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リオデジャネイロ最大のファベーラ(スラム)訪問

旅行103日目。2024/08/10。
朝10時前に起床。連日寝不足続いてたのでスッキリ。ホテルの朝食を食べて、午前中は部屋で仕事。

午後はブラジル中に多く存在しているファベーラと呼ばれるスラム街の中でもかなり大規模らしいRocinha(ホシーニャと発音するらしい)のツアーに参加。ホテルから徒歩で集合場所のCopacabana Palaceというホテルへ向かう。自分合わせて10名の参加者がおり、ツアーの迎えのバスに乗り込む。自分以外には、イギリス、イタリア、デンマークからの参加者やった。

20分ほど走りホシーニャに到着。中心地からかなり近い立地にあり、ホシーニャ住民がファベーラの外で出稼ぎしやすい良い立地とのこと。そこから2時間半ほどガイドにホシーニャを案内してもらう。ガイドはホシーニャ出身で、今も家族でホシーニャ内に住んでいるとのこと。一人やったら行けないような裏道など案内してもらえ、更にガイドがホシーニャ出身だけありかなり色々詳しく説明してもらい満足度の高いツアー。ガイドはイスラエル人と結婚して一時期イスラエルに移り住み、家族と戻ってきてホシーニャに住んでいるというユニークな経験を持った人で、英語も流暢に話す人やった。
ホシーニャは基本マフィアに統治されているそうで、何か問題が起こったりすると警察でなくマフィアが代わりに解決したりするらしい。皮肉ではあるが、マフィアが警察の代わりになっているのでリオデジャネイロの中心街に比べると治安はいいらしい。リオデジャネイロオリンピックの際は警察がマフィアを一掃し、その後オリンピックが終わってマフィアが復活するまでは治安がめちゃ悪くなったとのこと。
実際ホシーニャ内を歩いていると、何度かガイドがこの先は写真は撮らないでと言ってきて、そこにはライフルを持ったマフィアがいた。彼らは写真を撮りさえしなければ基本的に害は無いらしい。

違法に引かれた電線がめちゃある
ゴミ捨て場。週に2回ごみが収集される
WARKという有名なファベーラ出身アーティストのグラフィティー
有名なバスケ選手?が寄付したコートらしい
こんな細い道をずっと歩く。電線に触れたら感電すると言われ避けながら歩く。
ワイルドスピードMEGA MAXの舞台のモデルにもなった街

ガイドによると、ファベーラの貧困の負のスパイラルを抜け出すには街の外の世界を経験したり教育を受ける事が大事と言っており、政府には頼ることは無いと言っていたのが印象的やった。かなり時間はかかるが、成功例などを見てみんなの考えが少しずつ変われば、ファベーラも改善されると信じていると言っていた。
前日までとは打って変わって息が白くなるくらい寒い雨の中のツアーやったが、想像以上に学びの多いツアーで参加して良かった。

帰りはバスで自分のホテルまで送ってくれたので、いったん荷物下ろして、夜はRestaurante Marius Degustareというシーフードシュラスコの店へ。前日行ったシュラスコ店よりも更に高級な店で、サービスのレベルも高めやった。寒かったので暖かいもの食べたいと思っていたら、いろんな種類のシチューがあり体が温まった。ブュッフェには寿司もあり、久しぶりにわさび醤油で寿司を食った。ネタは全てサーモン。
シュラスコはシーフードだけでなく普通に肉もあり満足度高い。ただビュッフェのサラダバラエティーは昨日行った店の方が高かった。

国籍を聞かれ、テーブルに国旗を置かれる
タコ
ロブスター

たくさん食べたので、涼しい海沿いを1時間ほど歩いて帰る。
ホテルに帰って少しパッキングしてビール飲んで就寝。

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