CMモデル時代の思い出話しましょう(撮影秘話 No.2)
前回の<CMモデル時代の思い出話しましょう(撮影秘話 No.1)>で、手タレのお話をさせていただきましたが、記事アップ後、アッ!そうだった!と気づいたのですが・・・。
実は、いつも、ご愛読いただいております、【勝手に人生相談】のタイトルバック画像の両手は、やまのぼ 本人の手なのです。👇
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今回のお話は、某医療保険のCF撮影秘話です。
中年ご夫婦を診察中のシーンなのですが、もちろんご夫婦も、別々の事務所から参加されたモデルさんです。ところが、息の合った演技力で、本当のご夫婦のようでした。
やまのぼ は、クリップボードを左手に、ボールペンを右手に、自然に持って、話しているようですが、ボードの角度や、ボールペンの持ち方、聴診器の掛け方など、細かく指示が出ていました。
そして、カメラワークは、ちょっとした映画の撮影のようでした。
立派なカメラ移動用の本格的なレールが設けられ、医師と患者夫婦の撮り分けを、大きくパンさせながら、何度も撮り直しましたッけ。
そのカメラの角度を変更させている、ちょっとした空き時間に、専属のヘアメイクさんが、やまのぼ らモデルの髪の毛に櫛を通してくれるのですが・・・。
『一端の俳優になった・・・』なんて、そのとき、ちっぴりイイ気分になっていたことを、折に触れて思い出します。
ところで、動画なのですから、口の動きまで、撮られますよね・・・。そこで「何と?話せばいいのですか?」と素朴な質問を、スタッフの誰に聞くともなく、独り言のように呟いていると・・・。
カメラを回していた貫禄ある男性の発した言葉に ビツクリ!
「何でもいいや!みかん!柿!リンゴ!とでも言っとけば・・・」
にわかに、構築した俳優気取りの優越感は、轟音と共に木っ端微塵に、その場に砕け散りました!
あの方が、多分、監督さんだったのでしょう!けど・・・。口の動きを細かくチェックされれば、何て?言ってるかわかると思いますが・・・。
CMモデルなんて、制作スタッフさんから見れば、その辺に転がっている石ころみたいな存在なんだ!と思い知らされました。
あの時、平常心を取り戻すのに、患者さん夫婦役のモデルさんたちと、顔を見合わせながら、かなりの時間を費やしたと記憶しています。
でも、患者ご主人役の男性モデルさんに、「先生!わたし!最近・・・」と、機転を利かせていただき、それに乗じて「主人!大丈夫でしょうか?」と、奥様役のモデルさんが被せて続く。
やまのぼ医師は、「大丈夫!先進医療も充実してますから・・・」とかなんとか、診察している風なアドリブ演技で、無事撮影は終了しました。
CMモデル時代の思い出話しましょう(撮影秘話 No.3)も読んでみょう👉
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