【超短編小説】遠(その7)#140字小説
最近、一人暮のオレを訪ねて来る人が急に増えた。どこで、調べて来るのか、こんな辺鄙な田舎に訪れる。電車を乗り継いで、今日も見知らぬご婦人が、遠縁だと言って玄関に立った。でも、話し込めば、記憶にない土地に、いるはずのない「またいとこ」だという始末。高額な宝くじに当たった所為だろうか?
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最近、一人暮のオレを訪ねて来る人が急に増えた。どこで、調べて来るのか、こんな辺鄙な田舎に訪れる。電車を乗り継いで、今日も見知らぬご婦人が、遠縁だと言って玄関に立った。でも、話し込めば、記憶にない土地に、いるはずのない「またいとこ」だという始末。高額な宝くじに当たった所為だろうか?
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