初心者カメラ講座#008_ISO感度とは
こんにちは。
マニュアル操作の絞り・シャッタースピード・ISO感度の3つの最後である、ISO感度についてのnoteになります。
ISO感度とは
ISO感度とは、カメラのセンサーが光に対してどれだけ敏感かを示す数値で、カメラ内でレンズから入ってきた光をどのくらい増幅させるかの指標です。
国際標準化機構(ISO)によって定められた世界共通の規格で、日本では「いそかんど」と読みます。
この光をどのくらい増幅させるかという部分がとても大事です。
「増幅させることで光を簡単に取り込めるじゃん」という考えをカメラ初心者の私はしていましたが、実はここに落とし穴があるんです。
ISO感度の調整とその効果
ISO感度を上げる
ISO感度を上げることで、少ない光量でも明るい写真を撮ることができます。
たとえば、暗い室内でシャッタースピードが遅く手ブレや被写体ブレが発生する場合は、ISO感度を上げてシャッタースピードを速くすることでブレを抑えることができます。
ISO感度を上げがちなシチュエーションは以下の通りです。
夜景撮影
室内撮影
比較的、暗くなりがちな状況でISO感度を上げることが多いです。
しかし、ISO感度を上げれば上げるだけ良いものでもありません。
無理矢理増幅して光を取り込むことになるので、画質が荒くなります。
これをノイズが出ると言います。
ISO感度が変化すると、以下の写真のような違いが出てきます。
ISO100に比べて、ISO6400の方がザラザラしている感じがおわかりいただけますでしょうか?
これがノイズです。
Lightroomでのレタッチ作業である程度は処理できてくるのですが、撮影時からISO感度は下げられると良いです。
ISO感度を下げる
ISO感度を低くすると、より多くの光量が必要になり、濃密な色彩と高い画質を実現できます。
ただし、光量の少ない環境では露出アンダーになりやすいというデメリットがあります。
上述の通り、ISO感度は低い方が良い場合が多いのですが、ISO感度で光を取り込みきれない場合は、絞り・シャッタースピードでの調整が必要になってきます。
ISO感度を下げることが多いシチュエーションとしては、以下の通りです。
屋外(晴れの日)
照明がかなり効いている屋内
ISO感度調整の際の注意
上述の通り、ISO感度は低い方がありがたいことが多いです。
そのため、マニュアル操作の中では一番調整をしないことが多い部分になります。
撮影する際の優先順位によるのですが、普通の屋外撮影(ポートレートなど)では、私はISO100に設定しています。
そこで、レンズの焦点距離やシチュエーションに応じて絞りとシャッタースピードを決め、それでも光の量が少ないと感じたときはISO200から徐々に増やしていく形です。
この詳細については、また別のnoteで記入できればと思います。
まとめ
今回はISO感度についてご紹介いたしました。
先日のnoteの絞り・シャッタースピードとともに覚えれば、基本的なマニュアル操作については大丈夫だと思います。
次回は、マニュアル操作の際に気をつけていることについて書いていければと思います。
引き続き、よろしくお願いします!
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