去年から仕込んでいた件(1/2)
初投稿が去年の3月で、ずいぶん間が空いてしまいました。
前回以降に仕込んでいた件についてお伝えします。
水の町水前寺
熊本県は水資源が豊かなところで、特に熊本市では上水道を地下水でまかなっています。市内で何箇所も地下水が湧き出していて、特に水前寺地区は自然と歴史・文化と多様な資源に恵まれています。見出しの画像は水前寺江津湖公園の一部、芭蕉園と呼ばれるところで、まるで熱帯のジャングルのように見える不思議な場所です。
来て見て体験できる返礼品づくり
この水前寺に職場がある関係で地元のお祭り「水まち水前寺にぎわい祭り」で運営費を調達するクラウドファンディング(クラファン)の企画を担当するようになりました。これまでクラファンで用意していた返礼品はお礼の手紙、お祭り当日に使える金券、水前寺の飲食店で使える食券などでしたが2022年には「地元の人が案内する街歩きコース」というアクティビティが用意されていました。地元の人しか知らない良さを提供し、楽しんでもらうというアイデアを元に、これまで企画してきたコスプレイベントのノウハウを加え、「3/2と3/3に水前寺の各地でコスプレのテスト撮影ができる権利」を作ることができました。
『第8回水まち水前寺にぎわい祭り』プロジェクト
客層でマトリクスを組んでみる
僕がよくやる手法が2軸のマトリクスを組んで現状分析し、打ち手を考えるというものです。今回は水前寺に来たことが「ある・ない」と「近くに住んでいる・遠くに住んでいる」の二軸で考えてみました。
水前寺に来たことがある 来たことがない
近くに住んでいる A B
遠くに住んでいる C D
これまでの水前寺がターゲットにしていた層は
「遠くに住んでいる」×「来たことがない」Dのカテゴリーでした。
「遠くに住んでいる」×「来たことがある」Cはリピーターで、
母数になるDの中から確保をしていました。
ところが人口減少時代でメインターゲットだったDのカテゴリーが減り、
新型コロナの感染拡大が減少に拍車をかけました。
その中で近くに住んでいるのに来たことがないカテゴリーBをどうすればカテゴリーAにできるか。水前寺に様々な観光資源というモノがあっても来ない人に特別な体験というコトを提供して近くの人に来てもらおう、コスプレ撮影がその特別な体験の一つになるのでは、と考えました。
説明と合意の積み重ね
このテスト撮影の企画にあたり、水まち水前寺実行委員会メンバーで話し合って水前寺参道商店街に許可をいただき、ジェーンス邸を管理する市役所文化財課や水前寺江津湖公園を管理する東区土木センター維持課と協議してきました。クラファンの公開後、テスト撮影返礼品の申し込み数が更衣室と比べて余裕があることもあり、追加募集の用意を進めています。
サンプル写真(撮影可能な場所の一部)
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