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姑の遺品整理は、迷惑です
エレベーターのない団地の四階。
その、3Kの部屋を片付け、部屋を明け渡す。
新聞などの紙類はもちろん
亡くなった舅のスーツも沢山残り
布団や貰い物の食器や、鍋類、電化製品。
それを、いったい何往復すればよいのか。
業者に頼んだらいくらになるかわからない。
そんな経済的な余裕はない。
(せめてそのくらい残してくれたら良かったのに)
というところから始まる物語。
部屋の中に誰かが侵入した形跡があったり
ウサギの飼い主の本物は誰だ問題があったり
自分の実母とのあまりの違いに比較が止まらなかったり
実子である夫を巻き込み
パート先の上司や友人に愚痴をこぼしながら
少しずつ片付けていく。
姑が団地の人々とどんなふうにつきあってきたか
それは読んでのお楽しみだ。
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主人公もコミュニケーション能力がある方だと思うが、
姑はすごかった。
分かりやすい文章で
二時間くらいで読めた。
気分転換にちょうど良かった。
私も無駄を溜め込んでいる。
断捨離しないと。
(0272)
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