#SPAN18 Helsinkiに決定
SPANはGoogle Design(@GoogleDesign) ※ がデザインとテクノロジーの結びつきを考える、をコンセプトに、2015年から年2回(程度)毎年開催されているデザイナーのための招待制デザインイベントです。毎回、Google Design ※ がデザインにゆかりのある都市を選んで、各開催都市の文化やデザイン理念、地域性を取り組んだテクノロジー、アカデミックデザインなどから多岐にわたるテーマで深い議論を行うイベントです。
※あくまでGoogle Design主催でGoogle主催ではない、というのもあるようですが、今年はしっかりと Hosted by Googleと書かれてます。
毎回、デザインとテクノロジー+開催都市 というわりと大雑把な切り口でテーマが定まるので、あまりデザインの歴史的背景や知識がないと雑多な印象を受けなくもないですが、ある程度デザイン運動の歴史っぽいものを知っていると、ほほう、という感じもしなくもないセレクションです(Google Designチームの好みが色濃く出ている、とも言えますw)
Googleがもつインターネット技術や最先端のデジタルデザイン、SIGGRAPHのようなテッキーなインタラクション/インスタレーションのつもりで参加すると、かなりズッコケます(笑)。WIREDよりも美術手帳のイメージをもつとちょうどいい感じです。
今まで、2015年にNew YorkとLondon、2016年は東京とLA、去年は米国Pittsuburghと英国ニューキャッスル、そしてメキシコ市と7箇所で行われてきました(SPANの前年にFORM 2014という大掛かりなデザインイベントがあったのでこれも入れると計8回開催されてきています。)
そして、2018年の第一回目はヘルシンキ、11月1日開催に決まりました。
ヘルシンキといえば、フィンランドデザイン。
フィンランドのデザインは北欧デザイン(スカンジナビアデザイン)と一緒になりがちですが、特にフィンランドは、ガラス陶芸や自然との調和を重視した独特な色使いや丸みを帯びた家具デザイン、近未来的な建築デザインが有名です。
2001年宇宙の旅にも出てきたBall Chairも有名ですね。
あと共通一次試験で話題になったムーミンw
個人的にはヘルシンキというと、工芸や家具よりもNokiaのイメージが強いです。razorfishが1999年にNokiaと共同で立ち上げたmobile laboratoryのイメージが強いです。今もモバイル強いか知らないですが。
このイベントは招待制ということもあり、参加するのは敷居が高いのですが、参加登録枠も少しだけ受け付けているみたいなので、興味ある人はこちらのRSVPに登録してみるのも良いかと思います。
ちなみに確実に参加する方法は、招待されている人(主に開催都市に住んでいて現地でリーダーシップなデザイナー)に推薦してもらうのが確実です。招待されているデザイナーは参加すべきデザイナー推薦枠というのがあるとかないとか。
去年のPittsburghの雰囲気は会場から呟いてたのでそれを見るとちょっと伝わるかもしれません。デザイナーが多いイベントらしくあまり会場からツイートしてる人いませんでした :-)
そしてハイライトビデオはこちら
以上。