【勝手に人生相談 No.333】遠方で独居 90歳母が心配 (埼玉県・60代女性)
▼ご相談内容▼
60代主婦。
遠くに住む90歳の母は、30年前に父が亡くなってから、一人暮らしです。
コロナ禍もあり帰省していませんが、元気そうです。
ただ、いつまで一人暮らしを続けられるか不安です。母が近所付き合いが上手で、色々な人と交流しています。最低限の介護サービスは受けています。
同居するか、我が家の近くの高齢者住宅に住んでみてはと何回か誘ったのですが、やっぱりここがいいと言っています。
ちなみに、今の実家は父の定年後に移り住んだ家で、私にとって故郷ではありません。
歳を重ねて意固地になったのか、私への批判ばかりで、「私はいつどうなっても仕方ない年齢だから、自分のことを考えなさい」と言い続けています。
経済的援助は毎月しており、母はそれで、十分と言います。
とるべき行動をご指導ください。
▼やまのぼ回答▼
あなたほど、お幸せな方はおられません！
子孝行のお母さまに愛されておられるのですから。あなたと同年代の60歳頃から、おひとりで生活されてきた実績には、学ぶべきことが山ほどあると思います。
お母さまには、30年にも及ぶ未亡人生活で、培われた人生訓がたくさんおありのはずです。
多分、そのコアな部分に、元気で自分のことが出来る限り、お子さまであるあなたには、面倒をかけたくない！という意気込みがおありだと確信します。
いわば、それが高齢になられても、矍鑠とされていらっしやる、第一の理由なのでしょう。
そんな、人生の生き甲斐を、あなたは奪い取ろうとされているのですから、ある意味、残酷なことかもしれません。
あなたは、この世に生を受けてから今日まで、お母さまには、折に触れ認められ育てられてきました。
今度は、あなたがお母さまのやりたいようにさせてあげ、認めてあげる番だと思います。
育ててもらった、恩返しができる時期を迎えられる、幸せを味わえるときだとも思います。
お母さまの人生を、お母さまの思うがままに、生きて行けるように、今は静かに見守ってあげればいいのだと思います。
それが、一番の親孝行になると確信します！
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.334】千葉県・50代女性のご相談です。「弟一家を優遇する実家の母」を、予定しております。
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