埼玉で全力全開に踊ろう!【スーパー戦隊ヒストリー展 】
スーパー戦隊の長い歴史
現在(2022年2月)テレ朝系列にて放送中の『機界戦隊ゼンカイジャー』はスーパー戦隊シリーズ45作品目にあたります。
そう、45作も作っている。しかも1975年放送の『ゴレンジャー』から絶え間なく(『ジャッカー電撃隊』と『バトルフィーバーJ』の間少し空くが)戦隊シリーズが続いているのだ。今や国民的長寿番組なわけですよ。あの『ウルトラマン』や『仮面ライダー』もシリーズ50周年以上を迎えても、その間にはテレビ放送のなかった期間が存在していた。ところが、戦隊はそれを絶えずに次々と生み出している。毎週30分、それを4クール1年間放送の番組が45作続々と作られる…これは大変凄いことなのだ!そもそも、現代で4クール放送のドラマ番組を挙げるとなると、他は大河ドラマと連続テレビ小説しか思い浮かばないであろう…。
そう考えると、スーパー戦隊の歴史は重みも深みも増して見えてくるだろう。もはや伝統芸能の域に達しつつあると個人的には感じる。
「スーパー戦隊ヒストリー展」見どころ
さて、そんなスーパー戦隊の歴史を体感できる展示が、埼玉で行なわれていることを皆さんご存知だろうか?
その名も「スーパー戦隊ヒストリー展 1975-2021」!
SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザにある映像ミュージアムにて開催中だ!これは行かねば!行くぜ行くぜ行くぜ〜!!
展示室に入るとさっそくゴレンジャーがお出迎え。おぉ〜貫禄あるなぁ…。特にモモレンジャーのガタイが良い(肩幅フェチの感想)。
展示室中央には現行ヒーローのゼンカイザーと、前作で活躍したキラメイジャーが鎮座されていた。こういうマネキン展示はポーズが微妙だったりすることが多いが、これは結構ポーズの付け方が良くて満足になった。
室内にはプリクラみたいなコーナーがあり、中に入るとゼンカイジャーと一緒にゼンカイダンスを踊ることができる。私も踊ってみたが、これがなかなかキツい。
とにかく、足のステップと上半身の振り付けがなかなか合わない…。子ども番組としては、思った以上にレベルが高い振り付けである。
最近の体育授業ではダンスが科目として取り入れられていると聞くが、令和生まれの児童は平成生まれの私世代以上に踊り達者になるであろう…。
この他にも、室内には撮影に使われた武器やスーパー戦隊歴代の巨大ロボの展示もされていた。これが結構見ごたえある!まず、実際の撮影に使われたモノはなかなか見る機会がなく、貴重な点でポイントが高い。だが、それだけではない。戦国武将の武具・甲冑を見るように、歴戦を戦い抜いた戦士の武器を見るというのは心をくすがれられるものである!
文字通り、歴史が刻まれたコレクションを見ていると考えると、胸に熱いものがこみ上げてくるのだ。訪れた際には、是非じっくりと見て頂きたい。
また、ゼンカイジャーの360°シアターや歴代戦隊のパネル展示もおすすめである。室内中央には大画面では、歴代戦隊のオープニング映像が大画面で流されているが、こちらも映像の進化を感じ取ることが出来、見ごたえがある。(律儀にも、『ゴーバスターズ』は2種類のオープニングが流れる徹底ぶり)
映像ミュージアムの常設展も見逃すな!
さて、ここまで「スーパー戦隊ヒストリー展」について紹介したが、映像ミュージアム内の常設展示も特撮関連の展示があって見逃せない!
1992年公開『ゴジラvsモスラ』のデザイン画。
サソリ怪獣の内部構造が平成ガメラシリーズのレギオン味ありますなぁ。
バトラの設定資料と『ゴジラvsモスラ』のスケッチ。
絵コンテも展示されていました!「スーパー戦隊ヒストリー展」を見に来たつもりが、『ゴジラvsモスラ』の貴重な資料を見ることが出来て、一挙両得な気分になりました!
この他にも…
劇場版クレヨンしんちゃんのオープニングで使われた、コマ撮りアニメ用の人形も展示されていたり、「ここにあったんだ⁉」ってモノが多くてビックリしました。完全に油断しました,,,すみません…。
一番驚いたのは映画『カメラを止めるな!』で使われた衣装展示があったことでした。いやぁ~物量が凄い!
この他、日本の著名な映画監督に関する展示もありました(なぜかない宮崎駿の写真)。
常設展は貴重な資料を用いた映像の歴史だけでなく、映像技術も体験できながら楽しく学べる(クロマキー合成で恐竜時代へ飛べます)ので、小さいお子様から特撮ファンにとってもおすすめです!しかし、「スーパー戦隊ヒストリー展」と合わせて一挙両得な体験ができるのは今だけ!
「スーパー戦隊ヒストリー展」は2022年4月10日(日)まで開催中!!