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【a16z】Ethereum #4/5 [ State of Crypto Report]翻訳解説

by Daren Matsuoka, Eddy Lazzarin, Chris Dixon and Robert Hackett

(#4: a16zが5月17日に発表したレポートの全て<序文からスライドまで>を翻訳と解説していきます。その内容は詳細かつ明快になるように可能な限り、忠実/ニュートラルに記述しています。 Nobuaki Ninomiya. 二宮暢昭)
■序文のみでも多くのコンテクストが存在するので、5回に分割して記述していきます。

#4 【確固としたWeb3のリーダのEthereumは競争の荒波 Now】

Ethereumはweb3のインフラに関して寡占のポジションです。他にも多くのWeb3プレイヤーが存在します。
Solana、Polygon、BNB Chain、Avalanche、Fantomなどのブロックチェーンのデベロッパーは同様の成功を目指しています。
(スライド15と27を参照してください。)

【Ethereumが圧倒的なデベロッパーの数と増加:
しかしSOLANA等の新規参入そしてそのエコシステムも増加中】

Ethereumの市場でのリードは、その早期からの先進的開発力と、コミュニティの健全性に大きく関係しています。開発者の関心の視点から見ると、イーサリアムははるかに多くのビルダーを抱えており、毎月4,000人近くのアクティブな開発者がいます。 (スライド18を参照)それに続いて、ソラナ(約1,000名)とビットコイン(約500名)が続きます。Ethereumの圧倒的なマインドシェア(真っ先に連想想起されるという意味)は、ユーザーがBlockchainを使用するためだけに1500万ドル/日の料金を支払うことを厭わない理由を説明するのに役立ちます。これは、このような若いプロジェクトにとって注目に値します。 (スライド16を参照)

【売上/日<7日平均> Ethereumが$15Mという圧倒的な売り上げを誇る】


Ethereumの人気は両刃の剣となっています。Ethereumは歴史的にスケーリングよりも分散化を重視してきたため、他のブロックチェーンがこの間隙を突いて、パフォーマンスの向上と料金の削減を約束してユーザーへの差別化アピールをしてきました。 (セキュリティを犠牲にしてそうすることを主張する人もいるかもしれません。)

チャレンジャーのBlockchainの産物として、相互運用性(interoperability)の驚異的な進歩も見られます。これにより、人々は資産をあるBlockchainから別のBlockchainに「ブリッジ」することができます。また、楽観的なロールアップやゼロ知識ロールアップなどの「レイヤー2」テクノロジーは、利用可能なブロックスペースを拡張することにより、コストを削減することが可能になりました。 (スライド17、21〜23を参照してください。)


Ethereumは、①PCとブロードバンドが90年代と2000年代にヒットし、②携帯電話のヒットが過去10年間にあったように、新しいComputingの波動です。イノベーションには参入余地が多く存在し、複数の勝者が生まれると信じています。


【出典】a16z: Introducing the 2022 State of Crypto Report
 by Daren Matsuoka, Eddy Lazzarin, Chris Dixon and Robert Hackett

【スライドリンク】
https://a16zcrypto.com/wp-content/uploads/2022/05/state-of-crypto-

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