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鹿児島trip ③指宿 2025

 鹿児島trip第三弾。(第二段は追って発表させていただきます)

 欲張りな私に夫が指宿tripを提案してくれました。
 ゆっくりめの朝を過ごして10時くらいに鹿児島市内を出発です。
 義母は指宿スカイラインを薦めてくれたのですが、ゆっくり旅が希望なので下道で南下しました。
 海沿いの道は気持ちがいいです。
 途中、錦江湾を望めるカフェもあって人気があるようでした。
 時間があったら立ち寄ってみたかったです。

 指宿は温泉で栄えた街のようです。
 歴史的には天璋院篤子様が生まれ育った場所も近く、島津家にとっても大切な場所だったと思われます。
 街は鹿児島市内よりもさらにゆったりして、南に下がるので温暖な感じがあります。
 気持ちと心がさらにゆったりと開放されます。

 私たちご贔屓の旅サラダでよく紹介される「食事処 青葉」でランチできないか思いついて向かったところ、やっていました。お正月2日目に開いててくださってありがとうございます。
 旅サラダ効果か、空いているお店が限定的だからか、行列ができていました。
 青葉さんは指宿駅から近いので待ち時間散策すると、駅前に足湯がありましたよ。
 さすが温泉場です。

 青葉さんでは薩摩産の素材のトンカツと鶏料理の定食、それとキビナゴの天ぷらをいただきました。
 他にも郷土料理が揃っていて楽しめると思います。

 お腹が満足したところで、いざ砂むし温泉へ。
 前回(といっても10数年前です)、指宿駅近くのところへ行ったので、今回は山川の温泉に連れて行ってくれることになりました。
 山川は(やまがわ)と呼ぶのは鹿児島流だと思いました。
 私は山側と理解していて(発音も一緒)、山の上で砂むしができるなんて不思議と思っていました。

 夫がさらに道を進めると目の前に開聞岳が出現しました。
 平地の平和な土地に突如単独で現れるシンメトリーの美しい山です。
 いつまでも見ていられる美しい山です。
 かの戦争では哀しいエピソードも持っていますが、開聞岳はその人々の営みを静かに見守ってくれているようです。

 山川の砂むし温泉は指宿駅前の温泉よりはローカル寄りです。
 施設に行く小道は狭いのですれ違い運転に気をつけてください。
 設備もある意味無骨。館の方の応対も不親切ではないけれどあっさりしています。個人的には嫌いではないです。スペイン流というところでしょうか。

 レンタルした浴衣に着替えて廊下で待機します。
 呼ばれると専用のサンダルを履いて温泉場へ。
 砂上に横たわると、職員さんが砂をかけてくれます。
 基本的に10〜15分がベストみたい。
 あまり長く入ると低音火傷をするので注意だそうです。
 天然の場所なので横たわるところによって温度も多少の差があるのか、夫はぬるかったと言っていました。私は適温。気持ち臀部付近が熱く感じ軽く浮かしたりしました。
 温泉から出るタイミングは自由。確か前回の施設は時間になったら声がけがあったような。
 今回は自分のタイミングなのでぬるめと感じていた夫に合わせて30分くらい入っていました。反対隣の男性もお気に召したようで、その家族の方が呆れてても長湯していました。
 全身が砂の重さと温泉の温かさに守れてる心地です。
 海岸から波の音、トンビの声が聞こえて最高のリラックスタイム。
 確かに長湯したくなります。
 砂むし入浴後、砂と汗を落とすために別室の温泉所へ。
 詳しくはわからないのですがそこでは石鹸・シャンプー等の使用禁止でただお湯で体を流すのみです。ここで思いっきり全身を洗おうと思っていたので残念でした。でもこんな媚びない感じもそれもありかと受け入れました。
 後に義母から私たちが行ったのは一旦砂を落とすだけの場所で、もう一つ本格的な温泉浴場が別にあったとのことです。その施設は無くなっていたようです。
 入浴後は外のテラスで開聞岳と波の音を堪能しながら指宿ソーダでクールダウン。整いました。

 整った後、また帰るには時間があったので、義母から教えてもらった枚聞神社へ寄せさせていただきました。
 砂むし温泉から車で20分ほどです。
 枚聞神社は開聞岳を守っているように建てられていました。
 薩摩国の一ノ宮の枚聞。ちょっと足を延ばさないとここまで辿り着けなかったのでありがたかったです。
 鳥居を見上げると木々の間から開聞岳がのぞいていてパワーを感じました。

 もう一つ近くに興味深い神社があるようなのですが、そちらはまたご縁があったら伺いたいです。

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