
詩を書くということ
インタビューが元になって作られたらしい一冊。
「詩」そのものの力は弱っているように見えるが
かわいいものとかチャラチャラ綺麗なものが流行っているのは
「ポエジー」に対する一種の飢えだと見える という意見が
なるほどと思えた。

途中で小室等さんも出てきて歌を歌ったようだ。
「詩は、暴力財力権力という強大な力に対抗するひとつの『よすが』」
なのだと谷川さんが言うと納得してしまう。
君はボルボを買ったんだってね 俺はサンダルを買ったのさ
というのは、私の好きな谷川さんの詩に小室さんが曲をつけた
「一匹のかに」という作品の一節である。
対抗する力が欲しいなぁとつくづく思う今日この頃である。
いいなと思ったら応援しよう!
