出典:森三樹三郎[訳]『荘子Ⅰ』(中公クラシックス)
「逍遥遊篇」は飛ばして「斉物論篇」を読み進めていきたいと思います。
また、前から読み進めてとくに味わい深いと感じる箇所を取り上げていきます。
第二 斉物論篇 六
生きるというのはどういうことであるのか、と自分に問いかけたこともないような人がいるのであろうか。
そういうものがフッとよぎる人もいるでしょう。
フッともよぎらない人は本当に一生よぎることはないのでしょう。
そして、フッとどころかそればかり考える人もいる。
敢えて話すことはないが、果たして、皆、そんな悩みを持たないような人ばかりなのであろうか。
と考えたこともありますね。
それでは、また。