【人間観察】「夜分」ていつ頃のこと?
「<夜分>っていつからのことなの?」
先日、唐突に友人のSさんが<やまのぼ>に聞いてきた。Sさん曰く「友だちに携帯メールをしたのよ、そうしたら<夜分>に失礼じゃないって言われちゃったんだけど・・・」
「そうだな~8時頃からかな?・・・いや9時以降かな?」<やまのぼ>は生半可な返事をした。
<夜分>といっても、その人の<ライフスタイル>によるところが多い。8時に寝る人もいるだろうし、<やまのぼ>みたいに夜中の1時頃まで起きている人もいるだろう。
「ところで、それってメールなんだろう?だったら<夜分>もなにもないだろう?」<やまのぼ>は、Sさんに素朴な疑問を問うた。
「なんだけれど・・・彼女は<携帯>を枕元に置いているので・・・マナーモードのバイブレーションで、目が覚めた!ってご立腹なのよ!」
「だったら、消しておくなり、遠くに置くなりすればいい!」「ワタシもそう思うんだけど・・・『ひょっとして、緊急の連絡が入るかもしれないし・・・』って友だちは言うのよ・・・」
「なんだい!それは・・・だったら<夜分>もクソもないじゃあないか!」
「だからこそ!緊急でないのなら<夜分>には携帯メールもしないで欲しいって・・・だからさあ~<夜分>っていつからのことなのよ・・・」
「それじゃあ~!メールの一番便利な使い方が出来てない・・・」<やまのぼ>は不満そうに言った。
そもそもメールは、<相手>の都合を気にせず<こちらの都合>で連絡出来るし、受けた<相手>は<相手の都合のいいとき>に読めるから、とても<便利>なのだ。と、そのときまで思い込んでいた。
「夜分に失礼します」とは、メールに一番不要な<挨拶文>だろう、電話でもあるまいし・・・。という、自己中の<やまのぼ>は、大きな考え違いをしていたようだ。