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股関節疾患まとめ

①弾発股
関節外型:関節包の外➡大腿筋膜張筋
関節内型:関節包内➡腸腰筋➡関節唇の断裂、骨軟骨腫症、関節内遊離体など
・大転子と腸脛靭帯または大殿筋前縁での弾発現象がほとんど
・腸腰筋腱が原因となる場合もある


➁梨状筋症候群
・坐骨神経は骨盤内から後方臀部に出るときに梨状筋下孔を通るのが普通


③ペルテス病
・4~9歳の男児に好発
・早期の臨床症状として跛行が最も多い
・大腿遠位部から膝関節前面にかけての痛み


④大腿骨頭すべり症
・肥満傾向の男児に多い
・急性例では前駆症状なし
・可動域制限が生じ、運動時痛は著しい
・跛行
・ドレーマン徴候
・トレンデレンブルグ徴候陽性


⑤単純性股関節炎
・予後良好な疾患
・股関節、大腿あるいは膝関節の疼痛と跛行を主症状
・股関節屈曲位での内旋制限が特徴的


⑥変形性股関節症
・外旋と内転が障害されることは少ない
・トーマステスト陽性


⑦特発性大腿骨頭壊死症
・大腿骨頭の圧潰変形が生じる


⑧股関節外転位拘縮
・外転筋群に肉離れ様損傷を起こした場合
・仮性延長


⑨股関節内転位拘縮
・仮性短縮



⑩股関節屈曲位拘縮
・腰をそらせ尻を突きだす
・尻上がり現象は、大腿直筋の拘縮の場合にみられ、他の内側、外側、中間広筋の拘縮ではこの現象はみられない

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