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解像度が高い人になりたい!おすすめ本の紹介

はじめまして!株式会社NOBUのデザイナー、藤井です。
日頃から仕事に役立ちそうな知識を意識的に身につけるよう心がけていますが、今回はその中でも特におすすめの一冊をご紹介します!
その本は『「解像度が高い人」がすべてを手に入れる』です。

「解像度」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
「自分は解像度が高い!」と自信を持って言えますか?
正直、私はその自信がまったくありません(笑)。だからこそ、この本のタイトルにすごく惹かれました。「本を読むだけで解像度が高い人になれるなら、読むしかない!」と思い、すぐに代表にお願いして購入してもらいました。

『「解像度が高い人」がすべてを手に入れる』をゲットした!

この本との出会いと惹かれた理由

きっかけは、SNSで見かけた投稿でした。その紹介文を読んだ瞬間に「これは面白そう!」と興味を持ちました。
私がこの本を「欲しい!」と思った理由はいくつかあります。まず、クイズ形式で内容が進むという点です。問題が提示されるたびに自分で考えるプロセスがあり、まるでゲーム感覚で学べるところに魅力を感じました。
これなら楽しみながらスキルアップできそうだなと感じました。そう思った瞬間、読んでみるハードルが一気に下がりました! 
さらに、表紙デザインにも惹かれました。本のテーマである「解像度」を、ぼやけた文字(解像度が低い状態)からくっきりとした文字(解像度が高い状態)へと変化させて表現しているんです。視覚的にも、本の内容が伝わってくる工夫がされていて、思わず「なるほど!」と感心しました。こういった細かい工夫を見るのも面白いですよね!

解像度が高い人とは?

この本では、「解像度が高い人」=「仕事ができる人」と定義されています。解像度が高い人は、物事を細かく、かつ広く見渡し、問題や本質を的確に捉える力が優れています。
一方で、解像度が低い人は、全体がぼんやりとしか見えず、判断や行動が曖昧になりがちだと説明されています。
そして、本書では解像度が高い人になるための条件として以下の3つの条件が挙げられています。

  1. 物事を細かく見る力

  2. ユニークで鋭い洞察を得る力

  3. それをわかりやすく伝える力

これらを鍛えるためには、さらに次の3つの思考力が必要だとしています。

①具体化思考力(他の人が発見できない問題を見つける力)
②抽象化思考力(他の人が気づかない解決策を見つける力)
③具体⇔抽象思考力(それらの問題や解決策を他の人にも見えるように伝えられる力)

この本では、上記の思考力を養うために、クイズ形式で合計51問が出題されます。それぞれの問題に自分で答えを考え、その後筆者の解説を読むことで、筆者の頭の中を覗くような感覚を味わえます。
また、筆者の解答はただの一例で、正解は一つではないというスタンスがとても良いと感じました。このおかげで、読者が自分の答えを楽しみながら考えられる仕組みになっています!正解を競うのではなく、あくまで「思考を鍛える」という体験に重きを置いているところが素晴らしいと思っています!

この本で印象に残ったこと(若干のネタバレ注意)

序盤の「抽象→具体」のトレーニングで「免許がなくても乗れる乗り物を5つ答えよ」という問題がありました。
私はすぐに答えが出ず、自転車、三輪車、一輪車くらいしか思いつきませんでした。考えている範囲が「自転車」に近いものばかりで、発想がそこで止まってしまったんですね。
一方で筆者は、まず「免許が必要な乗り物」を地上・空・海とジャンルごとに分けてリストアップし、その後に「免許がいらない乗り物」を広く考えていくという手順を踏んでいました。
私はこのように順序立てて考えることをしていなかったため、思考が途中で止まってしまったのだと感じました。そして自分の考えの浅さを改めて知ることができました。
この「抽象→具体」の考え方は、仕事でも応用が利くと感じました。例えば、デザインのアイデアを考える時にも、まず「大きな枠組み(抽象)」から考え、その後で「具体」に落とし込むことで、アイデアが広がるだけでなく、質も高まるのではないかと思います。

読んで気づいたこと

正直に言うと、この本のクイズをすべてスムーズに解けたわけではなく、時間がかかったり、答えが思い浮かばなかったりが何回もありました。特に後半の問題では、かなり頭も時間も使いました。それでも、筆者の解説を読んでようやく「なるほど、そんな考えがあるのか〜」と腑に落ちる瞬間が何度もありました。このプロセスそのものが、思考の訓練になっていると実感することができました。
さらに、この本を通じて、自分は「抽象的に物事を捉える傾向が強い」ということにも気づきました。つまり、物事の全体像を考えるのは得意でも、細かい部分に目を向けることが少なかったんですね。この本に出会ったことで、「抽象→具体」へ思考を広げる力の重要性を実感しました。

仕事に活かせる可能性

私はこの本を読んで、「解像度が高い人」になるための考え方やスキルは、日頃の業務でも活かせると感じました。具体的には次のような場面で役立ちそうです。

  • デザインのアイデアを深める時
    新しい視点や細部への気づきを取り入れることで、より質の高いデザインが生まれると考えています。

  • プレゼンや資料作成を行う時
    説得力を高めるためには、細かい部分を具体的に伝えつつ、全体のメッセージを分かりやすくまとめる力が重要だと考えています。

  • 問題の本質を的確に見抜き、解決策を提示する時
    デザインやプロジェクトにおいて、課題の根本を見極め、適切な解決策を提案できる力は、チームの信頼にもつながると考えています。
    これらのスキルは一朝一夕で身につくものではありませんが、この本を参考に少しずつ実践を積み重ねながら改善していきたいと思います!

最後に:どんな人におすすめ?

この本は、社会人経験が浅い私のような人はもちろん、ある程度経験を積んだ人にもおすすめです。特に「仕事の進め方をブラッシュアップしたい」「もっと分かりやすく人に伝えたい」と考えている方には、きっと役立つ内容だと思います。
この本が、皆さんの思考の解像度をぐっと上げてくれるきっかけになるかもしれません。
気になった方はぜひ読んでみてください…!

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