「ヘルプマーク」とは[古川 信行(NOBU)]


2024年1月21日
埼玉県ヘルプマーク普及大使
古川 信行(NOBU)

「ヘルプマーク」とは

「ヘルプマーク」、反対側に支援事項が記載されている場合があります


「ヘルプマーク」の始まりは東京都です。東京都で考案および開発されたものが2012年に都営地下鉄大江戸線から運用開始されました。そして2021年には全国47都道府県全てで導入されました。(埼玉県は2018年に導入)

埼玉県ヘルプマーク普及大使任命式
2022年1月


「ヘルプマーク」とは、病気や障害などをお持ちの方で、主に病気や障害などが、外見から分かりづらく、周りの方に知っていただき、理解や配慮を求めるために、使用するマークです。

「ヘルプマーク」を持つために、障害者手帳の有無は関係ありません。「ヘルプマーク」対象者は、「義足や人工関節を使用している方」、「内部障がいをお持ちの方」、「聴覚のご不自由な方」、「目のご不自由な方」、「精神障がいのある方」、「知的障がいのある方」、「妊娠初期や妊娠中の方」、「援助や配慮が必要としているすべての方」です。(貧血、喘息などといった、見た目は健常者と変わらず、症状が出て初めて「健康に不安を抱えている」とわかるような病気の方も、「ヘルプマーク」を所持することができます。

このヘルプマークを覚えてください
優しい見守りと配慮をお願いします


「ヘルプマーク」は、ストラップ型でカバンなどに着けやすく、名刺サイズの大きさで、赤地に白のハートと、白いプラスのマークがデザインされたマークです。
「ヘルプマーク」は、必要な方が緊急時の対処方や処置方について、記載したシールを貼っている場合があります。

また「ヘルプマーク」以外に、※「ヘルプカード」を財布やパスケースなどに所持しているケースがあるので是非覚えてください。

埼玉県富士見市のヘルプカード

【※ヘルプカードとは障害のある方などが、ヘルプマークより具体的に、災害時や日常生活の中で困ったときに、周囲に自己の障害への理解や支援を求めるために、緊急連絡先や必要な支援内容などが記載した携帯用カードです。なお、全国自治体において、ヘルプカードのほか、SOSカードや防災手帳等、地域の実情に応じた様々なカードや手帳等が作成されています。】

「ヘルプマーク」はどこで入手できる?「ヘルプマーク」をもらうために障害者手帳は不要です。「ヘルプマーク」が入手できる場所は、お住まいの自治体ごとに異なります。一般的には市区町村の福祉課等の窓口や保健所、医療機関などですが、居住地の役所やホームページで確認してください。手続きは口頭による申請から、書類への記載の必要なケースもあるようです。

「ヘルプマーク」は無料で配布されています。インターネットでの転売等にはご注意ください。

「ヘルプマーク」はJISマークです。2017年に経済産業省では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックにあわせて、案内用図記号を規定する国内規格(JIS)に「ヘルプマーク」を追加しました。これにより、援助や配慮が必要な人がいることへの気づきや、思いやりのある行動の促進が、ヘルプマークの普及と共に加速しました。


【本文PDF】
ご自由にお使いください(引用の際一言いただければ嬉しいですby NOBU)
https://1drv.ms/b/s!ArYTkb1NCn2MnmVem5WmGFEKqshW?e=8hwiVx

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