”ii”が𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖になる物語【𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖3rdライブ𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒感想】

愛ってなんなんだ？
iiってなんなんだ？

＿＿＿𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖ってなんなんだ？

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先日の𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒初見感想記事で私は𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖が「怖い」と評しました。
あの舞台の上に立っている2人が誰なのかわからなくなってしまったから。

「知らない」から「怖い」と。
「知らない」なら「知りたい」

「知る」って「名前を付ける」って「愛」することの第一歩だったんですね。

というわけで𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖3rdライブツアー𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒の感想記事です。
めちゃくちゃでぐちゃぐちゃなことばっか言いますがお付き合いいただければ幸いです。
めっちゃ書きたいことを絞って書いたのに長くなっちゃったのでご注意ください。

変数”ii"

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名前をつけられず仮に置いた”ii”
そんな”ii”がこれまでの旅やradiiと𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜、そして𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒を経て唯一無二の𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖になるまで。それこそが𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の今までの3年間だったのではないかと私は考えています。

#𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖 3𝑟𝑑 𝐿𝐼𝑉𝐸 𝑇𝑂𝑈𝑅「𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒」
のプレイリストを公開いたしました！🎧

🔗https://t.co/h3Pk0rf7qs

ぜひこちらを聴きながらライブの余韻に浸ってください🎶#ハルモエライブ3 #岩田陽葵 #小泉萌香 pic.twitter.com/oRgmI7OiIh

— 𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖公式 (@harmoe_official) September 16, 2024

まずはセトリを確認。頭3曲当てる企画は空振り三振です。かすりもしませんでした。当たった方がどうも１名いるみたいです。おめでとうございます。

BiRTH-𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒 ver.-

Love is a potion
カラフル×ジョイフル
Okey◎Dokey！
twin's heart beat

私のヒミツは
night before
アンチクライアント

All of me
QUEEN
wait for you
Make a pearl
ふわふわpartyつられてhappy
HoneyDrop

愛と呼ぶなら
セピアの虹
Dorothy
𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜

－アンコール－
キュリオシティパレット
ふたりピノキオ
きまぐれチクタック（中野・京都）／一寸先は光（千秋楽）

𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒セットリスト

曲数が増えたことで披露しない曲も増えて、そのなかでやりたいことをやるために選択と集中がされているのが感じられます。ていうかやった曲が全部強いんだよバカがよ。

演出面のことを書き出したらキリがないので私の中で1番熱量の高いところを一点突破で語っていきたいと思います。
愛と呼ぶなら
セピアの虹
Dorothy
𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜
この白い衣装ブロックです。ダンサーも出てこないこのブロックはまさしく二人だけの芝居、二人だけの空間でありました。そしてこの二人だけの世界で”ii”が𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖へと。

愛と呼ぶなら

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幸福な王子がモチーフのこの曲。歌割の時点で二人の役がかなり明確に表現されていました。
王子𝒉𝒂𝒓
ツバメ𝕞𝕠𝕖
パフォーマンスするにあたりたった一つ台座を設置するだけで「幸福な王子」の物語を𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖二人で演じているということに凄まじい説得力を生み出しました。
舞台上に台座が設置されその壇上に岩田陽葵さんが立ち、少し遅れて小泉萌香さんが台座に腰かけて歌唱が始まります。王子の像の足元にツバメが羽を休めにくる「幸福な王子」の冒頭を彷彿とさせる情景から幕が上がります。

わたしの目をあげましょう
孤独で震えてるあなたに
曇りがちな世界が
光で満たされるように
さあ　さあ

愛と呼ぶなら

光で満たされるように

自分の目をあげてしまったら光を感じることはできなくなってしまうのに。agape-無償の愛-を歌いだしの短いリリックでこれでもかと表現しているこの一節が岩田陽葵さんの優しい歌声も相まって私は大好きです。

そしてツバメが王子の手を取り台座からゆっくり降ろします。
宝石や金箔で飾り付けられた絢爛豪華な王子の像は町の象徴としての役割を持っていました。それを台座から降ろすことでその象徴としての役割が終わることを示していると考えられます。その体から宝石や金箔が剥がされ王子は象徴としての役割を終える。そしてこの象徴としての役割を終わらせたのが他でもない王子の手を引いたツバメというわけです。

命あるものはみんな
誰かの想いをもらって生きている
そう　いつか
わたしもあなたにもらったように

愛と呼ぶなら

想いをもらう。それってなにも言葉だけではないんですよ。
王子が自ら台座から降りるのではなくツバメが王子の手を取って台座から降ろす。この行為も宝石の目をあげてしまって盲目になった王子が躓かないようにツバメがその手を取ったとも考えられます。なぜ？愛ゆえに。

小泉萌香さんが岩田陽葵さんの手を取って台座から降りる。たったワンシーンですがこれだけのことを表現していると勝手に深読みしています。考えすぎ？まぁいいじゃないですか。

あなたのかじかむ心を温めよう
この小さな心臓
鉛の心を
動かすものを愛と呼ぶなら
あなたのことをいつまでも
愛してる

愛と呼ぶなら

ツバメと王子は寄り添い合いその最期を迎えました。目の見えぬ王子に自分が隣に、ここにいることを伝えるために寄り添うツバメの姿があまりにも美しい。その最期の瞬間に互いに愛の言葉を口にしました。

白い衣装も相まって二人が寄り添うラストシーンはLove is a potionのＣＤジャケットを彷彿とさせる終わり方をしました。

Love is a potion

radiiの収録順では愛と呼ぶならの次にLove is a potionが収録されています。なので「いつまでも愛してる」という歌詞がLove is a potionに割り当てられていたPragma-永遠の愛-とも解釈できるのではないでしょうか。

2人で行われる芝居、舞台。歌唱のみで音楽がスタートするバラード。歌声が重なる歌唱は思わず聞き入ってしまう圧巻のパフォーマンスでした。舞台の上で披露されることで真の意味で完成した。そんな一曲だったと思います。これこそが他に類を見ない𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖ライブの真骨頂。

白い衣装の一番上の部分が外されて次の曲へと向かいます。この衣装が1枚外されるのが幸福な王子の宝石や金箔がなくなったのを表現してるのではないでしょうか。

オズの魔法使い≒𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の物語？

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最期の瞬間まで寄り添い合って終わった愛と呼ぶなら。

君が隣で笑ってくれるから

セピアの虹

そこからセピアの虹の冒頭のここで𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖2人が満面の笑みで互いに背中を預けながら歌うのが本当に美しいんですよ。

このセピアの虹という曲は1st本編ラストに、2ndではアンコールラストとライブの締めくくりで披露されていました。それがついに今回のライブではラストを飾る曲ではなくなりました。これも𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖が旅を続けてきた3年間の成果と言えるでしょう。
オズの魔法使いというモチーフにかなり寄せている歌詞にも関わらず𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖としての活動とも合致する。𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖ファンのなかで人気の高い楽曲であるのも納得ですね。

ずっと探していた
僕らに足りないものは
どこにあるのって
そして気づいたんだ
最初から胸の中にある

セピアの虹

足りないものを探して旅に出た2人。旅路を振り返って探していたものは最初から自分のなかに持っていたと気づく。そしてまた2人で次の旅へ出る前向きな曲ですよね。この2人なら、この2人だから。
そしてアウトロのピアノにあわせて足を踏み出す振りで階段を一段一段ゆっくりと登って上段ステージへと上がっていきます。

2ndライブでは光と闇は別のものではなくコインの裏表のようなものと結論づけられました。光と闇…というほどではありませんがこのセピアの虹がコインの表ならばコインの裏面。radiiでオズの魔法使いをモチーフにした曲。
そう、Dorothyです。

Dorothy

Where aｍ ii?

ああ　ここはどこなんだろう
ずいぶん遠くに来たみたいだ

Dorothy

オズの魔法使いモチーフで歩いてきた旅路を振り返るのは同じですが、セピアの虹とは対照的にすこし後ろ向きな曲。

戻れないかな
あの頃のような
青く靡いた日々には

Dorothy

本当はずっと泣きそうだった
果てない旅に飲まれて
逃げてしまえば楽だけど
今も今もほら追いかけてる

Dorothy

𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の旅路のなかで楽しいことだけでなく、辛いこと苦しいこともあったのかもしれません。コロナ禍にデビューしたユニットなので活動のなかで様々な制約があったかもしれない。1stライブで観客の声出しが制限されていたのは参加された皆様の記憶にも残っているかと思います。2ndライブの直前には二人が体調を崩し開催が危ぶまれる事態もありました。

傷つくことで　信じることで
手に得られものがあると
教えてくれたあの日の未来
掴みに行くから

Dorothy

セピアの虹が未来に希望を見出す曲なら、Dorothyは過去が希望をくれる。そんな曲になっているかなと思います。歩いてきた軌跡、今ここにいること。𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖が𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖であるという証明。
どんな道を歩いてきてもそれが私の道だと肯定する。この3rdライブで悪役の曲であるVillans曲が披露された意味がそこにあるのではないかと思っています。

晴れ渡る空　澄み切ったなら
芽生えが香り出すように
認め合えるよ　またこの場所で
旅を始めよう
共に刻もう

Dorothy

そしてまた2人で新たな旅に出る決意を固める。

オズの魔法使いモチーフでセピアの虹もDorothyも旅路を振り返る曲でありながらアプローチがほんの少し違うだけで曲の雰囲気が変わるのが面白いですね。これが「音楽と物語は一緒に歩く」というコンセプトの醍醐味なんじゃないかなと思っております。
𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒においては同じモチーフの曲を連続で披露するのはこのオズの魔法使いとぷーさんのところだけなんですよね。他のモチーフは間に別モチーフの曲を挟んでいます。これまでのライブでは同じモチーフの曲を連続して披露することで世界観を表現していました。3rdライブではそれをあえて外し、ここぞの場面でオズの魔法使いモチーフを連続で披露しオズの魔法使い≒𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の物語の世界観をより強く印象付けてきました。

風が吹いても雨に濡れても
乾いた心潤せたら
まだ行けそうだよ
嵐の中で華麗に踊るよ

Dorothy

曲調のわりに強めで激しめなダンスもマントが揺れ、翻り、それが嵐にあらがうかのようなパフォーマンスになっているのが印象的でした。
ラスサビでのモニターの𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖のダンスと世界の映像をサブリミナル的にワンカットワンカットで切り替える演出が壮大さを醸し出しつつ𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖が世界の中心。𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖はここにいるぞと訴えかけてきます。ハートが降り注ぐ演出と相まって幻想的な風景となっていました。

旅をすることで様々な愛に出会い、その旅路を振り返り自分自身を愛することができるようになりました。
さらにその先へ。

愛　“ii”　アイ

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Love is a potionからスタートした𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒も大詰め。

Love is a potion
it can be medicine or poison

Love is a potion

愛は薬にも毒にもなる。
この一文で愛にも色々あるというのを端的に表していたんですね。

life is a potion
grow with experience

Love is a potion

命？人生？もしくは自分自身？は経験と共に成長する。
BiRTH（誕生）からこの𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒を経て
永遠
遊戯
家族
熱情
偏執
友情
無償
そして歩いてきた軌跡を振り返り自己愛を抱きしめて今𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖はどこにいるのでしょう。

𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜

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ふたり出会い　なんてcoming

ふたりで愛　なんて神

𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜

#𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖
3rd LIVE TOUR「𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒」

私たちからの愛、届いたかな？？
みんな大好きだよーーー！！💙💚

本当に本当に
ありがとうございました🫶#ハルモエライブ3 https://t.co/JR1jic2Cmo pic.twitter.com/kWReMHprax

— 岩田 陽葵 (@haruki_iwata) September 16, 2024

#𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖 3𝑟𝑑 𝐿𝐼𝑉𝐸 𝑇𝑂𝑈𝑅「𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒」
ありがとうございましたー！

愛ってすごい
愛ってなんでもできる
みんなのおかげで愛が生まれるんだ
ここには確実に愛がありました

本当に本当にいつもありがと🫶

めちゃくちゃ楽しかったです💚 https://t.co/7vjyR4MaZv pic.twitter.com/cvbNm3eFgF

— 小泉萌香◯◇𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖 (@k_moeka_) September 16, 2024

長々と書いてきましたが結局この2人が笑って並んでてくれればそれがいちばんの愛なんですよ。

声優ユニットや声優のソロアーティスト活動でその人のアーティスト性、言うなれば個性や「らしさ」を一体どこに感じるでしょうか。
歌唱する本人が作詞もしくは作曲をしていたり、クリエイター側がその人のパーソナル性に寄せた曲を制作していたら感じることが多いのではないでしょうか。

下記noteより抜粋

𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖に物語はありませんでした。なのでおとぎ話の世界を渡り歩きそこで役を演じてきました。演じること自体が𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖のらしさ、個性だと私は考えていました。多分半分正しくて半分間違っているんだと今は思います。おとぎ話の世界を渡り歩いたことでその軌跡が𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の物語になっていたんです。仮面ライダーディケイドだこれ。
その集大成が𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜です。
この曲が制作されるにあたり𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖2人にかなり密に愛についてヒアリングして、𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖2人も作詞に加わっています。

◯はるもえroom◇

＼作詞MTGメモ公開！／
ニキブログ㉞ ～HyperLoveSong～ vol.2🆙

「HyperLoveSong」の制作裏話について
結構いろいろ見られちゃう記事になっているので
未入会の方はぜひこのタイミングで…👀✨

🔗https://t.co/T4uN7iKJbt#harmoe #はるもえroom #ルームメイト #ニキブログ pic.twitter.com/w8CcKMeX91

— 𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖公式 (@harmoe_official) June 22, 2024

FC限定ですが𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖2人の内面にかなり迫る内容となっています。
今まではおとぎ話の役を演じ世界に寄り添う存在だったのが、この曲で𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖が原作者であり主人公となりました。

これまでcanvas sessionとフリーライブと数回ですが𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜のパフォーマンスを見てきました。いや〜今回のライブパフォーマンスはさすがに別格でした。ライティング、歌唱、ダンス、背景映像そして観客のクラップその全てが𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖を輝かせていました。あまりにも眩しい。

Love Love I’m 

𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜

“ii”とは、愛とはを問い続けたライブ。
𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜ラストで2人がポーズを決め背景映像にライブタイトル𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒がバシッと映し出された瞬間にもうなにも考えられなくなってしまいました。鮮烈、強烈。余韻と絶えない拍手と歓声。この瞬間のために𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒というライブが作られたのではないかと思うほどの完成度と素晴らしさでした。

“ii”とは愛。愛とは𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖。
𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖がここにいる。

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𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒のここが好き！

ここからは衣装ごとのブロックと曲によっては演出にもちょこちょこ言及していきたいと思います。

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𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖公式がなかなかライブ中写真を出してくれないので衣装を思い出したい方はこちらをチェックだ！
顔強〜

楽しいブロック

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ライブ開始時の𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖カラーの白菜衣装。

Love is a potion
カラフル×ジョイフル
twin’s heart beat
Okey◎Dokey！

このブロックです。

コールあり客席降りありで1st2ndライブではあまり多くはなかった方向の楽しいライブ。新しい𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖のライブの形を見ることができたんじゃないかな。
カラフル×ジョイフル→twin’s heart beatの楽しさったらもうすごいんだから。Okey◎Dokey！は𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖公式がペンライトこうしてねってかなり細かく指定してたのに客席降りなんかされたらそんなことしてる余裕あるわけねぇだろうが。

💙”なかのZERO”公演 本日開催💚#𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖 3𝑟𝑑 𝐿𝐼𝑉𝐸 𝑇𝑂𝑈𝑅「𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒」

当日券発売中！🎟️https://t.co/c9bOuJrEwI

◯ペンライトカラーまとめ◇

あくまでも自由参加！無理のない範囲で！
何よりも２人とステージにご注目ください☺️#岩田陽葵 #小泉萌香 pic.twitter.com/n5T6UzaVty

— 𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖公式 (@harmoe_official) September 7, 2024

ペンライトってやってもやらなくてもいいんですよ。私は𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜ではペンライト握らずに手クネクネさせてましたし。楽曲の解釈は人によってバラバラなんですから何色握ったっていいんです。やった方が楽しい曲もあるしやらない方が楽しい曲もある。
ただ曲中に何回も色変えさせるのは勘弁してください。舞台を見たいの。

◯コール＆レスポンス講座◇

＼みんなで一緒に盛り上がろう！／

🍯カラフル×ジョイフル🧸

チケット一般販売受付中！https://t.co/c9bOuJrEwI#岩田陽葵 #小泉萌香 pic.twitter.com/qAPOXKMndj

— 𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖公式 (@harmoe_official) September 6, 2024

◯シンガロング講座◇

＼みんなで一緒に盛り上がろう！／

🍯Honey Drop🐝#𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖 3𝑟𝑑 𝐿𝐼𝑉𝐸 𝑇𝑂𝑈𝑅
「𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒」
ついに明日から…💙💚

9/8 なかのZERO
9/14 ロームシアター京都
9/16 TDCホール

チケット一般販売中！🎟️https://t.co/c9bOuJscmg#岩田陽葵 #小泉萌香 pic.twitter.com/d3mMCpLXHH

— 𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖公式 (@harmoe_official) September 7, 2024

💙”なかのZERO”公演 本日開催💚#𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖 3𝑟𝑑 𝐿𝐼𝑉𝐸 𝑇𝑂𝑈𝑅「𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒」

◯コール＆レスポンス講座◇

🍒👧twin's heart beat👧🍒

9/14 ロームシアター京都
9/16 TDCホール

チケット一般販売中！🎟️https://t.co/c9bOuJrEwI#岩田陽葵 #小泉萌香 pic.twitter.com/Bwwg11s2Yr

— 𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖公式 (@harmoe_official) September 8, 2024

𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖のライブって観客があんまり声出していいかどうかわかんなくて躊躇しちゃってるところがあったと思うんですよ。それをこうやって欲しいというのを公式側から出してくれたおかげで心置きなくできたんじゃないかなと思います。

灼熱ブロック

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ノースリーブの赤いドレスのような衣装が非常にsexyなブロック。

私のヒミツは
night before
アンチクライアント

加減しろバカ！！！！！！！！
強い、強すぎる。あまりにも最高だ。
night beforeは赤い衣装でパフォーマンスしてくれたら嬉しいな〜なんてライブ前は呑気なこと考えていたのですが………実際にお出しさせると心の中を掻きむしられたかのようなぐちゃぐちゃな心境になってしまいましたとさ。3曲しか披露していないのが信じられないほどの満足感と高揚感。
フォロワーが話していたのですがnight beforeはradiiで唯一悪役を倒して終わる物語なので、その後ろに倒される悪役＝villans 楽曲を配置してくるのでは？と予想していました。こういう予想や解釈を色んな方とお話しできたら嬉しいです。

大人〜な𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖最高です。night beforeのアンニュイな岩田陽葵さん（アンニュいわたはるきたむ）ほんま最高。

ぐちゃぐちゃブロック

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岩田陽葵さんがショートパンツにロングブーツ（アルティメット癖）小泉萌香さんがあえてのロングパンツ（アルティメット癖）なパンツスタイルが印象的なこのブロック。

All of me
QUEEN
wait for you
make a pearl
ふわふわpartyつられてhappy 
honey drop

情緒めちゃくちゃだな。
All of meってめちゃくちゃでぐちゃぐちゃな偏執な愛を抱え込んだお話なんですよ。届かなかった一方的な想いは正しくない愛だったかもしれない。でも届かなかったからと言って間違いでもないのかもしれない。そんな愛を抱え込んでも私が私と生きていく。心だけはQUEENでしょと。
そこから一転してwait for youという現代ナイズされたどこかありふれた恋愛観の曲に入ります。しかしこんな私にきっとありふれた恋は似合わない。砂に書いたmake a pearlは波にさらわれて消えてしまいました。

みんな集まれ〜〜！！！！

いや情緒どないなっとんねん。
ふわふわとhoney dropはどちらかといえば最初のブロックのが似合いそうなのでどうしてこういう配置にしたのだろう。わかりませんわ（お手上げ）
このブロックは激しいのとしっとりのと楽曲のバリエーションに富んでいて𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の引き出しの多さを感じますね。honey dropで手を繋ぐときかなり強めにガシッとやるのが好き。
wait for youで腰をクッと折る振り付けがあるのですがそのときの腰のラインが非常にsexy………

超進化した既存曲

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ここで紹介するのは

• アンチクライアント

• QUEEN

• make a pearl

この三曲です。

アンチクライアント
言わずもがなかとは思いますが言っておきます。
時が止まったアレです。

挑戦の終わりは滅びのドア
そこが限界二度とは
出てこないで

アンチクライアント

ここのキックするところで音楽を止め溜めを作ってきました。2ndライブでもキックの振り付けでかなり沸いていましたが溜めを作ったことで驚きと期待感を煽り結果として凄まじい盛り上がりとなりました。銃口を向ける振り付けと新たに追加されたリロード音もありこんなのやってくれるんだ！ってバカみてぇな声出ました。

QUEEN
千秋楽のTDCH公演でかなり音を歪ませてたと思いました。言うなればアニメBLEACHで一護が仮面をつけた時の声のエフェクトみたいなのがAメロとサビで少し強めに使われてたと思います。思うんですがTwitter（現X）で感想漁っても出てこなかったので私の勘違いかもしれないんですよね。おかげでテンションぶち上がってラスサビの跳びポ（蹴るとこ）でぶっ飛びました。後ろの人ごめん。今謝ります。
ダンス自体は変わっていないものと思われますがパンツスタイルなのもあり従者（ダンサー）を椅子に見立てて腰掛ける振り付けがバチバチにキマってて最高でした。衣装が変わるだけで印象もガラッと変わる。

make a pearl
1st以来の登場。
バラードなので前回のパフォーマンスと似たり寄ったりになってしまうのではないかという懸念がありました。そういうのなんていうか知ってる？杞憂って言うんですよ。𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖舐めてましたマジで。
レーザーの光がスクリーンのようになりそこに波の映像が映し出されました。足元に炊かれたスモークも反射して波のような雲のような非常に幻想的で美しい光景がそこにはありました。海に沈む夕日のような観客席のペンライトもそれに拍車をかけ、より世界観を強固にしていたと思います。
ただ1番のポイントはやはり………
2サビ直前で音楽を止めて波の音だけが響きます。背景スクリーンに映し出された砂浜に書かれたmake a pearlの文字。波にさらわれ消えてしまいそこでサビへと入ります。この演出がマジでキマりすぎてて中野公演の初見では気絶するかと思いました。王子へと想いが届かず泡となって消えてしまう人魚姫の姿をこんな形で表現するのかと。何食ってたらこんな演出思いつくんだろう。

All of me

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これを語らずしてなにが𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒感想記事か。
笑ってるのに怖い。無表情なのに裾を掴むことで心情を表現する。スポットライトだけの引き算の演出。映さない背景スクリーン。なにもかもが異様な雰囲気があの空間を支配していました。
岩田陽葵さんが表情豊か（豊かではあるが怖い）なのに対し小泉萌香さんはあまり表情を動かさない。そういう演技プランがあったのかは不明ですが対照的な表情管理だったと思います。
怖い、本当に怖い。笑ってるのに、2人で過ごす未来を嬉々として歌っているのに。言葉にできない不気味さがありました。表情と心情は一致しているはずなのに噛み合っていないというか………そして想いが通じず脆くも壊れてしまいます。笑ってる。今度は心情と表情が一致しない怖さです。階段に座り込むことで顔に影が落ちて表情が見えない。これも不気味さに拍車をかけました。
対して小泉萌香さんはあまり表情を動かさず目線や服の裾を掴むなど本当に細かい一挙一動で想いが壊れた心情を表していたと思います。目を伏せる、逸らす、閉じる。たったそれだけで歌唱に演技をのせる。2人の舞台女優としての強みを存分に生かした演出だったんじゃないかなと思います。
このAll of meという曲は歌割が𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖曲の中ではかなり特殊で2人同時に歌う箇所が1箇所しかありません。ほかの𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖楽曲では歌っていない側はダンスをしていることが多いのですがAll of meはバラードでダンスがありません。そのため歌っていない側はスポットライトが消されるという演出がなされました。
そして2人の歌声が重なる最後の最後に背景スクリーンにも2人が映し出される演出がされました。
この曲もライブで披露することで真の意味で完成した楽曲だと思います。
もう、脱帽です。参った。

最後に

ごちゃごちゃと書いてきましたが𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖からもらった愛を少しでも返せているでしょうか。
この9月の1ヶ月間にいろんな𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖への愛を見てきました。
𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖楽曲を中心にした非公式DJイベントの開催。
𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖イラストの投稿。
フラワースタンド。
ファンレター。
𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖ライブに現地参加。
愛にも色々あって伝え方もまだまだたくさんあるかと思います。もちろん𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の曲を聞くだけでもそれだって愛の形のひとつです。𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖のこと好きだけど何もできてないなんてことはきっとないんですよ。

未来へ

集大成。私はこの言葉が終わりを孕んでるような気がして少し嫌でした。実際𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜と𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒で𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の活動終わりですって言われても納得してしまうくらいの完成度と素晴らしさでした。

𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜で締めくくった本編からアンコールに入りキュリオシティパレット、ふたりピノキオそしてきまぐれチクタックでライブを終えました。
超新星爆発を起こし生まれ直した（でいいのかな）𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖がまわりまわって1stシングルに戻って締めくくるってのがまとまりがあっていいなと思っていました。ただこの終わり方もエンディングテーマ感あるんすよね。中野と京都は新情報なかったし。

💙#𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖 3𝑟𝑑 𝐿𝐼𝑉𝐸 𝑇𝑂𝑈𝑅「𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒」💚
改めてありがとうございました✨

7thシングル「トゥインクル・デイズ」
2025年1月8日発売❣️

harmoeファンクラブライブ2024
〜Christmas Acoustic Live〜
12月25日開催です！🎄

どちらもお楽しみに🙌#岩田陽葵 #小泉萌香 pic.twitter.com/9GwlvK3fw4

— 𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖公式 (@harmoe_official) September 16, 2024

千秋楽で新シングルが公表されてトリ曲が変わりましたよね。
𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖が𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖になるための序章が終わり。𝙃𝙮𝙥𝙚𝙧𝙇𝙤𝙫𝙚𝙎𝙤𝙣𝙜で超新星爆発を起こし、第二章開幕。その第二章の記念すべき第一歩へ向けて。

一寸先は光

そう、ここからが

これはまだ見たことのない
僕に会うための物語

一寸先は光

ここまでお読みいただき誠に！誠にありがとうございました！読んでくださった皆様もぜひ自分の言葉で自分の伝え方で𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖への愛を形にしてみてください。私はそれが見たいのです。
それではまた次の物語でお会いしましょう。

信綱

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おまけ

今回の3rdライブツアー𝒾𝒾’𝓂 𝒽𝑒𝓇𝑒やその前週に行われた非公式DJイベントを経て初めましての方やフォロワーさんのフォロワーさんにたくさんご挨拶させていただきました。こういった縁を少しずつ繋いでいけたらいいなと思います。