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【勝手に人生相談 No.528】月10回 夫が女性と飲みに ( 東京都 60代女性)


▼ご相談内容▼

60代後半の女性。

夫は退職後も、元同僚の女性を誘って、月に10回ぐらい、飲みに出かけます。

誘う女性は何人かいますが、たいていは2人きりで、たまに数人で飲みに行きます。使うお金は、1回1万~3万円、多いときは5万円以上のこともあります。

夫に同性の友達はいません。

それも異常なことだと思いますが、いくら元同僚でも、赤の他人にそんなにお金を使うのはおかしいと思います。

女性たちも夫がお金を払うのが当たり前だと思っていて、感謝のかけらも感じられず、腹立たしいです。

そんな無駄なお金を使うくらいなら、子どもや孫に使ってほしいです。

私がそう伝えると「彼女たちとおしゃべりしながら飲むのが楽しい。趣味だと思ってくれ」と言われました。

せめて回数を減らしてほしいですし、他の趣味を探してほしいです。

東京都・60代女性

▼やまのぼ回答▼

 「コップの水理論」をご存知でしょうか。

 もともとは経営学者のドラッガーが説いた経営理論の一つだそうです。

 コップに半分の水が入っているという事実に対して、「半分しかない」というネガティブな視点が「まだ半分もある」というポジティブな視点に変わるとイノベーションが生まれるというお話がベースになっています。

 つまり、見方や考え方を変化することで、同じ状況でも真逆な、気持ちになるとも拡大解釈できます。

 ご主人が、特定な女性に特別な感情を抱いている!と嫉妬するのではなく、事実は女性の方が好意を寄せているのかもしれません。

 もっといえば、女性たちはあなたのご主人のフトコロ具合だけに、惚れているだけかもしれません。

 ご主人も、そんなことは重々承知のうえで付き合っているのかもしれません。つまり熟年男女のウインウインのゲームを愉しんでいるだけだと思います。

 その証拠に、あなたはご主人が誰と飲みに行って、いくら使ったなんて、こと細かくご存知だからです。

 たとえば、あなたが危惧する男女関係なら、そんなことは口が滑っても、ペラペラ喋らない方が普通です。

 よしんば、ご主人が、そのウラのウラの手を使っているとしても、あなたのことを、いの一番に大切に思っていると確信します。

 月に10回、異性と飲みに行こうが、あなたの元へ帰って来られるわけですから、それは間違いありません。

 ところで、「たまには、私も連れてって」って、甘えてみればどうでしょう?ご主人の趣味に付き合うという手が、一番いいお灸になるかと思いますが。

 人生は、すべからく、コップの水はまだ半分もあるという、ポジティブに考えるようにしましよう!

 

 

▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.529】長野県・50代男性のご相談です。「亡き母を<かわいい>って失礼か」を、予定しております。

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