【勝手に人生相談】二股かけた元彼を忘れられず・・・(京都府・20代女性)
雑誌や、新聞などに掲載され、高名な先生方の回答済みの人生相談の中から、この【勝手に人生相談】にピックアップ。身の程知らずの<やまのぼ>が、その相談に対する、独自の回答を試みています。
▼ご相談内容▼
20代の女性。二股をかけられ別れた元彼が憎くて忘れられません。
数ヶ月の交際中に、彼は別の女性とも付き合っていました。発覚すると泣きながら「絶対に別れる」と私にすがりついたのに別れておらず、3度目の発覚時に私から去りました。
私と別れてわずか半年でその彼女と結婚。今も彼のSNSを見てしまうのですが、とても幸せそうなのです。私はコロナ禍に直面して仕事も人間関係もうまくいかず、人生のどん底を味わいました。
その彼女の立場は本当は私だったのにと思わずにいられません。
彼を見返すには彼より幸せになることだと思うのですが、結婚している彼より幸せなことなんてあるのでしょうか。
二股をかける以外は男性としても人としても完璧だったので、誰と付き合っても満たされません。私は一生このままなのでしょうか。
(京都府・20代女)
▼やまのぼ回答▼
ご相談者は、まだお若いから多分、ご存知ないでしょうが、こういう諺があります。
死んだ子の歳を数えるようなことはしないこと!
これは、今さら言ってもどうにもならないことを、くよくよと思い煩うな!という意味です。
可愛かったわが子を、不慮の死で失くした親御さんは、例外なく、「あの子が生きていたら、今頃は・・・」と、いつまでも悼む心情を、宥めたものです。
つまり、過去の事実は受け止めるしかない!ということです。大切な時間の無駄使いに終わるだけです。
ところで、ご相談者の考え方には、誤りが数々あります。
まず、「悲劇のヒロイン願望」といいますか、「被害者意識」に燃えていることです。
考え方を変えてみましょう!
若いお二人に、ご縁がなかっただけなのです。裏切られたわけではないのです。あくまでも、対等な関係です。彼にとっても、あなたと別れたことが、マズイ選択だったかも知れません!将来という時が決めることです。
また、「人生のどん底を味わった」とは、大袈裟です。
あなたは、まだまだお若い!人生100年時代。まだその五分の一しか生きていません。
これからの方が長いのです。いまより、もっともっと厳しい境遇が待ち受けているかも知れませんし、逆に楽しいこともいっぱい待ち受けているのです。
「彼を見返すには」など、「彼のこと」を引きずった人生は、味気ないですが、あえて言うならば、きれいサッパリ「彼」のことを忘れ去ることです。
最後になりますが、「私は一生このままなのでしょうか」は、あなたがどうにでもできることです。というか、あなたしか、どうにもできません。
過去にくよくよせず、輝かしい未来に向かって、深呼吸をひとつすればいいのです。
「人生」という名の、とても美味しいスイーツを、まだ五分の一しか、お食べになっておられません。
「苦境」も過ぎ去って思えば、味わい深い「経験」という美味しい味に変わってくれますから。
★次回の【勝手に人生相談】は、埼玉県・60代男性のご相談です。「社内の女性にフラれた」を、予定しております。