Soweto訪問 ヨハネスブルグ
2日目。朝ホテルの部屋でリモートワークしてから、8時頃にホテルにあったジムへ。
終始誰もおらず貸し切り状態でラッキー。
アメリカとかやと朝のホテルのジムはどこでもめちゃ混んでるけど、南アフリカの人は朝ジム文化無いんかな。
その後9時から、予約してたSowetoタウンシップ半日ツアーのガイドのタバンにホテルまで迎えに来てもらって出発。他の人の予約がなかったらしく、プライベートツアーになった。途中、2010年のサッカーワールドカップの会場やったスタジアムの近くで写真撮影させてもらって、タバンが持ってたブブゼラ(ワールドカップの試合中によく演奏されてた民族楽器)触らせてもらった。
その後Sowetoへ向かい、待ちの中を案内してもらった。タバンによると元はイギリス植民地時代に有色人種が隔離されてた場所のようで、その後アパルトヘイト時代にアフリカ系住民がSowetoへ強制移住させられたとのこと。アパルトヘイト終了後もその名残があり、多くのエリアで電気が通ってなかったり、未だに多くの貧困層の居住エリアとなっている。
ただSoweto内でも、いくつか貧富のレイヤーがあるらしく、上流層、中流層、下流層が住むエリアに分かれていて、それぞれの層を案内してもらった。上流層のエリアは、写真に横幅収まらんくらいの大豪邸ばっかりやった。タバンによると、アパルトヘイト時代には下流層にいた人たちが、解放後頑張って勉強して医者とかエンジニアになって上流層入りし、それでもSoweto出身であるというプライドというか愛着から、もともと黒人専用の居住区として指定されていたSowetoに豪邸を建てたらしい。
その後中流層のエリアへ。だいぶ家のレベルは落ちるけど、それでもちゃんとした建物って感じやった。中流層のエリアには、マンデラハウスという公営の貧困者層向けの住居があった。貧困者はみんなここに入りたくて、みんな順番待ちらしい。ガイド曰く既存の政府は腐敗していて、公営住宅が全然足りていないとのこと。
続いて下流層のエリアへ。こちらはトタンとかゴミで作ったみたいな住宅が中心で、かなり厳しい住環境やった。タバンに、もし嫌じゃなかったら車降りて住宅街の中まで案内するよって言われたので降りたら、何故かタバンは降りてこず、あれ?って思ってたら、住宅街から一人青年が歩いてきて、その人が代わりに案内してくれるとのこと。ツアー会社は関係ないけど、タバンの個人的な知り合いらしく、こうやってちょくちょくガイドの仕事を回しているとのこと。サベーロっていう名前の青年やったけど、何歳?って聞いたら、何歳やと思う?って聞かれて、24歳?って言ったら、20歳って言われた。街には正式には電気は通ってないけど、不法に電線を引いてきてるらしい。家には水道は無いけど、水を汲めるエリアが複数あって、そこの水は綺麗とのこと。
保育園もあって、見せてもらったところは私立の園で、月々の学費は年代によっても違うけど、数千円とかって言ってた気がする。
街には子供たちが走り回っていて、ヨハネスブルクの中心の旧ビジネス街よりも安全に感じた。マニラのスラムにお邪魔した時もそうやったけど、子供達は普通に楽しそうに遊んでる。
その後、環境に悪いとの事で稼働停止になって今はバンジージャンプ上になってる旧火力発電所ちょっと見て、観光客用にちょっと栄えている商店街的なとのろに行き、そこにある昔Nelson Mandelaが住んでた家に行った。
南アフリカ行く前に、Nelson Mandelaの自伝読んでたから、本の中の家が見れて興味深かった。Soweto内にある小さな家やったけど、刑務所出てきてからもちょっとだけ住んだって聞いて少し驚いた。ただ家が有名過ぎて安全でないので、すぐ引っ越したらしい。
マンデラハウスの次は、近くにあるHector Pietersonミュージアムへ連れて行ってもらった。アパルトヘイト時代に、政府が黒人の人たちにも南アフリカのオランダ系白人の言語であるアフリカーンス語を話すことを強制しようとした際、Sowetoで大規模な学生による反対運動が起こったらしい。その際、反対運動の中にいた13歳の少年だったHector Pietersonが警察?に射殺され、その時の様子が写真で残っているので、その反対運動のシンボルになっているとのこと。この反対運動の際には他にも多くの人が銃で撃たれたらしい。ミュージアムの前に偶然歩いていたお婆さんは、私も反対運動中に目を撃たれて硬めが見えないって言ってた。
サベールに、ローカルな飯食いたいって言ったら、コト?っていう南アフリカ料理の店に連れていってくれた。そこでテイクアウトして、ホテル帰ってネットでドジャースとパドレスの開幕シリーズ第二戦見ながら食べた。
パンの間にいろんな肉とフライドポテトがエグいくらい挟まれる一品で、美味しかったけどあまりにもボリューミーで、完食はできやんかった。
そのままホテルで少しリモートワークして、サベールにお勧めされたSandton Cityに行った。めちゃ大きなモールがあって、午前中のタウンシップとは真逆のめちゃくちゃ栄えた街やった。午前中との格差がえぐ過ぎるのが気になって、あまり楽しめやんかった。モールの中に本屋があったので寄ってみたら、日本の漫画コーナーがあって、英語版のワンピースなど日本の漫画が置いてた。昔語学学校時代に英語版のワンピース読んで英語勉強したの思い出される。一番目立つところに、ドラゴンボールの特設棚があった。
たぶん直近で著者の人が亡くなったから、置いてたんやと思う。日本から離れた南アフリカでもめちゃリスペクトされてるのを見て、改めて偉大な人を失ったんやなと思った。
その後、Merlose Archっていうお洒落な店やレストランが集まっているゲートで囲まれた地区に行って、タバンがお勧めしてくれたレストランで生牡蠣とステーキ食べた。普通にめちゃ美味しかった。タウンシップの比較的近くにあるエリアやけど、周りがガード付きのゲートに囲まれてて、SF映画のディストピアみたいやった。
その後Uberでホテル帰って2日目終了。