虹を見失っていた話(ニジガク6th,7thライブ)
2024年初頭、ニジガク6thライブ横浜公演でニジガクのイベントに現地参加するのは最後にしようかな。なんてことを漠然と考えていました。
※ちょっとネガティブなお話もあるアルティメット自分語りなので苦手な方はブラウザバック推奨です。
はじめに
ニジガクが好きだった。
スクスタが好きだった。
仲間でライバル、ライバルで仲間な関係が好きだった。
スクスタのストーリーと連動した1stライブが好きだった。
アンコールで出てくる一人を観客が決めるのが好きだった。
ソロの新曲を誰がもらえるか選挙で決めるのが好きだった。
物語の中で新たなスクールアイドルの誕生を見れるのが好きだった。
シリーズ初の追加戦士が好きだった。
お互いのソロ曲を交換して披露するシャッフルフェスが好きだった。
スクスタのストーリーの意匠返しのようなアニメが好きだった。
シリーズの本筋から少しそれた外伝的な立ち位置ゆえのフットワークの軽さが好きだった。
そんなニジガクが大好きだった。
無敵級以降今までソロ新曲を選挙で決める企画は行われていない。
栞子、ミア、ランジュ以降はニジガクのスクールアイドルは増えていない。
シャッフルフェスも2度目は開催されていない。
高咲侑も私も数多いる「あなた」の一人だ。
だが「高咲侑=私」ではない。
アニメ化以降というものスクスタ軽視とまではいかないにしろスクスタがやや割を食ってないか?という感覚がおぼろげながらずっとあった。
___そしてスクスタが終わった。
母星を失ったが移住先にスクフェス2が用意された。旧スクフェスとスクスタを足して4で割ったものを与えられ
そこには高咲侑がいた。
私はニジガクの新聞部員になっていた。歩夢の幼馴染でかすみの先輩の私はどこへ行ったんだ。私は誰なんだ。
スクフェス2も終わることが発表された。
平成の化石のような音ゲーをプロセカが支配する令和の世に出して売れるわけねぇだろと思っていたが想像より早く死んだ。
サブスク課金して栞子だけは全種集めていた私が馬鹿みたいじゃないですか。
ええ馬鹿ですよ。
かくして二度の母星の破壊を経てスクスタコンプリートブックの発送遅延もあり冒頭へと戻るのである。
スクスタの弔い合戦を盛大にしてニジガクのライブを現地参加をするのは最後にしよう(咬福論とチェリーボム回収できればいいや)と
私はスクールアイドルを否定しながらも同好会のみんなや歩夢や「あなた」と奇妙な縁で結ばれていった栞子が好きだったのに。全部奪われてしまった。
ニジガク6thライブ横浜公演初日
kagayaki don't forget
え?カガドンだけやってスクスタの供養は終わりですか?
キャストも言及しないしでほんまに低まってしまった。
弔い合戦をする機会すら与えてもらえないというのか。そりゃそうだよなライブタイトルからしてもスクフェス2のイベントストーリーをなぞってるんだから。スクフェス2は弔い合戦するほどの思い入れないです。イベントストーリーは手放しにいいものでした。
アンコールでLLLと2nd曲をやったがそもそもLLLという曲がスクスタのストーリーにおいて生まれた理由がニジガクのコンセプトに沿っていないと思っているので。なんだよ代表は全員って。おてて繋いでみんなで一緒にゴールの徒競走になんの意味があんだよ。LLL好きな人いたらごめん。曲に罪は無いです。
カラオケ大会のうっぷんもあり終演後にKアリーナのバーにフォロワーとぞろぞろ行ってみた。そこで歴史の転換点を目撃………というか歴史を変えた爆心地にいたお話はまた別の機会にでも。
最高のLOVE最高のLIVE
ニジガク6thライブ横浜公演2日目
迷いを捨て、覚悟を決め大好きなニジガクの音楽に、会場の雰囲気に身を委ねた。
アルバム楽曲はどれもバラエティに富んでいた。みんなバラバラだ。このみんなのやりたいことがバラバラな楽しさこそがニジガクの楽しさだなぁ。最近頭でっかちになってしまって音楽は楽しいんだってことを忘れてたかも。
ニジガクコンソールゲーム発売決定
アニメニジガク劇場版完結編
7thライブ開催決定
お知らせにて知らされた情報がまた強く私をニジガクへと引き留めた。
競うことをしなくなり時計の針を進めることもできずに袋小路にハマっていたかと思われたニジガクの物語がまた歩き出す。完結編と銘打った劇場版の決定は終わりの寂しさもある。だが時計の針を止め緩やかに終わっていくならそれはスクールアイドルとしては死んでいるのと同義ではないか?12人のスクールアイドルと1人の「あなた」の結末に強く興味を惹かれた。
そしてダブルアンコールで2度目の披露となったFly with you!!
思えば歩いてきた道を振り返り足元に残った足跡を見つめてばかりで虹を見失っていた。足元に虹は出ないのに。当時はスクフェス2が終わることが発表されてこれからのニジガクに期待が持てなくなってしまっていた。私の弱さが招いた結果だ。
だがダブルアンコールで大合唱したFly with You!!が空だけでなく私の胸にも虹をかけてくれた。
スクスタはリリースが遅れに遅れた
アニメ化の予定はなかった
2ndライブは無観客だった
3rdは西武球場の座席を間引いて客の声出しもなかった
スクスタのストーリーはあることないこと炎上させられた
ニジガクはいくつもの苦境に見舞われた。でもその度に乗り越えたじゃないか。そんなことも忘れてしまっていたのか私は。
だからスクスタが無くなろうがスクフェス2が無くなろうがきっと大丈夫。ダブルアンコールのFly with You!!はそう予感させるには十分すぎるほどのパフォーマンスと会場の雰囲気だった。
最高のもっと先へ
完結編1章を経て開催された7thライブ。
完結編にて一回りも二回りも成長したスクールアイドルたちのソロパフォーマンス。Eutopia との対比が美しいPHOENIX がやはり私の中では1番です。
テレビアニメを振り返るかのようなセットリスト。
これはきっと不完全な状態で開催され披露されたテレビアニメ1期の曲たちの、3rdライブのリベンジだ。満員の客席、大歓声。当時とは優木せつ菜役が変わってしまっており、もう戻らない日々に少し思いを馳せる。あの日届けられなかった満員の客席からのwow wow wowコールをどこかで聞いていてくれただろうか。
そして6thに続いて7thでもFly with You!!が披露された。6th2日目に私をニジガクへと繋ぎ止めてくれた曲がまた再び披露され感極まって泣いてしまった。
アニメ化の予定がなかった作品がこれから劇場版完結編2章、3章と公開が待っている。
シリーズのどこよりも早く7thライブを開催した。そして2万席のKアリーナを単独で埋め切った。
色んな苦境を乗り越え夢を叶えてきた今のニジガクに期待するなという方が無茶な話だ。
ある先輩は最後を伝えるためにその場に立った。ある先輩はその場所すら通過点とし2度も満員にした。その場所にニジガクも自らの足で立って欲しい。
ニジガク東京ドーム単独公演
最高のもっと先にそんな未来が待っていると信じています。
信綱