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【勝手に人生相談 No.282】知人へのみやげを私に頼む母 (茨城県・40代女性)

▼ご相談内容▼

40代の会社員女性。

遠方に住む実家の60代の母と、みやげに対する認識が違うことについて相談です。

コ■ナ禍前は年に数回、海外旅行しており、行くたびに母から、みやげを買ってくるように頼まれました。

母の知人や同僚向けで、私にとっては全くの他人です。

数も多く、持ち帰るのも負担なため、断りたいのですが、つい受諾してしまい、毎回後悔しています。

みやげは相手の好むものを選び、簡単なみやげ話とともに渡すのだと思います。会ったこともない人が選んだ品をもらってうれしいのでしょうか。

私の考えを何度か話しましたが、母は意に介しません。

日頃お世話になっている人へのお礼なら、お中元やお歳暮を贈ったらと提案したこともありますが、聞き流されました。

これから海外旅行に行く機会ができそうですが、また頼まれるかと思うと気が重いです。

親子仲は良いので、旅行に行く前に連絡をしないのも不自然です。

上手に断る方法か、私の考えを母に理解してもらえる方法はありますか。

茨城県・40代女性

▼やまのぼ回答▼

 あなたの優しさと、生真面目さが伝わってくるご相談内容です。お母さまとの仲の良さも、とても感じられ、ほほえましいご関係が、目に浮かびます。

 さて、おみやげの本来の意味は、あなたのお考えの通り、ご本人が行かれた、旅行先からの品を指すのでしょうが、なにも、それに限ったことでもありません。

 本来、みやげの意味には、知人や縁者の家宅など訪問先へ、訪れる際に感謝を込めて持参する進物のこともあります。でも、こちらは手みやげと言います。

 いずれにしても、おみやげも手みやげも、相手先への心使いに変わりはありません。心使いと言う目には見えない情を、形に変えてお届けする品物なのです。

 そこで、お母さまにご理解いただけないのなら、あなたの考え方を変えてみましょう。

 お母さまから頼まれ、お母さまへお渡しするおみやげは、お母さまへの手みやげと考えるのです。仲のいいお母さまには、常日頃の感謝を込めて、あげればいいことです。立派な親孝行です!

 そのみやげの行先は、お母さん次第なのです。あなたが、詮索するから、心が痛むのでしょう。

 案外、お母さまは、そのおみやげを、あなたの自慢話のきっかけに使っているのかもしれません。

「これは、わたしの娘のおみやげで、そのおすそわけです」とか、何とか言って、チャッカリ娘自慢をしているかもしれません。

 でも、できらば、いまのままの仲良し関係を続けるためにも、その都度旅行計画の報告は、しない方がお互いのためかもしれませんね。



▼次回のご相談予告▼

次回の【勝手に人生相談 No.283】兵庫県・30代男性のご相談です。「イラつく妻と離婚すべきか」を、予定しております。


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