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【勝手に人生相談 No.518】義理の親から入学祝いなし ( 北海道 50代女性)


▼ご相談内容▼

50代のパート女性。

2年前に娘が専門学校に入学した際、義理の親から祝い金をもらっておらず、それがいまだに忘れられません。

3歳上の息子が大学に入学した時や、成人した時は、義理の親から祝い金をもらいました。

私の実家からはもらっています。

夫は「忘れているだけ」と言いますが、そんなわけがありません。浅ましいと思いつつ、気になっています。

思い切って義理の親に「もらってない」と言うべきでしょうか。

義理の親は年金も多く受け取っており、夫の妹に小遣いを渡しています。夫は「そういうことは嫌い」と言ってもらっていません。

我が家だけ損をしていて、悔しいです。

夫にこの件を話したら「ごめん」と言われました。そう言われると、義理の親に言いづらいです。お金のことは忘れるべきですか。

北海道・50代女性

▼やまのぼ回答▼

 悩むまでもありません。

 2年も前のことを、今頃蒸し返して、何をどのようにしようと、お考えなのでしょう。理解に苦しむばかりです。

 「もらってない」と、義理の親御さんに言えば、「あら!ゴメンなさい!忘れていたわ」って、あなたの娘さんのために、お祝いの金品を下さるのでしょうか。
 
 それとも、「・・・」絶句されて、親戚関係にヒビが入り、ご主人との関係や、娘さんとの関係も、修復不可能になりかねないとは、お思いになりませんか。

 大方の人は、あきらかに、後者の状況を予想することでしょう。

 いまさら、持ち出しても、だれも幸せになりません。仮に、親御さんがお祝いを用意されても、今まで通りの付き合いはできなくなります。

 親御さんのあなたを見る目が、変わってしまうことは、火を見るより明らかなことです。

 それに、案外、頂けなかったのは、あなた方ご家族の接し方に、不愉快さを感じておられたのかも知れません。

 攻撃する前に、ご自分の言動を顧みることも必要だと思います。

 芭蕉の句に、「物言えば唇寒し秋の風」という有名な句があります。まさに、この心境を味わうことになります。

 子どもなら天真爛漫で、言いたい放題も可愛いものですが、大人なら、言葉を飲み込むことも、時として必要なことなのです。

 ましてや、ご主人の「ごめん」という謝罪の言葉で、すべて解決した案件なのですから。

 もっと、ご家族のことを、大切にしましょう。
 
 暴走は大事なものをすべて失うことになります。それこそ、お金では買えない、信頼や愛情など、大切なものまで失ってしまうことになりかねません。

 


▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.519】神奈川県・50代女性のご相談です。「母の面倒をみると聞かぬ兄」を、予定しております。

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