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引越し奮戦記・断捨離の嵐ともいう

2020年3月に転居を決めて住み始めた時には、こんなに早くこの家から去ることになるとは思ってもいなかったのに・・・

1)2階建て4LDK→1LDK(45㎡)のマンションへ

2023年10月、渡仏(詳細は「RWC2023 推し活 in France」参照)から帰国して1か月で戸建てから1LDKのマンションへの転居。

ざっくり言ってしまうと、2フロアあった生活環境を1フロアにする、というある意味暴挙!とはいえ、戸建てに移る前は世田谷の1LDK(55㎡)で暮らしていたので、できない相談ではないと決めて帰国直後から引越し準備に奮闘。その奮戦記です(笑)

引越し前の何もない新居 最上階・南東角部屋・陽当り良好・風も良く通ります

2)とにかく断捨離 そのお供は?

 ・衣類、バッグなど → 古着で△クチン/ブラン〇ィア
 ・書籍、雑誌、楽譜 → 寄贈/専門業者
 ・仕事で使った資料(個人情報満載) → 機密書類の溶解サービス
 ・保管が義務付けられている資料 → サマリー▲ケット
 ・テレビ、アイロン台、アウトドア用のチェアなど → 近隣、知人

3)断捨離にあたって決めたルール

旧居(引越し前の家)から新居に持っていく/行かないを決めたルールです。

 ①絶対に必要なもの → 持って行く
 ②あれば嬉しいもの → とりあえず量を減らして持っていく
 ③無くても困らないもの、もしくはあっても使わない(困る)もの
     → 廃棄・処分・譲渡(持って行かない)

と、決めたルールに従って大物(テレビや折畳みのテーブル等)は片付いていたものの、衣類はハンガーボックスで旧居にあるものをそのまま引越すことになっていたので、これが新居での大トラブルに。また、旧居にはパントリーというストックスペースがあったので、これまた新居で物があふれることに。

4)ベッドの上まで洋服が・・・お洋服総選挙!

引越し当日はとにかくお風呂に入って寝られるように、あふれかえる物は見ないことにして就寝。寝室の床や廊下に洋服が置かれている状況でした。
翌日から取り掛かった「洋服の断捨離」

ルール:
ジャケット、ワンピース、シャツ(綿シャツ・ポロシャツ)、ブラウス(スーツのインナー含む)、パンツ、スカートのカテゴリーでそれぞれ上限5点まで。

明らかに春物は別にして、秋冬物をこのルールで整理。とはいえカテゴリー毎に15点以上あるので「一軍」「二軍」「その他」にまず大別。
「その他」は処分、「一軍」が5点以下ならそのままキープ、5点以上の場合は「二軍落ち」を決定。
ここで一度手を止めて改めて一軍と二軍をチェック、最終的な一軍を決定。一軍が5点以下の場合は二軍からの昇格者をここで決定。

という作業を半日かけて延々と繰り返し、秋冬物のラインナップが決定。クローゼットがすっきりしました。春物も同じルールで仕訳けて、一軍は「サマリー▲ケット」に預けてあります。

後日談:
6カテゴリ―5枚までのルールで、今まで2か月困ったことはありません。現役だった時のように毎日出勤するわけでもないし、オンラインでの仕事がメインなので、マメに洗濯をすれば何の問題もないことがわかりました。
仕事柄衣装持ちでなければならなかった現役時代とサヨナラできて身軽です。同じ理由でアクセサリーや時計も思い切って処分しました。

5)日用品のストックは場所があれば増える

次に片づけに取り掛かったのがいわゆる日用品のストック。箱ティッシュ4つ、キッチンで使うラップ3本、ジッ〇ロックがSMLそれぞれ2箱、細かいものでは絆創膏が5箱等々。

もちろん生活スペースが2フロアだったので、1階にも2階にもとストックを買っていたのは事実ですが「あれ、これのストックあったかな?」と思ったら買っていたのが旧居での行動。置き場所があるからなんですね。

新居になって置き場所がキッチンのものはここ、薬の類はここ、洗濯関係はここ、と決まったので、今はストックの数をきちんと管理できています。

新居に来てから3)の②「あれば嬉しいもの」はとりあえず量を減らす、というあいまいな基準をやめて「1週間以内に必要になるものはストックする」という管理にしました。
そのため洗剤や化粧品などの底に開封(補充)日を書いています。いつ開封(補充)して現在の残りがこれぐらいだから、あとどのくらい持つだろうという判断をするためです。それが1週間を切りそうになったらストックを買うという形なので、家中にストックがあふれることはなくなりそうです。

後日談:
今は沢山あったストックの消化に努めているという感じなので、ドラッグストアでの買い物が減りました。箱ティッシュはまだ2つありますし…

6)不用品は新品・新古品・作家ものなどでなければ値はつかない

問題の桐箪笥

不用品で頭が痛かったのが「桐箪笥」、中身は知人の三味線のお師匠さんに引き取っていただけることになり、着物・帯・小物まで段ボール3つでお届け。それぞれ第二の人生を歩んでいます。
残った箪笥本体、買った時には亡父が「100万円以上した」と豪語した嫁入り道具だったのでその後も大事にしていたとはいえ、40年以上前の物。おまけに2階に置くために引っ越の際には手すりを外さなければ階段を上がれなかった扱いに難しいもの。

不用品の買取業者には「撤去費用が10万円超」と言われ、結局知人に頼んで解体、産業廃棄物として廃棄。費用は産業廃棄物の法定?の手数料と知人への心づけで済みました。

その時に同時に業者に確認してもらった32インチのTVも型式が古すぎる、と買い取り対象にはならず、これはアプリを使ってご近所さんへ。

7)買い替えたもの

・洗濯機と乾燥機 → ドラム式洗濯乾燥機
新居の洗濯機置き場に作り付けの棚があり、乾燥機を置けない(置けなくはないが、いろいろと工作が必要)ということで、思い切って洗濯乾燥機に買い替え。作り付けの棚はタオル類のストック場として活躍中

・自転車 → 電動アシスト自転車
新居が坂の上、どのルートを通っても必ず帰りは上り坂、それも場所によっては結構な劇坂、ということで自転車を買換え。旧居で乗っていた自転車(3年物)は知人のお嬢さんへ。電動アシストは快適です

電動アシストに見えない愛車

8)転居&断捨離後に思うこと

バタバタとあわただしく転居してようやく2か月、生活のリズムが落ち着いてきました。
移動時間が激減したことで思っていた以上に暮らしに余裕ができました。旧居は「湘南エリア」。例えば新橋で用事を済ませてから帰宅するまで順調にいって1時間30分。今は新橋を出て30分で最寄り駅、そこから10分かからずに自宅に。

用事を済ませたあとウィンドウショッピングをする、デパ地下をうろうろするなどという余裕も生まれました。旧居の特は用事を済ませたら一直線に帰宅していたので、出かけるー用事-帰宅と線の生活をしていた感じです。

また転居に際して思い切った断捨離をしたことでも余裕が生まれました。あんなに沢山の衣類に囲まれて、何をしていたんだろうと思うことさえありますが、毎日出勤していた時代の名残を引きずっていたのでしょう。
今回処分した諸々の書類や本も、2か月間困らなかったのであれば多分今後も困ることはないと思います。

よく引越しをすると家の中が片付くと言いますが、私の転居もまさにそうでした。色々と手放したことで、大事なものだけが手元に残りました。生活も思ったとおりのダウンサイジングができましたので、これからは手元に残った大事なものたちと豊かに暮らしていきたいと思います。

(おしまい)

おまけ:
旧居での散歩コースからの富士山。旧居では都会暮らしではできない経験がたくさんできました。今でもあの家とあの環境は大好きです。宝くじにあたったら別宅として買い戻します(笑)



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