかずに通り過ぎるだろう。
店内に入ると、落ち着いた雰囲気。レトロな雰囲気を感じさせつつも、清潔で快適な空間になっている。台湾では、こんな感じのカフェがかなり増えてきたが、マレーシアではまだまだ少ないようだ。
ホワイトコーヒーが主流のマレーシア。だがこのお店は、どちらかというと台湾スタイルで、コーヒー、お茶ともにこだわって選んだメニューを提供しているようだ。もちろん、筆者は手沖コーヒーを注文した。
ハンドドリップのシンプルなコーヒーは香りもまろやかで、香りを嗅いだだけで歩き疲れた体を適度に癒してくれる。味も良くて、酸味が程よく感じられる。数種類の豆が用意されているので、自分の好みに応じて注文するとよいだろう。
店内のこの雰囲気、まるで、台湾の老街かどこかのカフェと同じようだ。考えてみると、このあたりは、戦前から華僑系の人々がたくさん住んでいたエリア。各棟が特に細長い建物の特徴も似ていて、どこか似通ってくるのかもしれない。
お店の方に、ここの他に本格的な手沖コーヒーが飲めるカフェを教えていただいたのたが、あいにく翌日は定休日だそう。(同じ日の午後に2回も本格的なコーヒーを飲んでも、舌が追いついていかない)
マラッカは、台北からのアクセスも案外良いので、またふらっと遊びに来て、本格的なカフェ探訪をしても良さそうだ。
【店舗情報】
「Coffeebar+125」
住所: 89, Jalan Hang Kasturi, Melaka
営業時間: 8:30~14:30(月曜定休)